キハ189系デビュー前夜

いよいよ明日、新「はまかぜキハ189系が運行を開始します。ということで、定期列車としてのキハ181系は今宵限りで引退します。現時点で、「はまかぜ6号」はすでに大阪駅に到着し、「はまかぜ5号」もあと30分ほどで鳥取駅に到着する予定です。

いそかぜ」なき今、この「はまかぜ」がキハ181系最後の定期列車として2010年まで走り続けていたうえ、最近では神戸・姫路市の小学校の修学旅行列車など、キハ58系に代わる団体用車両としても活躍の場を広げています。

はまかぜ」がキハ181系に置き換えられたのは1982年。それ以来、28年間ずっと走り続けてきました。一時期は先述の「いそかぜ」のほかに「あさしお」「いなば」「おき」「くにびき」「まつかぜ」、果ては「はくと」にまで投入されており、「山陰本線といえばキハ181系」という時代もありました。そのうち、「あさしお」「まつかぜ」は電車化され*1、「いなば」「おき」「くにびき」「はくと」は高出力の気動車が投入され、「いそかぜ」は廃止。結果として「はまかぜ」が最後まで残りました。

当初は2011年春のダイヤ改正をめどに置き換えが決定したのですが、カニのシーズンに合わせる形で前倒しされ、明日デビューすることが決定しました。

キハ189系が使用される上下の1番列車、「はまかぜ1号」は9時36分に大阪駅を、「はまかぜ2号」は6時01分に鳥取駅を出発する予定です。

キハ181系キハ189系に置き換えられました。485系683系に置き換えられ、183系は287系に置き換えられます。あとは381系を残すのみ。

*1:「まつかぜ」はのちに「スーパーくにびき」を「スーパーまつかぜ」に改称する形で復活