http://www.kotsu.city.osaka.jp/news/houdou/h20/081021_30000kei.html
2009年3月より、大阪市営地下鉄谷町線にて新型車「30000系」が運行を開始します。谷町線といえば、大阪市営地下鉄では堺筋線の60系が全廃されて以来唯一(堺筋線における阪急からの乗り入れ車を除き)抵抗制御車が残っていたのですがすべて置き換えられます。これで御堂筋線以外では(堺筋線における阪急からの乗り入れ車を除き)すべてVVVF車に統一されることになります。
大阪市営地下鉄では、30系以来*1形式は番号の上2桁を取って「10系」「20系」などとしているのですが、「(2代目)30系」ではなく「30000系」です。現在、老朽置き換えで投入される車両は番号が5桁化され、千位に路線番号を入れていますが、この30000系も千位は谷町線(高速電気軌道第2号線・大阪市高速鉄道第2号線)の「2」が入っています。なので、「新20系」が路線ごとに「21系(御堂筋線)」「22系(谷町線)」「23系(四つ橋線)」「24系(中央線)」「25系(千日前線)」と区分されているように、30000系も第三軌条の全路線*2に投入されれば「31000系(御堂筋線)」「32000系(谷町線)」「33000系(四つ橋線)」「34000系(中央線)」「35000系(千日前線)」となるかな?かな?
デザインは、新20系は「豚の鼻のような」ヘッドランプが目につき、貫通扉は完全に右側に寄っていましたが、30000系はなんというか、近鉄3220系と東京メトロ08系を混ぜたような感じで、標識灯はすべて上に集約されています。帯の色は完全に08系です。また、縦方向にも帯が配され、そこには数字が記されていますがこれは号車表示です。谷町線では1〜6が配されます。はっきり見えませんでしたが「VVVF」マークらしきものもあります。
シートは、大阪市営地下鉄の第三軌条路線むけ車両は18m・4ドアという特殊なレイアウトなのでドア間6人掛けだったのですが、幅を広く取って5人掛けに。車内案内表示は最近関西でじわじわと普及しつつある液晶モニタ。