15th Anniversary Minori Chihara Birthday Live -Everybody Jump!!-

みんなではじけよう、サンクチュアリィで。

2014年、みのりんのデビュー10周年とバースデーを祝した、再びの武道館ライブから、5年が経ちました。

今度は、もうちょっとこぢんまりとした、お台場のZepp TokyoZepp Divercityではない)で、15周年記念を兼ねたバースデーライブがあり、今回も会社を休んでまで行きました。

セットリスト

1 純白サンクチュアリィ
2 君がくれたあの日
3 Melty tale storage
4 雨上がりの花よ咲け
5 Paradise Lost
6 Tomorrow's chance
7 PRECIOUS ONE
8 優しい忘却
9 Freedom Dreamer
10 Defection
11 KEY FOR LIFE
12 Planet patrol
13 TERMINATED
14 Celestial Diva
15 ZONE//ALONE
16 SELF PRODUCER
17 この世界は僕らを待っていた
18 境界の彼方
19 FOOL THE WORLD
20 向かい風に打たれながら
21 会いたかった空
22 ありがとう、だいすき
23
24 みちしるべ
25 Remained dream
26 エイミー
E1 Lush march!!
E2 Christmas Night
E3 We are stars!
E4 Freedom dreamer

15年の歴史をたどる旅 -Minori's GALAXY-

この15年で、みのりんは26枚シングルを出しています。ということで、今回はシングルのA面曲を発売順に全部歌っていました。ただし、ランティスに入ってからのシングルのみです。

みのりんのシングルはA面の全曲でミュージックビデオを作っており、後ろで流していました。

ちなみに、奈々さんも東京ドームで似たようなセトリを組んでいたことがありました。

同じ曲を2回も!?

タイトルに「Everybody Jump!!」とある通り、Freedom Dreamerが歌われました。シングルのA面曲を発売順に歌っていたので、9曲目に入っていますが、最後の締めもこの曲でした。

極めて異例の「同じ曲を2回も歌う」ということですが、アンコールなので別に同じ曲を2回歌っても間違いではありません。

その結果、30曲歌うという前代未聞の事態になりました。奈々さんですら、最多記録は29曲(LIVE DIAMOND、西武ドームで初開催)です。実際は29曲で最多タイです。

D-Formation以来のえげつないセトリになった、と、みのりんはケニーに話しましたが、その時はケニーはいませんでした。三宮で見た記憶がありません。

あっ、言っちゃった!

みのりんは年齢を公表していません。しかし、過去に何度か言ってしまったことがあり、今回もまた言ってしまいました。

ケニーが「40何歳の…」などと言ってしまい、みのりんも吹っ切れたのか「サンキュー(39)の歳になって…」だの「この歳まで独身でいるなんて思ってなかった!」などと言っていました。

事実上、本人の口から年齢が公表されたということであり、これで「みのりんは奈々さんなどと同じく1980年生まれ」の裏が取れました。いわゆる“松坂世代”です。
ただし、奈々さんとは学年が1年違いです。(奈々さんは1月21日、みのりんは11月18日生まれのため)

それと同時に、「みのりんと奈々さんは共通点が結構多い」というのもわかりました。

発表がいっぱい

15周年記念のプロジェクトは水面下で動いていたようで、最後にまとめて発表されました。

  1. 27thシングル
  2. ベストアルバム
  3. オーケストラコンサート
  4. ファンクラブ限定キャラソンライブ
  5. 写真集(ハワイで撮影)
  6. サブスクリプションサービスで配信開始
  7. 来年も河口湖でライブ

とりあえず、河口湖とナゴヤドーム(奈々さん)が被らずに済みました。

また、27thシングルの「Christmas Night」を歌っていましたが、ペンライトはきちんと赤・緑・白の3色がそろっていました。

15年目の想い

純白サンクチュアリィ」で、みのりんに出会ってから12年。
ある日初めて耳にして、その美しい歌声にやられました。それ以降、みのりんの曲は全部買い込んで聞いています。

最初は、その歌唱力から「奈々さんがもう一人いる」と思っていました。
歌唱力は確かなものがある、というのは最初にわかりましたが、みのりんにはそれだけではない魅力があることに気が付きました。

そのおかげで、干支が1周してもファンを続けていられます。

みのりんは、私に生きる力をくれる、唯一無二の存在です。

今年も網干にやってきた

今年も、「網干総合車両所ふれあいフェア」へ足を運んできました。

今回は、昨年なかったものを中心に取り上げます。

Aシート

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223系「Aシート」車

その昔、京阪神地区の快速(関東で言うところの中距離電車)にもグリーン車がありましたが、利用状況が芳しくないため1980年10月のダイヤ改正で廃止されました。

ところが、30年以上時が下って、京阪電車に「プレミアムカー」が登場して好評を博すなど、特別料金を必要とする上位クラスの座席が求められるようになりました。
そこでJR西日本も、新快速に上位クラスの座席を導入することとなり、先日のダイヤ改正で「Aシート」として導入されました。

手始めに、223系1000番台の付属編成(V編成)2本を改造して、姫路(平日のみ1往復が網干発着)~野洲の2往復で運行されており、米原敦賀湖西線には顔を出していません。

側面のみ色が変わっており、中央のドアを封鎖したこともあって521系125系を掛け合わせたかのように見えます。先頭部分は色が変わっていません。

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「Aシート」の座席

中距離電車にしてはやけに装備が充実しており、座席は287系と同等のものですが、全席に100Vコンセントが付いている*1ほか、無料Wi-Fiサービスも展開されています。これらは、JR東日本中距離電車グリーン車でもまだ付いていない*2装備です。

ただし、事前にきっぷを買って座席指定を受けてから乗る京阪電車プレミアムカー*3とは異なり、乗って着席してから料金を支払うシステムのため、乗らないと空席があるかどうかわかりません。姫路駅ですでに満席のこともあり、実際に京都駅まで利用した際は大阪駅まで座れなかった、ということもありました。この点を改善しないと過去のグリーン車と同じく大失敗するでしょう。

なお、JR東日本中距離電車グリーン車とは異なり*4、座れなかった場合は料金は不要です。そのため、10号車から移動してトイレを使うことは何ら問題はありません。

683系ではありません

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683系ではなく289系

上記の「Aシート」とも関連しますが、着席して通勤したいという需要は関西でも確実にあるようです。以前は座席定員制の通勤列車として「びわこライナー」、「ほくせつライナー」、「やまとじライナー」、「はんわライナー」がありましたが、神戸・姫路方面にはこの手の列車はありませんでした。

先日のダイヤ改正通勤特急「らくラクはりま」号が設定され、神戸・姫路方面から大阪への着席需要に応えるようになっています。朝と夕方に1本ずつ運行され、夕方は「はまかぜ5号」や「スーパーはくと13号」と合わせて通勤需要を担います。

新快速とは異なり、三ノ宮~大阪がノンストップとなっています。

車両は「くろしお」用の289系(←683系)が間合いで担当します。

223系1000番台リニューアル

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223系1000番台リニューアル車

JR西日本では、製造から20年以上経過した車両に対してリニューアル工事を施工しています。同様の工事は関西の他社でも広く行われており、大阪メトロでは「中間更新」、阪神電車では「リノベーション」という名称などで行われています。

以前は103系113系などが中心でしたが、これらは全車両に対して施工したわけではなく、あまりにも製造からの期間が長い車両に関しては施工せず新型車両に置き換えて廃車しており、また施工してからもかなりの期間が経過しているため、施工済みの車両も大部分が廃車されています。

2010年代に入ると、221系以降の車両もリニューアルされるようになりました。そして、昨年から今年にかけて223系でもリニューアルされた車両が登場しました。

余談ですが、展示中に「和邇」や「城崎温泉」を表示していました。行先表示器には、JR西日本の主要な駅名が入っているようです。

工事内容

概ね、207系と共通のメニューで施工されていますが、223系で追加されたメニューもあります。

  • 灯火類のLED化(これに伴い、0・1000番台はテールランプの位置が上がった)
  • 方向幕のフルカラーLED化(種別表示器も交換)
  • トイレを車いす対応大型タイプに更新
  • 1・4号車に車いすスペースを設置
  • 床下の電子機器・半導体部品を交換

0番台のリニューアル車は、元々ヘッドランプがあった場所にLEDの灯火類を全部押し込んだため変な並びになっています。1000番台も同様に全部押し込んだものの、施工前はヘッドランプとフォグランプが横並びになっていてスペースが横長であり、そのスペースを生かしてテールランプも加えて3つ横並びになっており、そこまで違和感はありません。

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223系0番台リニューアル車(灯火類に注目)

洗浄線

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洗浄する列車の先頭からの眺め

網干総合車両所の南の端には、車両の洗浄を行う線路があります。洗浄は2段階で行われており、最初は洗剤をつけて汚れを浮かせ、2回目はブラシで落とすという手順です。

2000年に鷹取工場を統合し、網干総合車両所として機能が拡充される前の「網干電車区」時代は、山陽本線の上下線に挟まれるような形で立地しており、洗浄線のさらに南側にある線路は元々山陽本線の下り線でした。
その関係で、網干駅も構内配線が変更され、従来は3番線が下り本線だったのが、2番線が下り本線に変更され、3番線は車両所内に出入りする副本線となっています。したがって、大阪方面からの網干行き電車は3番線に到着し、入庫します。ただし、姫路止まりで姫路駅から回送するものもあり、その場合は3番線ではなくその南側の線路を通って入庫します。
大阪方面の始発列車は、下り線を横切って出庫し1番線から出発しますが、入庫せず3番線で直接折り返すこともあります。また、播州赤穂・上郡からの列車で、網干から12両編成で運行する列車は、1番線では連結作業ができないため下り線を横切って3番線に入り、3番線で連結してから大阪方面へ向かいます。

本当に石炭を焚いて走る

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本当に石炭を焚いて走る

ここ最近の網干のイベントといえば、ミニSLですが、このSLは本格派で、本当に石炭を焚いて走ります。そのため、運行の合間に水道から給水したりするのが見られました。

灯火類を点灯

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ヘッドライトを点灯させたトワイライトエクスプレス

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テールランプを点灯させた状態

昨年に続いて、今年も「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が展示されましたが、今年は終盤にエンジンをかけて、灯火類をつけていました。

この車両の灯火類は、構造がN700系に似ており、HIDヘッドライト・フォグランプを赤いLEDが取り囲むという構造です。

丸いヘッドライトとフォグランプをテールランプが取り囲み、また灯火類のユニットも丸いため、テールランプをつけると往年のスカイラインのように見えます。

旧世代・新世代

工場内に「旧世代」と書かれているものがあります。これはJR西日本における車両の分類で、概ね、国鉄時代のものが「旧世代」、221系以降が「新世代」に分かれています。

旧世代

新世代

ただし、旧世代と新世代の間に「中世代」というのもあるらしく、インバータ制御ではないものの回生ブレーキが使える車両(201系・205系・213系・221系)がこれに該当します。
221系は「新世代」に入るのですが、足回りが211系・213系と同じで120km/h対応がなされており、国鉄時代の設計を引きずっています。

「新世代」車両の特徴として、全車両が(環状線専用としている323系であっても)寒冷地仕様となっているのがあげられます。

*1:271系が登場するまで、在来線特急で普通車の全席にコンセントが付いた車両はなかった。新幹線ではW7系で初めて全席に装備

*2:JR東日本では、横須賀線ver.のE235系グリーン車で初登場

*3:このためにネット予約システムも構築した

*4:デッキに立つだけでもグリーン料金を請求される

ANIMAX MUSIX 2019 KOBE -2Days-

すっかり秋の風物詩になった、「ANIMAX MUSIX」。2015年から西日本でもやるようになり、毎回大阪でやっていましたが、今回はなんと、神戸でやることになりました。
会場はポートアイランド兵庫県最大のホールとして知られるワールド記念ホールです。

出演者

1日目(10/26)

2日目(10/27)

太字ワールド記念ホールでワンマンライブ開催済み(なんちゃんはfripSideとして)

セットリスト

1日目

曲名 歌手 備考
1 黄昏のスタアライト 南條愛乃
2 サヨナラの惑星 南條愛乃
3 新世界 南條愛乃
4 クローバー♣かくめーしょん Machico
Run Girls, Run!
タオル曲セレクション
オリジナル:とりぷるふぃーりんぐ
5 SAVIOR OF SONG TRUE タオル曲セレクション
オリジナル:ナノ feat. MY FIRST STORY
6 アイム・ア・ビリーバー KOTOKO
Raychell*1
タオル曲セレクション
オリジナル:SPYAIR
7 Rainbow Planet 渕上舞
8 リベラシオン 渕上舞
9 Share the light Run Girls, Run!
10 キラリスト・ジュエリスト
ダイヤモンドスマイル
Run Girls, Run! メドレー
11 Invincible Fighter RAISE A SUILEN
12 EXPOSE 'Burn out!!!' RAISE A SUILEN
13 激動 RAISE A SUILEN FAN SELECTION
オリジナル:UVERworld
14 Hello,shooting-star 渕上舞 FAN SELECTION
オリジナル:moumoon
15 SHOOT! 小倉唯
KOTOKO
FAN SELECTION
オリジナル:RO-KYU-BU!
16 fantastic dreamer Machico
17 1ミリ Symphony Machico
18 Sincerely TRUE
19 BUTTERFLY EFFECTOR TRUE
20 Blast! TRUE
21 dear my distance 鬼頭明里
22 Swinging Heart 鬼頭明里
23 Raise 小倉唯
24 Destiny 小倉唯
25 Honey♥Come!! 小倉唯
26 風待ちジェット 南條愛乃 週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:坂本真綾
27 7 -seven- TRUE
Machico
週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:FLOW×GRANRODEO
28 ハヤテのごとく! KOTOKO
29 Re-sublimity
Special Life!
Light My Fire
→unfinished→
KOTOKO 15周年記念メドレー
30 being KOTOKO
31 スクランブル 出演者全員 週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:堀江由衣 with UNSCANDAL

2日目

曲名 歌手 備考
1 FIRE BIRD Roselia
2 R Roselia
3 Black Shout Roselia
4 Shangri-La MYTH & ROID
Roselia
ロボットアニメセレクション
オリジナル:angela
5 sakura 石原夏織
茅原実里
ロボットアニメセレクション
オリジナル:NIRGILIS
6 COLORS PENGUIN RESEARCH ロボットアニメセレクション
オリジナル:FLOW
7 WILD BLUE PENGUIN RESEARCH
8 決闘 PENGUIN RESEARCH
9 閃きハートビート 伊藤美来
10 Plunderer 伊藤美来
11 Shocking Blue 伊藤美来
12 いつか世界が変わるまで 飯田里穂
13 青い炎シンドローム 飯田里穂
14 TEMPEST 石原夏織
15 Face to Face 石原夏織
16 止マレ! 茅原実里 FAN SELECTION
オリジナル:平野綾茅原実里後藤邑子
17 リライト PENGUIN RESEARCH
MYTH & ROID
FAN SELECTION
オリジナル:ASIAN KUNG-FU GENERATION
18 カラフルストーリー 飯田里穂
伊藤美来
FAN SELECTION
オリジナル:every♥ing!
19 ダメハダメ 鈴木みのり
20 リワインド 鈴木みのり
21 Everyday's Evidence 相羽あいな
22 Lead the way 相羽あいな
23 TIT FOR TAT MYTH & ROID
24 STYX HELIX MYTH & ROID
25 JINGO JUNGLE MYTH & ROID
26 Sign 伊藤美来 週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:内田彩
27 ハッピー☆マテリアル 石原夏織
鈴木みのり
週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:麻帆良学園中等部2-A
28 エイミー 茅原実里
29 境界の彼方 茅原実里
30 TERMINATED 茅原実里
31 Paradise Lost 茅原実里
32 スクランブル 出演者全員 週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:堀江由衣 with UNSCANDAL

ここでもタオル曲

土曜日の企画枠は「タオル曲セレクション」でした。しかし!タオル曲といえば奈々さんです。

7月にここへ足を運び、当然のごとくタオル曲がありました。なので、またしてもタオルを振り回しに来た、ということになります。

本編にDJコーナー

ANIMAX MUSIXの名物は、開演前に会場外でいろいろなコーナーがあり、その中の一つに「DJコーナー」があります。東日本・西日本ともにやっています。
しかし、今回はDJコーナーがありませんでした。その代わり…

なんと、本編の合間に入っていました。テーマは最初の企画枠とそろえられており、3曲ずつありました。

本編の合間にDJコーナーが入るのはこれが初めてではなく、昨年すでに横浜で同じようなことがありました。

1日目(タオル曲)

2日目(ロボットアニメ)

Roselia関西版

アニメやゲームアプリなど幅広く展開されているコンテンツ「BanG Dream!」。ここではバンドは8組結成されていますが、声優で組んで実際に活動しているバンドのうち、土曜日にRAISE A SUILEN、日曜日にRoseliaが登場しました。

RAISE A SUILENは7月(奈々さんの翌週)に同じ会場でやりましたが、Roseliaはワンマンライブもイベントも関西では登場したことがありませんでした。なので、今回が関西に初登場です。

関西ということで、MCを全部関西弁でやるという暴挙に出ました。しかし、「クールなイメージが壊れる」と突っ込みが入りました。

半年前は聞けなかったのが…

ANIMAX MUSIXには2回目の出演となった小倉唯。2回とも関西というのは珍しいでしょうか。

唯ちゃんのライブには、成り行きで4月に初参加となりましたが、オリックス劇場で聞けなかった「Raise」が、なんと神戸で聞けてしまいました。
大阪で初参加となった翌日、滋賀県大津市打出浜、びわ湖ホールで歌っていたという連絡が入りました。

奈々さんでは「ETERNAL BLAZE」、みのりんでは「Paradise Lost」に相当する曲と言えます。

リクエストも地元枠

各人の自身名義の曲と、カバー・コラボレーションで大概2~3回出番がありますが、みのりんは3回出てきました。

やはり神戸ということで、『涼宮ハルヒの憂鬱』(2009年版)から1曲選ばれていました。実は3人揃って歌ったことはなく、今回初めて歌うとのことです。

ダブルみのり

2日目のメンツの中に、「みのり」が2人もいます。なので、事前のリクエストでは「“ダブルみのり”でコラボレーションを」と入れました。が、実現はしませんでした。

ただし、石原夏織は両方と組んで歌い、最後に「茅原さんとみのりちゃん(鈴木みのり)で…」とボケていました。両方とも「みのり」です。

シークレットとは

例年、東西で16組ずつ、3回に分けて出演者を発表していますが、さらに当日になって「シークレット」という形で追加されます。また、初登場がシークレットで、翌年以降に正式な出演者として出てくることも多々あります(2018年横浜のMYTH & ROIDなど)。

今回のテーマは「ANIMAXが薦める新人歌手」ということで、1日目は鬼頭明里、2日目は相羽あいなでした。

ただし、シークレットとは言っても他のグループとしては前もって出演が決まっており、ソロ名義ではシークレット扱い、ということもよくあります。今回は相羽あいながこれに当てはまり、Roseliaとしては最初から出演が決まっていました。
これではシークレットの意味が薄れてしまいます。

トリは15周年コンビ

各日の締めくくりは、土曜日はKOTOKO、日曜日はみのりん、ともにデビュー15周年を迎える歌手が務めました。

KOTOKOといえば、やっぱり『灼眼のシャナ』(その昔愛読していた)の曲2曲ですが、それ以前の曲では「Re-sublimity」もお気に入りです。

そしてなんといっても、神戸で7年ぶりに歌うみのりん。最新曲「エイミー」はもちろん、TERMINATEDとParadise Lostという、レッドゾーンまでぶん回す曲が2曲立て続けに出ました。三宮からポートアイランドに場所が変わっても、会場が大きくなっても、盛り上がりっぷりは全く変わりません。

*1:RAISE A SUILEN

きんてつ鉄道まつり2019 in 五位堂&高安

関西の鉄道会社の秋の風物詩*1ともいえる、車両工場の公開イベント。今年も近鉄へ足を伸ばしました。

ここ最近、何らかの用事で近鉄電車に乗ることが年に一度あります。(2017年…伊勢の花火大会 2018年…奈良観光 2019年…パルスプラザで奈々さんのライブ)

高安でも体感

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カップホルダーを出した状態の「ひのとり」プレミアムシート

来春のデビューを間近に控えた、新型名阪特急「ひのとり」号。デビューに先立って、沿線の各地でプレミアムシートに座れるというイベントを実施しています。
既にあべのハルカスで体感してきましたが、改めて高安で体感しました。

前回撮り損ねた、カップホルダーを出した状態の写真があります。

大阪エリアでの体験会は終盤に差し掛かっており、11月からは名古屋地区での体験会が始まります。

メモリアルイヤー

今年から来年にかけて、近鉄のメモリアルイヤーが続きます。

これらはすべて、1970年の大阪万博に向けての一大プロジェクトとして展開されました。特に、奈良駅の地下化、難波線鳥羽線の建設、志摩線標準軌化は近鉄の社内では「万国博関連三大工事」と呼ばれています。

奈良駅地下化

奈良線は開業以来、奈良市内の関西本線より東側は国道369号の上を走っていました。ところが、この時期にもなると自動車が増えて渋滞がひどくなり、さらに新生駒トンネル・新向谷トンネルが開通して奈良駅まで大型車両が乗り入れるようになると、道路の上を国鉄より長い大型車両が走るという本来あってはならない事態も発生しました。実際は特認を得ており、道路の上を大型の電車が走ること自体は問題視されませんでしたが、将来的に編成を伸ばしたりするとなると、何らかの対策も必要となりました。
そこで、奈良県奈良市の都市計画として、近鉄線を地下化して、空いたスペースを用いて道路を広げることになりました。

工事は1968年に着工し、1969年12月に完成しました。奈良という土地柄、地下を掘ると何が出てくるかわからないのに、よく2年弱で地下化できたと思います。

地下化前は、関西本線をまたぐ場所*2に「油阪駅」がありましたが、西側から潜るようになったため廃止され、代わりに新大宮駅が開設されました。

その直前の9月21日に、奈良線京都線など電圧が600Vだった路線は一斉に1500Vへ昇圧されました。
余談ですが、奈良線大阪線が線路を共用していた時代の上本町~布施は600Vで電化されており、1500Vで走ることを前提に設計された大阪線の電車はノロノロ運転を強いられ、やむなく今里駅を通過して時間調整をしていました。この問題は、1956年に上本町~布施が複々線化されて解消されました。

難波線開業

近鉄の難波乗り入れ構想は大正時代からあり、古くは1922年に大阪府へ乗り入れ許可を願い出ていますが、このときは却下されました。

戦後、阪神と共同で野田阪神と上本町を結ぶ新線の計画を立てていたこともあり、近鉄の難波乗り入れ構想とリンクしましたが、ここでも大阪市の横槍が入って実現しませんでした。その際に大阪市が計画したのが千日前線で、野田阪神~鶴橋は当初近鉄阪神が考えていたルートとほぼ一致します。

その後、近鉄(特に奈良線*3の乗客が爆発的に増えて、上本町駅*4がパンク状態になるなど、難波乗り入れは急務となっていました。大阪市近鉄阪神の対立によりなかなか計画が進まず、果ては大阪府近鉄阪神の味方に付くなど泥沼化の兆しが見られたため、日本政府は都市交通審議会を開いて仲裁に入り、1958年にようやく近鉄の難波乗り入れが認められました。

その後2009年に、西側も「阪神なんば線」として完成し、近鉄電車が神戸へ、阪神電車が奈良へ足を伸ばすようになりました。
西側は西側で、1964年に西九条までとりあえず開業させたあと、1967年に第2期区間(西九条~難波)の工事に取り掛かりましたが、九条商店街の猛反発にあい、そのまま工事は中断し、その後は阪神本線の需要が低迷したことや、2度にわたるオイルショックで建設費が高騰し、とても自社の単独事業では建設できない状態にまでなってしまいました。なお、近鉄難波線近鉄の単独事業として実施されています。
その後、一転して九条商店街が活性化のために延伸を求めてくるようになったことや、予定地の近くに大阪ドームが建設されたこともあり、延伸計画は再始動しました。その際、線路を大阪ドームに寄せて、さらにドームの近くに駅を追加しています。また、延伸事業も上下分離方式を採用して、近鉄阪神などが出資する第三セクター会社「西大阪高速鉄道」を立ち上げて事業主体とし、運行に関する業務は阪神で行っています。

難波線が開業してからは、それまで上本町発着だった奈良線の電車はすべて難波まで乗り入れるようになり、一般的には奈良線の一部として認識されています。特急は名阪特急がメインで、伊勢志摩方面行きは一部が難波発着になった程度でした。

1991年までは、建設費を回収するため通常運賃に20円を加算していました。ただし、1991年に加算運賃が廃止されて値下げされたかというとそうではなく、通常運賃が値上げされました。*5

同時期に、座席予約システム(JRでいうところの「マルス」)が第2世代のものに更新され、窓口端末に特急券の発行機能が付いて、画面に出た座席番号を書き写す手間が省けて迅速な発券業務が実現しました。以前のシステムでは特急券を発行することができず、画面に出た座席番号を特急券の用紙に書き写していました。

鳥羽線開業・志摩線標準軌

かつて、近鉄の路線網は宇治山田~鳥羽が歯抜け状態で、鳥羽へ向かうには伊勢市駅参宮線に乗り換えを必要としていました。
また、志摩線は当初「志摩電気鉄道」という近鉄とは無関係の地場系の会社が運行していたのを、三重交通を経て編入した路線であることから、長らく他の近鉄線とは接続しておらず、電圧も750Vと低く、軌間参宮線に合わせて(貨物列車を直通させるため)1067mmでした。

1960年代に入って、近鉄は伊勢志摩の観光事業に力を入れるようになり、手始めに宇治山田~賢島の特急バスを運行しました。
宇治山田駅の1番線の隣にバス停を設置し、大阪・名古屋からの特急にバスを横付けして、宇治山田に到着後すぐバスに乗り換えて賢島へ向かえるようにしましたが、今後伊勢志摩の観光開発を円滑に進めるには、近鉄特急でそのまま賢島まで行ける方がいい、ということになって、1965年に志摩線近鉄編入されたのを機に、宇治山田~鳥羽の新線を建設し志摩線標準軌化する工事に取り掛かりました。この計画の裏側には、大阪万博に来た人たちを伊勢志摩に呼び込もう、という計算もあります。

奈良駅が地下に潜ったのと同じ時期に、五十鈴川まで単線で暫定的に開通しました。すぐに鳥羽まで複線で開業し、大阪・名古屋からの特急も走り出しました。

ちなみに、五十鈴川駅の当初の駅名は、近所の地名から「古市口」でしたが、南大阪線・長野線の「古市」と紛らわしくなるため「内宮前」としたものの、神宮や伊勢市当局の反対にあい、最終的に「五十鈴川」で決着しました。

また、全線開通と同時に、駅名に「近畿日本」*6と付いていた駅(奈良・名古屋など)は一斉に「近鉄○○」に改称されました。

快速急行のご先祖様

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左:快速急行 右:特急 どちらも8400系

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奈良線の「特急」ヘッドマーク

現在の近鉄特急は特急料金を必要とするものだけですが、昔は特急料金を必要としないものもありました。そのうちの一つが上本町(難波線開業後は難波)~奈良の特急で、現在の阪奈特急(有料)とは別物です。他に、新幹線開業前の京都~奈良・橿原神宮前の特急も特急料金は不要でした。

1956年に上本町~布施の複々線化が完成したのを機に運行を開始し、特急として走る際には鹿のヘッドマークを付けていました。途中の停車駅は鶴橋と西大寺のみで(難波線開業後は日本橋にも停車)、新生駒トンネルが開通するまでは専用車両として800系電車が用意されていました。

その後、全線で大型車両の運行が可能になってからは900系・8000系・8400系が特急運用を担うようになり、1972年に「快速急行」に改称されました。
快速急行になってからは、生駒と学園前にも停車するようになり、2000年からは新大宮にも停車しています。*7

阪神電車 in 五位堂

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甲子園行き臨時特急(虎マーク付き)

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姫路行き直通特急(板宿~三宮各駅停車、センバツ副標付き)

今年は、阪神なんば線開業10周年というメモリアルイヤーであり、阪神1000系の10周年記念特別塗装車(1210F)が五位堂にやってきました。

1000系は開業を前にした2008年にも顔を出しており、大阪線を走るのは11年ぶりです。また、開業前の試運転は新造したばかりの車両を尼崎ではなく高安に運び込んで走っていました。

近鉄の工場なのに、「甲子園」や「姫路」の表示を堂々と出していました。逆に、9000系は東二見で「大阪難波」の表示をしていたこともあります。

宙を舞う6600系

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6600系 in 五位堂

五位堂では南大阪線の電車も検査を受けており、今年はモ6603が40tクレーンの実演に供されていました。

6600系は、近鉄ではあまり見かけない界磁チョッパ制御の車両で*8、同世代の奈良線向け車両は8810系・9000系・9200系、大阪線名古屋線向けは1200系・1400系・2050系があります。6600系は2両編成が4本製造されたのみです。

かつては大阪線名古屋線南大阪線の車両は幅が狭かったため(奈良線車両や、現在の全線共通仕様車が2800mmなのに対して、この3路線の車両は2740mmだった)、1200系を1067mm軌間で走れるようにしたものととれます。

定期演奏会 in 五位堂

近鉄吹奏楽部は、毎年ここで演奏しています。実質的に、定期演奏会を兼ねていると言ってもいいでしょう。

ここでは、今年は(今年も?)どういうわけ「六甲おろし」を演奏していました。折りしも、初日は雨が降っており、サックスもいるので、奈々さんの甲子園ライブを思い出しました。

必ずやっている「近鉄特急の歌」は、3番の歌詞が変わっており、遠足の行き先がオリジナルの歌詞では奈良・名古屋・大阪だったのが、ここでは大阪の代わりに伊勢志摩となっていました。

三重交通カラー

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三重交通カラーの1430系

今年は、志摩線が開業して90周年です。これを記念して、1430系1編成(モ1438-ク1538)を三重交通の電車の色として走らせています。

志摩線は、元々は奥志摩と鳥羽を結ぶことを目的とした路線で、鳥羽から先は参宮線に乗り換えて伊勢・名古屋方面へ向かっていました。
地元有志によって立ち上げられた「志摩電気鉄道」が1929年に開業させましたが、現在とは異なり軌間は1067mm(参宮線との貨物列車の直通のため)、電圧は750Vでした。

その後、戦時統合で三重県内の中小私鉄・バス会社(三岐鉄道は除く)を三重交通に統合することになり、三重県内の私鉄は名古屋線・山田線といった幹線クラスの路線は近鉄が、その他の路線は三重交通が受け持つようになりました。なお、三重交通自体は母体となった会社が近鉄の前身企業のバス部門だったということもあり、早い時期に近鉄グループ入りしています。

三重交通自体は、鉄道は近鉄に任せてバス事業に専念しようと考えていたのか、1964年に鉄道事業を「三重電気鉄道」に分割して、わずか1年で近鉄に合併されました。
三重交通鉄道路線のうち、志摩線湯の山線と並んで大出世した路線で、標準軌化して大阪・名古屋から特急が直通するようになりました。

この色はかつての三重交通の標準色で、先に北勢線でも復刻されたこともあり、果てはバスにまでこの色(神都バス、かつて伊勢市内を走っていた路面電車・神都線の復刻)のものがあります。

フルカラーLED

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行先表示器をフルカラーLEDに交換した9020系(奈良線ver.)

関西の私鉄では、フルカラーLEDの行先表示器は阪急9000系を皮切りに一気に普及しましたが、近鉄ではなかなか採用されず、22600系の正面の表示器で採用された程度で、22000系のリニューアル・塗装変更に合わせて本格的に採用されました。

昨年から、シリーズ21で行先表示器をフルカラーLEDに交換した編成が出てきました。3220系はすべて交換されたようで、9020系でも奈良線ver.の一部に交換したものがあります。
なお、種別表示器はそのまま変更されていません。

これに合わせて、英語表記もすべて大文字だったのが、頭文字のみ大文字となるJR西日本などと同じ形式になっています。駅構内の掲示物では、先に2015年から大文字・小文字交じりになっていました。

*1:関東では春にやるところもあるが、関西は秋に集中している

*2:当時の関西本線は地上を走っており、近鉄線は築堤でまたいでいた。近鉄線が地下化されてから30年以上経って、今度は関西本線が高架化された

*3:特に奈良市生駒市の人口が急増し、増え続ける利用客に対応するため新生駒トンネルを掘って大型車両を走らせるようになった

*4:かつては奈良線も上本町駅の地上ホームから発着していた

*5:ただし、この時に運賃を改定したのは近鉄だけではない。通常、大手私鉄の運賃改定は全社一斉に行う

*6:以前は「近鉄」と略すと近江鉄道と混同されるという懸念があったせいか、「近畿日本」を付けていた

*7:各駅停車・準急のほとんどが西大寺で折り返すようになり、本数が減少する分を補うため

*8:近鉄では界磁チョッパ制御の導入が他社より遅く、逆にインバータ制御の実用化は早かったため、界磁チョッパ制御の車両は少ない

体感・令和の新たなる近鉄特急

www.kintetsu.co.jp

https://www.kintetsu.co.jp/senden/hinotori/assets/imgs/pdf_caravan.pdf

近鉄では、2020年春から名阪甲特急(かつてのノンストップ特急)に新型車両80000系「ひのとり」を導入します。名阪甲特急向けの新型車両は、21000系「アーバンライナー(plus)」以来32年ぶり、21020系「アーバンライナーnext」以来17年ぶりに投入されます。

デビューに先駆けて、この車両の最大の売りと言える「プレミアムシート」を一足先に体感できるというイベントが、あべのハルカス*1で実施されています。先日、あべのハルカス近鉄本店の2階まで行って、「ひのとり」のプレミアムシートに座ってきました。

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立てた状態の座席

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リクライニングさせた状態の座席

簡単に言うと、「グランクラス近鉄版」です。レギュラーシートも含めた全座席にバックシェルが付いており、座席を倒す際に後ろの乗客に気兼ねする必要がなくなりました。

プレミアムシートは電動リクライニング機能と電動オットマンを装備しており、座席を倒すとそれに連動して座布団が前に移動し、オットマンが出てきます。どちらか片方だけ動かすこともできます。
近鉄特急では初の装備として、シートヒーターを内蔵しています。

テーブルは、近鉄特急ではお馴染みの肘掛け内に格納しているタイプだけで、22600系や「しまかぜ」、他社の特急にあるような座席背面のテーブルは付いていません。ただし、カップホルダーが右手側についており、小さいテーブルをスライドさせるとカップを入れる穴が見えます。

このほか、アーバンライナーnextのデラックスシート以来の、耳元から照らす読書灯もついています。

プレミアムシートのシートピッチは1300mmで、これはグランクラスと同じ数値です。近鉄自身が持っていた、私鉄車両のシートピッチの最大記録を更新しました。ちなみにレギュラーシートのシートピッチは1160mmですが、これは新幹線のグリーン車と同じ数値です。

実際に座ってみると、かなり後ろまで倒せて、しかも脚を伸ばせるときているので、ほとんど横になるような感じでした。

「しまかぜ」プレミアムシートとの比較

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「しまかぜ」プレミアムシート

近鉄の最上位クラスの特急車両として、先輩格に「しまかぜ」があります。「ひのとり」のプレミアムシートは、「しまかぜ」を基本としつつ、改良を加えたものとなっています。

まず、リクライニングの動きですが、「しまかぜ」では背もたれとオットマンだけが動くのに対して、「ひのとり」では座席を倒すと座布団が前に出ます。一方で、N700系グリーン車や、近年の近鉄特急のリニューアル車で採用している「ゆりかご型リクライニングシート」はどちらも採用していません。

バックシェルとシートヒーターは「ひのとり」のみの装備で、逆に背面テーブルとエアクッションは「しまかぜ」のみの装備となっています。

シートピッチは、「ひのとり」は1300mm、「しまかぜ」は1250mmです。いずれにせよ、広いことに変わりはありません。
実は、「アーバンライナー」などのデラックスシートは、レギュラーシートとシートピッチが変わらず、座席が大きいだけのものだったりします。

その他の設備

「しまかぜ」のコンセプトを名阪特急にアレンジして作られたようで、両側の先頭車両(プレミアムシート)がハイデッカーとなっており、それに伴って大きな荷物を入れておくロッカーが同じようについています。

さすがに、1両丸ごとカフェ車両というわけにはいかなかったようで、それに代わる設備として先頭車にカフェスポットを設置しています。イメージイラストを見ると、小銭を入れて購入するコーヒーマシンと、コンビニにあるような小さなショーケースがあります。

窓は非常に大きく、「しまかぜ」と同じくらいではないかと思えるぐらいに、天地方向の寸法が大きくなっています。

名阪特急にもようやく100Vの電源コンセントが付きました。
ビジネス客が多い名阪特急なのに、21020系の開発時には設置が見送られました。その後、モバイル機器(スマートフォンタブレットetc.)が急速に普及したのに伴って、22600系ではコンセントが付きましたが、これは汎用特急で、その後にリニューアルした車両にも順次取り付けられているものの、名阪特急専用車両にはコンセントがないという状態が長く続いていました。
アーバンライナーnextから17年経って、ついに全座席にコンセントが完備されます。

料金体系

「しまかぜ」と同じくプレミアム志向が強いため、料金体系も「しまかぜ」と同じようになっています。
具体的には、運賃・特急料金・「ひのとり」特別料金の3本立てです。難波~名古屋を走破すると、レギュラーシートで200円、プレミアムシートで900円の特別料金を必要とします。
レギュラーシートで特別料金が必要になるのはこれが初めてです。ただし、新幹線の料金と比べると「それでも安い」と思えてきます。

*1:場所は週替わりで、あべのハルカス近鉄本店2階の「ウェルカムガレリア」、16階のロビー、17階のオフィスロビーのいずれかで実施