『けいおん!!』#10

さわちゃんは唯たちの大先輩で、同じ軽音部に所属していたのですが、“放課後ティータイム”が典型的なガールズバンドなのに対して、さわちゃんはヘヴィメタ路線で行っていました。その名も「DEATH DEVIL」。ただ、さわちゃんからすると消したい過去のようで、軽音部の顧問を引き受けたのも「“その昔、ヘヴィメタをやっていた”という過去をばらされたくない」からでした(すでにブラバンの顧問だったので、最初は断るつもりだった)。過去がばれると学級崩壊の原因になる、とのこと。ただ、ギターを手にしたり眼鏡をはずすとその時代の人格に戻ってしまいます。

その、さわちゃんの様子がおかしいのです。ムギちゃんが修学院駅前で目撃してしまいました。それにしても、デオ700が複線を逆走しているのが気になります。

どういうことかというと、さわちゃんは最近修学院駅前まで車で送り迎えをしてもらっているのです。「もしかすると、彼氏に送り迎えしてもらってるのでは?」…ということで、メンバーがそろってさわちゃんを尾行しました。張り込みにはアンパンと牛乳…って、“DTB”でも同じようなネタが出てきました。“DTB”ではV35セダンに乗って張り込みをしていましたが、今回は街路樹の陰に隠れています。

結局のところ、誰に送り迎えしてもらっているのかというと、DEATH DEVILのメンバーだった“クリスティーナ”こと河口紀美でした。ちなみに、さわちゃんは“キャサリン”。

クリスティーナ行きつけのおでん屋台。何の話をしていたかというと、さわちゃんが結婚する…のではなく、また別のメンバーが結婚するので、その2次会の相談をさわちゃんとしていた、とのことでした。

やっぱり、元軽音部ということで一曲演奏するということですが、前述の理由からさわちゃんは乗り気ではありません。なので、“放課後ティータイム”が代わりにやることになったのですが、唯が加わるとゆる〜くなってしまいます。同じ「ゆい」でも、DEATH DEVILのヴォーカルには『Angel Beats!』のユイにゃんのほうが合ってるかな?

さわちゃん「DEATH DEVILってのはこんなんじゃない!」→さわちゃん、我慢できずにスイッチオン。眼鏡をとって唯のギターを手に取り、一曲熱唱してしまいました。「やっちゃったー!!」「やらせちゃったー!!」

で、どうなったかというと、さわちゃんの新たな魅力が発見されたようです。

あの手つきを見ると、どうしても「キラッ☆」が浮かんできます。