電車の衝撃吸収構造

225系を投入するということで、こんなネタを引っ張ってきました。

http://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_3/35-40.pdf

http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2009/09/post_1095.html

自動車ではボディの一部を衝撃吸収構造にするのは当たり前で、鉄道ではJR東日本で広く採用されています。E217系を皮切りに、E231系(近郊型)・E233系E531系にて採用されています。JR西日本でも225系から採用されることになりました。

E231系の衝撃吸収構造は、先端部分と客室をサバイバルゾーンとし、その間にクラッシャブルゾーンを挟み込むという構造になっています。万が一正面衝突した場合、コックピット部分が残り後ろがつぶれるというような格好になります。

クハE231-6019)運転席脇の窓がある部分と客室がサバイバルゾーンで、乗務員室扉のあたりがクラッシャブルゾーンとなっています。

さらに進んだ考え方では、先端をクラッシャブルゾーンにして衝突した場合はコックピットを引っ込めるという構造となっています。これもJR東日本で考案され、225系はこれに近い構造になっています。