「秋葉原」は何と読むか
現在は「あきはばら」と読むのが一般的ですが、その昔は「あきばはら」「あきばっぱら」「あきばがはら」「あきばのはら(秋葉の原)」と読まれていました。現在の一般的な読み「あきはばら」は、秋葉原駅が開業した際に間違ってつけられた読み方であります。それがそのまま定着してしまい現在に至るのですが、略称が「アキバ」であることから、現在でも「あきばはら」と読まれることもあります。
アキバ系
秋葉原駅に出入りする電車(209系・E231系・E233系・東京メトロ03系・東急1000系・東武20000系・TX-1000系・TX-2000系)のことではありません。秋葉原にしょっちゅう出入りするオタクのことです。「Aボーイ」「Aガール」という呼び名もありますが、このAはもちろん「秋葉原(Akihabara)」のことであります。
ただし、関西ではこの呼び名を嫌う人もいるようで、日本橋の略称「ポンバシ」に置き換えて「ポンバシ系」というのもあります。この呼び方を提唱しだしたのは“萌えジャージ”でおなじみの向清太朗*1。
アキバ系アイドル
秋葉原を活動の拠点とする女性アイドルのことを指しますが、秋葉原での活動に限定せず、「アキバ系」という言葉からイメージされる活動を行っているアイドル全般を指すこともあります。また、自らがアキバ系趣味を持っている人物や、アイドル声優も含むことがあります。
とすると、「アキバ系アイドルといえば?」と聞いてすぐ浮かんでくるのは…
無名な人も入れるともっといます。
でも、よく考えてみると水樹奈々は“アキバ系アイドル”というくくりには入れづらいような…。いつだったかの朝日新聞に「最近の人気はアニメファンの間にとどまらない」なんて書いてあったし…。
ちなみに、「AKB48」の「48」はメンバーが48人だから、ではないそうな。あと、AKB48と水樹奈々はレコード会社が同じだったりします。
「なんとか無線」はなぜ多い?
秋葉原には「なんとか無線」という屋号の電器屋がたくさんあります。大阪にも、「中川ムセン(中川無線電機)」「ニノミヤ(旧・二宮無線電機商会)」「八千代ムセン(旧・八千代無線電機商会)」がありました。ニノミヤは廃業し、中川ムセンは電器屋をやめてディスカウントストアに衣替え、八千代ムセンはケーズデンキに買収されてしまいましたが。
なぜかというと、その昔は無線機(ラジオ)やそのパーツを扱う店として出発した店が多く、あらゆる家電製品を扱うようになってもその名残として「なんとか無線」として営業し続けているためであります。