485系「雷鳥」、終焉へのカウントダウン

ついに、683系4000番台が営業入りしました。それは、485系雷鳥」の終焉が近付いたということを意味します。タイムリミットはあと2年。

雷鳥」系統の485系は、まず1995年に681系が投入されて「スーパー雷鳥」の一部を「スーパー雷鳥サンダーバード)」に置き換えたあたりから数を減らし始めました。初期のころは「サンダーバード」はあくまでも681系を指す呼び名で、列車としては「スーパー雷鳥」のままでした。ただ、「スーパー雷鳥サンダーバード)」は長くて呼びづらいため、1997年3月改正で単に「サンダーバード」と呼ぶようになりました。この改正では紀勢本線でも「スーパーくろしおオーシャンアロー)」が「オーシャンアロー」に改称されています。

ちなみに、運行開始当時のCMではかつて一世を風靡した英国の大ヒット人形劇「サンダーバード」のキャラクターが出ており、BGMも「サンダーバード」のテーマでした。

第2段階は、2001年3月改正。683系を投入して「スーパー雷鳥」を「サンダーバード」に一本化。

そして2009年〜2011年に最終段階。485系のうち残り10編成を683系4000番台で置き換え。これで23往復(休日は25往復)すべて「サンダーバード」になる…かな?

ところで、683系は4000番台だけパンタグラフシングルアームに変わっています。もしほかの車もパンタグラフを取り替えないと、近鉄みたく「12両編成にすると、異なる形のパンタグラフが混在する」なんてことになってしまいますw

予定数がすべてそろえば、E257系が持っているJR形特急電車の最多数レコードを更新することにもなります。