「ダーツの旅」のルーツはここにあり?

探偵!ナイトスクープ」20周年企画の一環として、局長が上岡龍太郎だった時代の厳選されたネタをノーカットで放送する「探偵!ナイトスクープ リターンズ」がABCテレビをはじめ一部の地方局で放送されていますが、今回のネタにはこういうのがありました。

越前屋俵太が担当した「これが本当のぶらり旅」。最近の旅番組はありきたりなフォーマットでつまらないので、まったく新しいタイプの旅番組を作ってほしいというものでした。

俵太探偵が考え出したのは、近畿地方の地図とダーツの矢を用意し、地図に矢を投げて行き先を決めるというものでした。ん?これはどこかで見たことがあるような…。

日本列島 ダーツの旅

一億人の大質問!?笑ってコラえて!」の初回からやっている人気コーナーであります。ナイトスクープのほうは企画としてはいまいちぱっとしないようでしたが、最後に「業界関係者の方、どんどんまねしてください」と言っていたため、「ダーツの旅」の原型ともいえるでしょう*1。12年も続く人気コーナーは、ナイトスクープが4年も早く始めていたのでした。

局長は「世界地図でやれば面白い」と言っていたのですが、これも「笑ってコラえて!」の特番で実際にやっています。

*1:ちなみにテレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」も似たような経緯があり、読売テレビで原型となった企画が生まれ、「EXテレビ」の1コーナーとして放送したあと、日本テレビ系で独立した番組として放送しようとしたが日本テレビに却下され、企画をオークションにかけたらテレビ東京が落札して現在に至る。ちなみに、読売テレビでは上岡龍太郎島田紳助が司会を担当し、日本テレビに企画を売り込む際にもどちらかを司会者にするという条件が付いていた。「なんでも鑑定団」の司会者が島田紳助なのはその名残