阪急京都本線ダイヤ改正

阪急京都本線では、摂津市駅開業、ATSの更新、特急用車両のオール9300系化に合わせて、来年3月14日にダイヤ改正を行うことになりました。

ATSと車両を取り替えると…

先に神戸本線に設置されたATSが、京都本線でも設置されることになりました。神戸本線では昼間の特急(いわゆる「A特急」)が115km/hで運行されるようになりましたが、京都本線でも同様に特急・通勤特急は115km/hで運行されることになります。

さらに、京都本線では6300系を置き換えるために9300系が次々投入されており、このダイヤ改正ですべて9300系に置き換わります。6351F〜6353Fは編成を短縮しインテリアを改造したうえで嵐山線で今後も活躍するのですが、残りの編成はどうなるかわかりません。ちなみに、6356Fは1両を残して解体処分されました。

かつて、117系京阪3000系(初代)と京阪間の覇権争いをしていた6300系。その33年にも及ぶ活躍に幕を下ろすことになります。

9年ぶりに復活

かつて、京都本線には「快速」という種別がありました。これは、急行より停車駅が多く準急より少ないという電車で、準急との違いは南方・崇禅寺を通過、当時の急行との違いは高槻市以東各駅停車になる、というものでしたが、2001年3月の改正で急行に統合され(それまで運行されていた急行は「快速急行」として残る)廃止されました。その後、2007年からは行楽シーズンの臨時列車として復活しました。

その臨時列車の停車駅パターンを踏襲した上で、平日夕方の京都河原町行き準急7本を快速に格上げ。定期列車としては実に9年ぶりの復活を遂げることになりました。一方で、朝5時台の大阪梅田行き快速急行は快速に格下げ。

好評につき…

2009年は春と秋に神戸・宝塚から嵐山への直通臨時列車が運行されましたが、好評を博したため2010年もやります。しかし、淡路から桂までノンストップって…すさまじいな、これ。