とある日産車のタイヤ交換

昨日、うちの「ちっこい方の車」AK12マーチのタイヤを交換しにオートバックスへ行きました。もちろん、4輪全交換。

サイズは165/70R14。165はトレッド幅165mm、70は偏平率(サイドウォールの幅/トレッド幅)70%、Rはラジアルタイヤ、14はリム直径(要するに、何インチのホイールをはめられる、ということである)であります。

当然、自分で付けるのは不可能なのでピットインして付けてもらうのですが、それで結構取られます。タイヤの取り付け料金は車1台分ではなくタイヤ1本ごとに取られるのです。また、タイヤの値段には普通、取り付け料金や処分費用などは含まれません。

今回選んだのは、インデックスちゃんの中の人がCMのナレーションをやっていることで知られる「ECOPIA」…ではなく、FALKEN「SINCERA SN828」であります。

ブレーキが見える

ホイールを外すと、どんなブレーキが付いているかわかります。アルミホイールをはいた車ではホイール越しに見えることがありますが、普通の車では鉄チンにホイールカバーをかけており、ブレーキは見えません。

コンパクトカーだと、前はディスクブレーキで後はドラムブレーキという組み合わせが大多数を占め、ある程度大きくなると全部ディスクブレーキになります。昔の軽自動車では全部ドラムブレーキというのもありました。

ドラムブレーキは安く、ブレーキ力も強いのですが、水が入るとなかなか抜けない、熱がこもりやすくフェード現象を起こしやすいという欠点があります。逆に、ディスクブレーキは濡れても回っているためすぐ水が飛び、熱の抜けがよくフェード現象を起こしにくいのですが、力が弱いという欠点があり、倍力装置を入れてあります。

パーキングブレーキはどっちなのか」…パーキングブレーキはドラムブレーキであります。たいていの車ではパーキングブレーキは後輪にかけるもので、4輪すべて、もしくは後輪がドラムブレーキの車はドラムブレーキをワイヤーで強制的に作動させてかけます。すべてディスクブレーキを装備した車の中には、パーキングブレーキがディスクブレーキという車もありましたが、ちゃんと止められないため、現在では全部ディスクブレーキを装備していても、パーキングブレーキのためだけに後輪にドラムブレーキを仕込んであります(ドラム・イン・ディスク)。

偏平率の話

偏平率は、低いとタイヤのグリップ性能、操縦安定性、ブレーキ性能が向上します。なので、スポーツカーは偏平率の低いタイヤを付けています。CKV36を運転したことがありますが、これは前が45偏平で後ろが40偏平でした。さらに、CKV36は前後で違うタイヤを付けており、後のタイヤが太い(245/40R19)のです。もっとも、Z34やR35に至っては後に35偏平のタイヤを付けていますが。

一方で、乗り心地は固めでうるさくなるため、静粛性や乗り心地を重視する場合は偏平率は高め(65〜80%程度)のものが選ばれます。普通の乗用車では65%か70%のものがよく使われます。