さようなら鮮魚列車 -まもなくダイヤ変更-

https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/sengyo.pdf

鮮魚列車はどんな列車かというと、伊勢志摩の新鮮な海の幸を届ける行商人のための貸切列車で、伊勢志摩の海産物の行商人だけが乗ることができます。

伊勢志摩の行商人たちは、昔は一般列車に混乗していたとのことですが、魚介類の臭いは強烈なもので、他の乗客に迷惑がかかるということから、貸切列車が仕立てられました。利用にあたっては「伊勢志摩魚行商組合連合会」に加入し、利用する区間の定期券と近鉄から発行された会員証、大きいものを持って乗るため手回り品切符を持って乗ります。

鮮魚列車は1963年9月21日のダイヤ変更から運行を開始し、朝は6時過ぎに宇治山田を出発して上本町に向かい、夕方に上本町を出発して松阪へ帰るというダイヤになっています。停車駅は急行どころか快速急行より少なく、鶴橋・大和高田・大和八木・桜井・榛原・名張桔梗が丘伊賀神戸榊原温泉口・伊勢中川・松阪・伊勢市のみです。これ以外の駅でも特急や快速急行の通過待ちのために停車することがあります。

(同じ区間での停車駅)
鮮魚列車:鶴橋・大和高田・大和八木・桜井・榛原・名張桔梗が丘伊賀神戸榊原温泉口・伊勢中川・松阪・伊勢市(1976年3月18日ダイヤ変更以前の急行と同じ)
快速急行:鶴橋・五位堂・大和高田・大和八木・桜井・榛原・室生口大野・赤目口~青山町の各駅・榊原温泉口・伊勢中川・松阪・伊勢市
急行:鶴橋・布施・河内国分・五位堂・大和高田・大和八木・桜井~榊原温泉口の各駅・伊勢中川・松阪・伊勢市

近鉄以外でもこの手の列車は走っており、著名なものでは京成電鉄の「行商専用列車」がありました。これは、千葉県で生産された野菜などの行商人が東京都内へ行くための列車で、鮮魚列車と同じように業界団体に加入するようになっていました。いわゆる「菜っ葉電車」です。京成線のものは、全盛期は上野行きだけではなく浅草線方面への列車も存在していたこともありました。
しかし、京成線のものは一足早く規模を縮小し、1982年から1便丸ごとではなく定期列車の最後尾1両のみという形で運行されるようになりました。1998年には浅草線方面(浅草線内は誰でも乗車可能)のものが無くなり、朝の上野行きの1本だけが残りましたが、2013年3月末をもって全廃されました。これ以降、行商人向けの貸切列車は全国でも近鉄の「鮮魚列車」だけとなりました。
近鉄とは異なり、専用車両は用意されておらず、末期には当時の最新型だった新3000形も行商専用車として走っていました。

全国で最後まで残った行商人向けの貸切列車であるところの、近鉄の「鮮魚列車」も、来たる3月14日のダイヤ変更で廃止され、代わりに朝の松阪発上本町行き急行(名張から10両編成で快速急行)の最後尾を行商人専用とする、かつての京成電鉄と同じスタイルに変わります。
とはいえ、魚介類を運ぶ車両なので他の車両は共用できません。そこで、一般列車に連結する車両ながら、目立つようにラッピングした専用車両が用意されることになりました。
その名も「伊勢志摩お魚図鑑」です。3月16日(鮮魚列車は休日は運休)から走り出します。行商人向けの貸切車両としての運行のみならず、この車両を用いたイベントも企画するとのことです。

2019年のライブ・イベント総括

平成と令和、時代の変わり目となった2019年。今年もあと5時間を切りました。

時代が変わっても、いろんな場所で、ライブ・イベントを楽しみました。

日時 公演名 会場
1/26・27 Minori Chihara Live Tour 2019 -SPIRAL- NHK大阪ホール
2/9 Minori Chihara Live Tour 2019 -SPIRAL- 一宮市民会館(愛知県)
4/6 小倉唯 LIVE TOUR 2019 「STEP APPLE オリックス劇場
7/6・7 NANA MIZUKI LIVE EXPRESS 2019 ワールド記念ホール(神戸)
7/20・21 NANA MIZUKI LIVE EXPRESS 2019 パルスプラザ(京都)
8/3・4 Minori Chihara 11th Summer Live "SUMMER CHAMPION" 河口湖ステラシアター
9/15 NANA MIZUKI LIVE EXPRESS 2019 ZOZOマリンスタジアム
10/26・27 ANIMAX MUSIX 2019 KOBE ワールド記念ホール
11/18 15th Anniversary Minori Chihara Birthday Live -Everybody Jump!!- Zepp Tokyo

今年は、初めて春・夏・秋・冬に最低1回は参加したほか、みのりん・奈々さん以外のライブにも行きました。

まずは、みのりんのライブで1年が始まりました。「D-Formation」以来6年8か月ぶりのNHK大阪ホールみのりんが冬場に大阪に来ると雪が降るのですが、今回も降ってきました。ただ、そのおかげで「PRECIOUS ONE」が雪景色に映えました。
当初、大阪だけにするはずだったのですが、内容から考えると「大阪だけにするのはもったいない」と思ったので、急遽、尾張一宮にも行くことにしました。行かなかったら、一生後悔していたことでしょう。

4月、みのりん・奈々さん以外で初めて行ったのは、小倉唯のライブでした。名古屋のガールフレンドが参加するというので、大阪に来てほしいと連絡がありました。
最初は参加する気がなかったのですが、何を思ったか急遽参加することになってしまいました。唯ちゃんの曲は「Raise」しか知らないという状態で参加しましたが、特に気になりませんでした。
しかし、みのりんや奈々さんとは路線が違いすぎるため、ついていくのがやっとで、疲れました。たまに行く程度にしておいた方がよさそうです。

夏はやっぱり、奈々さんのツアーと、みのりんの河口湖ライブです。
今年は、奈々さんは甲子園以来3年ぶり、ツアーでは初めて兵庫県でやる、ということで、両日とも参加しました。7月7日という特別な日のライブでしたが、地元ということで一発でチケットを確保できました。
大阪でやらなかった代わりに、神戸と京都で2日ずつやっており、関西圏の全公演に参加しました。
こちらも、関西だけにする予定でしたが、最終的には千秋楽にも行きました。その際、前日に千葉へ行き、前日にグッズを買っておいて当日はゆっくり会場入りしました。空き時間を利用して、みのりんファンが集う店として知られる「シーズレシピ」(京王線明大前駅下車徒歩5分)へ飲みに行きました。
千秋楽では、次回のツアーがあるという発表がありましたが、まさか、今度はナゴヤドームでやるなんて思っていませんでした。

すっかり夏の風物詩となった、みのりんの河口湖ライブ。例年、中身が濃く全部書ききれないのですが、何と言っても河口湖で初めて「Celestial Diva」を聞けたのがハイライトです。
それ以外でも、神戸を離れて河口湖でのんびりと休日を過ごすというのも、いいものでした。

今年は、兵庫県でのライブがやけに多く、ゆかりん京阪神を制覇し、奈々さんとTrySailが同日に神戸でやりました。そんな中、「STARCHILD DREAM in KOBE」以来久しくアニソンのフェスをやっていなかった神戸で、ANIMAX MUSIXが開催されました。
神戸でやるというだけではなく、みのりんが出るということで、こちらも2日間とも行きました。7年ぶりとなる、みのりんの神戸でのライブパフォーマンスは、会場が大きくなったということもあって、さらに激しくなっていました。

最後は、みのりんの15周年と誕生日を祝福すべく、平日ながらZepp Tokyoへ乗り込みました。「純白サンクチュアリィ」以降のシングル曲をすべて歌っており、みのりんと共に歩んできた歴史を感じました。

最後になりましたが、各会場でお会いした皆様、今年も1年間ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

15th Anniversary Minori Chihara Birthday Live -Everybody Jump!!-

みんなではじけよう、サンクチュアリィで。

2014年、みのりんのデビュー10周年とバースデーを祝した、再びの武道館ライブから、5年が経ちました。

今度は、もうちょっとこぢんまりとした、お台場のZepp TokyoZepp Divercityではない)で、15周年記念を兼ねたバースデーライブがあり、今回も会社を休んでまで行きました。

セットリスト

1 純白サンクチュアリィ
2 君がくれたあの日
3 Melty tale storage
4 雨上がりの花よ咲け
5 Paradise Lost
6 Tomorrow's chance
7 PRECIOUS ONE
8 優しい忘却
9 Freedom Dreamer
10 Defection
11 KEY FOR LIFE
12 Planet patrol
13 TERMINATED
14 Celestial Diva
15 ZONE//ALONE
16 SELF PRODUCER
17 この世界は僕らを待っていた
18 境界の彼方
19 FOOL THE WORLD
20 向かい風に打たれながら
21 会いたかった空
22 ありがとう、だいすき
23
24 みちしるべ
25 Remained dream
26 エイミー
E1 Lush march!!
E2 Christmas Night
E3 We are stars!
E4 Freedom dreamer

15年の歴史をたどる旅 -Minori's GALAXY-

この15年で、みのりんは26枚シングルを出しています。ということで、今回はシングルのA面曲を発売順に全部歌っていました。ただし、ランティスに入ってからのシングルのみです。

みのりんのシングルはA面の全曲でミュージックビデオを作っており、後ろで流していました。

ちなみに、奈々さんも東京ドームで似たようなセトリを組んでいたことがありました。

同じ曲を2回も!?

タイトルに「Everybody Jump!!」とある通り、Freedom Dreamerが歌われました。シングルのA面曲を発売順に歌っていたので、9曲目に入っていますが、最後の締めもこの曲でした。

極めて異例の「同じ曲を2回も歌う」ということですが、アンコールなので別に同じ曲を2回歌っても間違いではありません。

その結果、30曲歌うという前代未聞の事態になりました。奈々さんですら、最多記録は29曲(LIVE DIAMOND、西武ドームで初開催)です。実際は29曲で最多タイです。

D-Formation以来のえげつないセトリになった、と、みのりんはケニーに話しましたが、その時はケニーはいませんでした。三宮で見た記憶がありません。

あっ、言っちゃった!

みのりんは年齢を公表していません。しかし、過去に何度か言ってしまったことがあり、今回もまた言ってしまいました。

ケニーが「40何歳の…」などと言ってしまい、みのりんも吹っ切れたのか「サンキュー(39)の歳になって…」だの「この歳まで独身でいるなんて思ってなかった!」などと言っていました。

事実上、本人の口から年齢が公表されたということであり、これで「みのりんは奈々さんなどと同じく1980年生まれ」の裏が取れました。いわゆる“松坂世代”です。
ただし、奈々さんとは学年が1年違いです。(奈々さんは1月21日、みのりんは11月18日生まれのため)

それと同時に、「みのりんと奈々さんは共通点が結構多い」というのもわかりました。

発表がいっぱい

15周年記念のプロジェクトは水面下で動いていたようで、最後にまとめて発表されました。

  1. 27thシングル
  2. ベストアルバム
  3. オーケストラコンサート
  4. ファンクラブ限定キャラソンライブ
  5. 写真集(ハワイで撮影)
  6. サブスクリプションサービスで配信開始
  7. 来年も河口湖でライブ

とりあえず、河口湖とナゴヤドーム(奈々さん)が被らずに済みました。

また、27thシングルの「Christmas Night」を歌っていましたが、ペンライトはきちんと赤・緑・白の3色がそろっていました。

15年目の想い

純白サンクチュアリィ」で、みのりんに出会ってから12年。
ある日初めて耳にして、その美しい歌声にやられました。それ以降、みのりんの曲は全部買い込んで聞いています。

最初は、その歌唱力から「奈々さんがもう一人いる」と思っていました。
歌唱力は確かなものがある、というのは最初にわかりましたが、みのりんにはそれだけではない魅力があることに気が付きました。

そのおかげで、干支が1周してもファンを続けていられます。

みのりんは、私に生きる力をくれる、唯一無二の存在です。

今年も網干にやってきた

今年も、「網干総合車両所ふれあいフェア」へ足を運んできました。

今回は、昨年なかったものを中心に取り上げます。

Aシート

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223系「Aシート」車

その昔、京阪神地区の快速(関東で言うところの中距離電車)にもグリーン車がありましたが、利用状況が芳しくないため1980年10月のダイヤ改正で廃止されました。

ところが、30年以上時が下って、京阪電車に「プレミアムカー」が登場して好評を博すなど、特別料金を必要とする上位クラスの座席が求められるようになりました。
そこでJR西日本も、新快速に上位クラスの座席を導入することとなり、先日のダイヤ改正で「Aシート」として導入されました。

手始めに、223系1000番台の付属編成(V編成)2本を改造して、姫路(平日のみ1往復が網干発着)~野洲の2往復で運行されており、米原敦賀湖西線には顔を出していません。

側面のみ色が変わっており、中央のドアを封鎖したこともあって521系125系を掛け合わせたかのように見えます。先頭部分は色が変わっていません。

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「Aシート」の座席

中距離電車にしてはやけに装備が充実しており、座席は287系と同等のものですが、全席に100Vコンセントが付いている*1ほか、無料Wi-Fiサービスも展開されています。これらは、JR東日本中距離電車グリーン車でもまだ付いていない*2装備です。

ただし、事前にきっぷを買って座席指定を受けてから乗る京阪電車プレミアムカー*3とは異なり、乗って着席してから料金を支払うシステムのため、乗らないと空席があるかどうかわかりません。姫路駅ですでに満席のこともあり、実際に京都駅まで利用した際は大阪駅まで座れなかった、ということもありました。この点を改善しないと過去のグリーン車と同じく大失敗するでしょう。

なお、JR東日本中距離電車グリーン車とは異なり*4、座れなかった場合は料金は不要です。そのため、10号車から移動してトイレを使うことは何ら問題はありません。

683系ではありません

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683系ではなく289系

上記の「Aシート」とも関連しますが、着席して通勤したいという需要は関西でも確実にあるようです。以前は座席定員制の通勤列車として「びわこライナー」、「ほくせつライナー」、「やまとじライナー」、「はんわライナー」がありましたが、神戸・姫路方面にはこの手の列車はありませんでした。

先日のダイヤ改正通勤特急「らくラクはりま」号が設定され、神戸・姫路方面から大阪への着席需要に応えるようになっています。朝と夕方に1本ずつ運行され、夕方は「はまかぜ5号」や「スーパーはくと13号」と合わせて通勤需要を担います。

新快速とは異なり、三ノ宮~大阪がノンストップとなっています。

車両は「くろしお」用の289系(←683系)が間合いで担当します。

223系1000番台リニューアル

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223系1000番台リニューアル車

JR西日本では、製造から20年以上経過した車両に対してリニューアル工事を施工しています。同様の工事は関西の他社でも広く行われており、大阪メトロでは「中間更新」、阪神電車では「リノベーション」という名称などで行われています。

以前は103系113系などが中心でしたが、これらは全車両に対して施工したわけではなく、あまりにも製造からの期間が長い車両に関しては施工せず新型車両に置き換えて廃車しており、また施工してからもかなりの期間が経過しているため、施工済みの車両も大部分が廃車されています。

2010年代に入ると、221系以降の車両もリニューアルされるようになりました。そして、昨年から今年にかけて223系でもリニューアルされた車両が登場しました。

余談ですが、展示中に「和邇」や「城崎温泉」を表示していました。行先表示器には、JR西日本の主要な駅名が入っているようです。

工事内容

概ね、207系と共通のメニューで施工されていますが、223系で追加されたメニューもあります。

  • 灯火類のLED化(これに伴い、0・1000番台はテールランプの位置が上がった)
  • 方向幕のフルカラーLED化(種別表示器も交換)
  • トイレを車いす対応大型タイプに更新
  • 1・4号車に車いすスペースを設置
  • 床下の電子機器・半導体部品を交換

0番台のリニューアル車は、元々ヘッドランプがあった場所にLEDの灯火類を全部押し込んだため変な並びになっています。1000番台も同様に全部押し込んだものの、施工前はヘッドランプとフォグランプが横並びになっていてスペースが横長であり、そのスペースを生かしてテールランプも加えて3つ横並びになっており、そこまで違和感はありません。

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223系0番台リニューアル車(灯火類に注目)

洗浄線

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洗浄する列車の先頭からの眺め

網干総合車両所の南の端には、車両の洗浄を行う線路があります。洗浄は2段階で行われており、最初は洗剤をつけて汚れを浮かせ、2回目はブラシで落とすという手順です。

2000年に鷹取工場を統合し、網干総合車両所として機能が拡充される前の「網干電車区」時代は、山陽本線の上下線に挟まれるような形で立地しており、洗浄線のさらに南側にある線路は元々山陽本線の下り線でした。
その関係で、網干駅も構内配線が変更され、従来は3番線が下り本線だったのが、2番線が下り本線に変更され、3番線は車両所内に出入りする副本線となっています。したがって、大阪方面からの網干行き電車は3番線に到着し、入庫します。ただし、姫路止まりで姫路駅から回送するものもあり、その場合は3番線ではなくその南側の線路を通って入庫します。
大阪方面の始発列車は、下り線を横切って出庫し1番線から出発しますが、入庫せず3番線で直接折り返すこともあります。また、播州赤穂・上郡からの列車で、網干から12両編成で運行する列車は、1番線では連結作業ができないため下り線を横切って3番線に入り、3番線で連結してから大阪方面へ向かいます。

本当に石炭を焚いて走る

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本当に石炭を焚いて走る

ここ最近の網干のイベントといえば、ミニSLですが、このSLは本格派で、本当に石炭を焚いて走ります。そのため、運行の合間に水道から給水したりするのが見られました。

灯火類を点灯

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ヘッドライトを点灯させたトワイライトエクスプレス

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テールランプを点灯させた状態

昨年に続いて、今年も「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が展示されましたが、今年は終盤にエンジンをかけて、灯火類をつけていました。

この車両の灯火類は、構造がN700系に似ており、HIDヘッドライト・フォグランプを赤いLEDが取り囲むという構造です。

丸いヘッドライトとフォグランプをテールランプが取り囲み、また灯火類のユニットも丸いため、テールランプをつけると往年のスカイラインのように見えます。

旧世代・新世代

工場内に「旧世代」と書かれているものがあります。これはJR西日本における車両の分類で、概ね、国鉄時代のものが「旧世代」、221系以降が「新世代」に分かれています。

旧世代

新世代

ただし、旧世代と新世代の間に「中世代」というのもあるらしく、インバータ制御ではないものの回生ブレーキが使える車両(201系・205系・213系・221系)がこれに該当します。
221系は「新世代」に入るのですが、足回りが211系・213系と同じで120km/h対応がなされており、国鉄時代の設計を引きずっています。

「新世代」車両の特徴として、全車両が(環状線専用としている323系であっても)寒冷地仕様となっているのがあげられます。

*1:271系が登場するまで、在来線特急で普通車の全席にコンセントが付いた車両はなかった。新幹線ではW7系で初めて全席に装備

*2:JR東日本では、横須賀線ver.のE235系グリーン車で初登場

*3:このためにネット予約システムも構築した

*4:デッキに立つだけでもグリーン料金を請求される

ANIMAX MUSIX 2019 KOBE -2Days-

すっかり秋の風物詩になった、「ANIMAX MUSIX」。2015年から西日本でもやるようになり、毎回大阪でやっていましたが、今回はなんと、神戸でやることになりました。
会場はポートアイランド兵庫県最大のホールとして知られるワールド記念ホールです。

出演者

1日目(10/26)

2日目(10/27)

太字ワールド記念ホールでワンマンライブ開催済み(なんちゃんはfripSideとして)

セットリスト

1日目

曲名 歌手 備考
1 黄昏のスタアライト 南條愛乃
2 サヨナラの惑星 南條愛乃
3 新世界 南條愛乃
4 クローバー♣かくめーしょん Machico
Run Girls, Run!
タオル曲セレクション
オリジナル:とりぷるふぃーりんぐ
5 SAVIOR OF SONG TRUE タオル曲セレクション
オリジナル:ナノ feat. MY FIRST STORY
6 アイム・ア・ビリーバー KOTOKO
Raychell*1
タオル曲セレクション
オリジナル:SPYAIR
7 Rainbow Planet 渕上舞
8 リベラシオン 渕上舞
9 Share the light Run Girls, Run!
10 キラリスト・ジュエリスト
ダイヤモンドスマイル
Run Girls, Run! メドレー
11 Invincible Fighter RAISE A SUILEN
12 EXPOSE 'Burn out!!!' RAISE A SUILEN
13 激動 RAISE A SUILEN FAN SELECTION
オリジナル:UVERworld
14 Hello,shooting-star 渕上舞 FAN SELECTION
オリジナル:moumoon
15 SHOOT! 小倉唯
KOTOKO
FAN SELECTION
オリジナル:RO-KYU-BU!
16 fantastic dreamer Machico
17 1ミリ Symphony Machico
18 Sincerely TRUE
19 BUTTERFLY EFFECTOR TRUE
20 Blast! TRUE
21 dear my distance 鬼頭明里
22 Swinging Heart 鬼頭明里
23 Raise 小倉唯
24 Destiny 小倉唯
25 Honey♥Come!! 小倉唯
26 風待ちジェット 南條愛乃 週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:坂本真綾
27 7 -seven- TRUE
Machico
週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:FLOW×GRANRODEO
28 ハヤテのごとく! KOTOKO
29 Re-sublimity
Special Life!
Light My Fire
→unfinished→
KOTOKO 15周年記念メドレー
30 being KOTOKO
31 スクランブル 出演者全員 週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:堀江由衣 with UNSCANDAL

2日目

曲名 歌手 備考
1 FIRE BIRD Roselia
2 R Roselia
3 Black Shout Roselia
4 Shangri-La MYTH & ROID
Roselia
ロボットアニメセレクション
オリジナル:angela
5 sakura 石原夏織
茅原実里
ロボットアニメセレクション
オリジナル:NIRGILIS
6 COLORS PENGUIN RESEARCH ロボットアニメセレクション
オリジナル:FLOW
7 WILD BLUE PENGUIN RESEARCH
8 決闘 PENGUIN RESEARCH
9 閃きハートビート 伊藤美来
10 Plunderer 伊藤美来
11 Shocking Blue 伊藤美来
12 いつか世界が変わるまで 飯田里穂
13 青い炎シンドローム 飯田里穂
14 TEMPEST 石原夏織
15 Face to Face 石原夏織
16 止マレ! 茅原実里 FAN SELECTION
オリジナル:平野綾茅原実里後藤邑子
17 リライト PENGUIN RESEARCH
MYTH & ROID
FAN SELECTION
オリジナル:ASIAN KUNG-FU GENERATION
18 カラフルストーリー 飯田里穂
伊藤美来
FAN SELECTION
オリジナル:every♥ing!
19 ダメハダメ 鈴木みのり
20 リワインド 鈴木みのり
21 Everyday's Evidence 相羽あいな
22 Lead the way 相羽あいな
23 TIT FOR TAT MYTH & ROID
24 STYX HELIX MYTH & ROID
25 JINGO JUNGLE MYTH & ROID
26 Sign 伊藤美来 週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:内田彩
27 ハッピー☆マテリアル 石原夏織
鈴木みのり
週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:麻帆良学園中等部2-A
28 エイミー 茅原実里
29 境界の彼方 茅原実里
30 TERMINATED 茅原実里
31 Paradise Lost 茅原実里
32 スクランブル 出演者全員 週刊少年マガジン60周年セレクション
オリジナル:堀江由衣 with UNSCANDAL

ここでもタオル曲

土曜日の企画枠は「タオル曲セレクション」でした。しかし!タオル曲といえば奈々さんです。

7月にここへ足を運び、当然のごとくタオル曲がありました。なので、またしてもタオルを振り回しに来た、ということになります。

本編にDJコーナー

ANIMAX MUSIXの名物は、開演前に会場外でいろいろなコーナーがあり、その中の一つに「DJコーナー」があります。東日本・西日本ともにやっています。
しかし、今回はDJコーナーがありませんでした。その代わり…

なんと、本編の合間に入っていました。テーマは最初の企画枠とそろえられており、3曲ずつありました。

本編の合間にDJコーナーが入るのはこれが初めてではなく、昨年すでに横浜で同じようなことがありました。

1日目(タオル曲)

2日目(ロボットアニメ)

Roselia関西版

アニメやゲームアプリなど幅広く展開されているコンテンツ「BanG Dream!」。ここではバンドは8組結成されていますが、声優で組んで実際に活動しているバンドのうち、土曜日にRAISE A SUILEN、日曜日にRoseliaが登場しました。

RAISE A SUILENは7月(奈々さんの翌週)に同じ会場でやりましたが、Roseliaはワンマンライブもイベントも関西では登場したことがありませんでした。なので、今回が関西に初登場です。

関西ということで、MCを全部関西弁でやるという暴挙に出ました。しかし、「クールなイメージが壊れる」と突っ込みが入りました。

半年前は聞けなかったのが…

ANIMAX MUSIXには2回目の出演となった小倉唯。2回とも関西というのは珍しいでしょうか。

唯ちゃんのライブには、成り行きで4月に初参加となりましたが、オリックス劇場で聞けなかった「Raise」が、なんと神戸で聞けてしまいました。
大阪で初参加となった翌日、滋賀県大津市打出浜、びわ湖ホールで歌っていたという連絡が入りました。

奈々さんでは「ETERNAL BLAZE」、みのりんでは「Paradise Lost」に相当する曲と言えます。

リクエストも地元枠

各人の自身名義の曲と、カバー・コラボレーションで大概2~3回出番がありますが、みのりんは3回出てきました。

やはり神戸ということで、『涼宮ハルヒの憂鬱』(2009年版)から1曲選ばれていました。実は3人揃って歌ったことはなく、今回初めて歌うとのことです。

ダブルみのり

2日目のメンツの中に、「みのり」が2人もいます。なので、事前のリクエストでは「“ダブルみのり”でコラボレーションを」と入れました。が、実現はしませんでした。

ただし、石原夏織は両方と組んで歌い、最後に「茅原さんとみのりちゃん(鈴木みのり)で…」とボケていました。両方とも「みのり」です。

シークレットとは

例年、東西で16組ずつ、3回に分けて出演者を発表していますが、さらに当日になって「シークレット」という形で追加されます。また、初登場がシークレットで、翌年以降に正式な出演者として出てくることも多々あります(2018年横浜のMYTH & ROIDなど)。

今回のテーマは「ANIMAXが薦める新人歌手」ということで、1日目は鬼頭明里、2日目は相羽あいなでした。

ただし、シークレットとは言っても他のグループとしては前もって出演が決まっており、ソロ名義ではシークレット扱い、ということもよくあります。今回は相羽あいながこれに当てはまり、Roseliaとしては最初から出演が決まっていました。
これではシークレットの意味が薄れてしまいます。

トリは15周年コンビ

各日の締めくくりは、土曜日はKOTOKO、日曜日はみのりん、ともにデビュー15周年を迎える歌手が務めました。

KOTOKOといえば、やっぱり『灼眼のシャナ』(その昔愛読していた)の曲2曲ですが、それ以前の曲では「Re-sublimity」もお気に入りです。

そしてなんといっても、神戸で7年ぶりに歌うみのりん。最新曲「エイミー」はもちろん、TERMINATEDとParadise Lostという、レッドゾーンまでぶん回す曲が2曲立て続けに出ました。三宮からポートアイランドに場所が変わっても、会場が大きくなっても、盛り上がりっぷりは全く変わりません。

*1:RAISE A SUILEN