昨日からあちこちで「auからもiPhoneが出る」という情報が流れています。
iPhoneといえば、スマートフォンの中でも一番の人気モデルで、日本ではソフトバンクが独占販売しており、躍進の原動力となっています。auやドコモは「iPhoneキラー」としてAndroidスマートフォンを大量に投入していますが、iPhoneの人気は揺らぐことがありません。
しかし、ここへきて「auからもiPhoneが出る」となれば、「ソフトバンクはやめてauでiPhoneにしよう」となるのもまた事実であります。というのも、ソフトバンクはあまり電波がよくないというのがもっぱらの評判で、「せっかくiPhoneを買ったのに繋がらない」ということもちらほら。auのCMで「繋がらないスマートフォンなんて意味ないですよね」というのがありましたが、それはiPhoneのことを指しています。ところが、そのCMの担当者は更迭されました。
ちなみに、iPhoneを売るに当たっては「1国1キャリア」という原則がかつては存在したのですが、Apple社が「Androidに食われて売れない」ことを心配したために自らその制限を撤廃し、アメリカなどでは2社以上から売り出されています。auの電波方式「CDMA2000」に対応したモデルも登場し、技術的な問題はクリアされました。なので、日本でも「ソフトバンク以外でも売りたい」という意向があったのでしょう。
ただし、iPhoneを売るに当たってはApple社からノルマが課されます。
このノルマがあるため、iPhoneの料金はAndroidスマートフォンより安くなっています。
型番については、冗談で「IS11Aになるのでは?」などと言われていますが、ソフトバンクでは型番をつけていないので、auでも型番は付けずにそのまま「iPhone」として売り出されるでしょう。
Android搭載機を大量に投入し、Windows Phone IS12Tも投入し、そして今度はiPhone。BlackBerryまで出したら「auでは、スマートフォンなら何でも揃っています」ということになるかもしれません。
Androidスマートフォンには、auの携帯電話でおなじみだったサービスを移植し、「@ezweb.ne.jp」のメールも使えるようになっており、Xperia acro IS11S*1でもやっと使えるようになりましたが、iPhoneはそこまでいじれるのか?