飛び出し軽音部

 人気アニメ「けいおん!」(TBS系)でまちおこしを目指す滋賀県豊郷町(とよさとちょう)の実行委が、主人公の女子高生らをモデルにした交通事故防止看板「飛び出し坊や」を作った。

 女子高軽音楽部の生徒らの日常を描くコメディーで、町立豊郷小の旧校舎が舞台のモデルとされる。主人公らの歌う曲がCD売り上げ1位になるなど社会現象化し、交通安全にも役立てようと考えた。

 滋賀県は、飛び出し坊やの数が全国一とされ、「ひこにゃん」や忍者などもある。メンバーらは「出来栄えは抜群。渋滞を招いてしまうかも」。【稲生陽】

(「毎日新聞」2010年6月21日)

 女子高校生を題材にした人気アニメ「けいおん!」ブームにあやかり、木製看板「飛び出し女子高生」を、豊郷町商工会の会員らでつくる「けいおんまちおこし実行委員会」が製作した。

 19日、豊郷小学校旧校舎群の正門など町内5カ所にお目見えする。

 飛び出し女子高生は縦80センチ、幅50センチ。交通安全イラスト看板「飛び出し坊や」にちなみ、道路に飛び出す姿がちゃめっ気たっぷりでカラフルに描かれている。アニメファンの30代男性デザイナー(京都市)が原画を実行委に持ち込み、5月末から製作が始まった。

 作業は計4日間にわたり、関東や近畿など各地から集まったアニメファンの有志ら計約15人が参加。心を弾ませながら、地元の業者がかたどった人形のベニヤ板に、青や黒色のペンキで丁寧に色付け、計10体を完成させた。

 週末には200人近いファンが同校舎群に訪れることもあり、実行委は「道路に面した場所に配置して、飛び出し女子高生で交通安全を呼び掛けたい」と話している。 (古根村進然)

(「中日新聞」2010年6月17日)

こんな見出しを付けると、『けいおん!』が3Dアニメ化される、という話なのか?と思えるでしょうが、そうではなくて小学校の近くでよく見かける「飛び出し坊や」の話。

飛び出し坊やというのは全国的に分布していますが、特に京都府滋賀県に多く、ホームセンターで売っていることがあります。ホームセンターに並んでいるような汎用デザインのもののほかに、子供に人気のあるキャラクターを描いた、町内会・PTAの手作りのものまであります。

けいおん!』の地元として知られる滋賀県豊郷町にて、『けいおん!』バージョンの飛び出し坊やが登場しました。

ここでもやっぱりあずにゃんネコミミを装備。しかし、前代未聞の「ネコミミ付き飛び出し坊や*1って…。唯はあごが長い(決して平野恵一ではない)ように見えますが、遅刻してパンをくわえて走っているのをイメージして描かれているため、あごが長いわけではありません。

右向きと左向きを1体ずつで、10体が豊郷町内の各所に設置されます。

さらに、近江鉄道は『けいおん!』の切符を売り出すそうな。

*1:そもそも「坊や」ではないが