この秋の新作アニメは、秋にしては史上まれにみる不作ぶりで、再放送でごまかすなどということもされています。
太字:新作 斜体:再放送 通常:継続
サンテレビ
- アスラクライン2(月曜24:00〜)
- 生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録(月曜26:10〜)
- そらのおとしもの(火曜24:00〜)
- 11eyes(火曜26:10〜)
- 聖剣の刀鍛冶(水曜26:10〜)
- キディ・ガーランド(木曜24:40〜)
- クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者(木曜26:10〜)
- 真・恋姫†無双(金曜26:20〜)
- けんぷファー(日曜25:30〜)
不作とはいうもののかなり多いのはサンテレビ。9本あります。
『キディ・ガーランド』はもともと『キディ・グレイド2』として企画されていたのですが、どういうわけか名前が変わっています。さらに、パイロットDVDが2007年に売り出されたのに、企画が固まりテレビアニメ化されるのに2年もかかっています。パイロットDVDのテーマソングが『純白サンクチュアリィ』だったのは有名な話。
『アスラクライン』『クイーンズブレイド』は、いわゆる「変則2クール」でやります。MBSでも、期間の違いこそありますが“コードギアス”や“ガンダム00”でやっていました。
『けんぷファー』といえば、なんといっても豪華な出演声優陣。
MBS毎日放送
- DARKER THAN BLACK-流星の双子-(木曜25:25〜)
- にゃんこい!(木曜25:55〜)
- おおきく振りかぶって(木曜26:25〜)
- 秘密結社鷹の爪 カウントダウン(金曜26:05〜)
- とある科学の超電磁砲(土曜「アニメシャワー」1本目)
- マクロスF(土曜「アニメシャワー」2本目)
- NEEDLESS(土曜「アニメシャワー」3本目)
- 魔法少女リリカルなのはA's(土曜「アニメシャワー」4本目)
MBSはちょっと元気がなくて、新作は4本だけで3本は再放送、あと1本は7月から継続ということになっています。
『マクロスF』は、いよいよ11月に控えた劇場版の公開に向けた再放送。『魔法少女リリカルなのはA's』はゲーム版の宣伝を兼ねた再放送でしょうか。しかしかなりうがった見方をすると、“リリカルなのは”をMBSが狙っているようにも見えます。
『秘密結社鷹の爪』は、かつて『THE FROGMAN SHOW』としてABCテレビで放映されていたことがありましたが、今回はどういうわけかMBSにて放送されるのです。
ABCテレビ
今シーズンも放映予定はなし。ABCテレビはあまり深夜アニメに積極的ではなく、サンテレビ・MBS・テレビ大阪にほとんどが集中しているのです。
ちなみに、テレビ朝日系では10数年ぶりに金曜日以外のゴールデンタイムにアニメが復活することになりましたが…まず間違いなくずっこけるでしょうw*1
読売テレビ
- 犬夜叉 -完結編-(「MONDAY PARK」1本目)
- 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪(「MONDAY PARK」2本目)
- 君に届け(「MONDAY PARK」3本目)※本作のみ12月から放映
かつて、読売テレビの全国ネットアニメ枠が月曜日にあった時代に『名探偵コナン』と双璧をなしていた『犬夜叉』。2000年から4年間放映されていたのですが、アニメが原作に追いついてしまい打ち切り、その後原作は2008年に完結したため、描ききれなかったエピソードをこの秋から改めてアニメ化…ということになるのですが、今回は全国ネットではなく深夜枠で放送されることになりました。
『乃木坂春香の秘密』は…MBSでいうところの“シャナ”的ポジションを手に入れています。電撃文庫作品のアニメはテレビ東京や独立U局に押さえられるのが多い中で、この2本はちょっと違っています。大阪のテレビ局が手に入れ、“シャナ”に至ってはTBS系列の作品になるという出世ぶり。ですが、『乃木坂春香の秘密』は日本テレビ系列には上がりませんでした。
どういうわけか、日テレ制作のアニメは時間帯を問わず読売テレビではかなり遅れて放映されています。
テレビ大阪
- ささめきこと(火曜26:05〜)
- 夏のあらし!〜春夏冬中〜(金曜27:05〜)
- ミラクル☆トレイン〜大江戸線へようこそ〜(金曜27:35〜)
- テガミバチ(土曜22:55〜)
なんと、テレビ大阪では新作が(今のところ)4本しかないのです。
「春夏冬中」は…「商い中」。これは商売人がよく使うダジャレ。
『テガミバチ』は、深夜アニメにしてはちょっと早い時間帯に放映されます。かつて、『ラブひな』を22時台に放映していたことがありましたが、これはもっと早い時間帯でした。
*1:ただ、アニメというのは視聴率がすべて、というわけではない。視聴率が悪かったとしても、DVDなどの売り上げがよければ別に問題にならない。近年の深夜アニメはそこに突っ込みを入れたビジネスモデルである