日産のセダンを下から並べてみると、ラティオ、シルフィ、ティアナ、スカイライン、フーガがありますが、2010年まではさらに上にシーマとプレジデントが控えていました。ただ、衝突安全基準に引っ掛かるうえに適合させようとなると費用がそれなりにかかり、あまり売れていないため費用をかけられず、そのまま絶版となってしまいました。
しかし、日産のフラッグシップとしてフーガは似つかわしくなかったようで、日産初のハイブリッド専用モデルとしてシーマを復活させることになり、今日発表されました。
で、どんな車か見てみたら、なんてことはない…
でかいフーガ
フーガハイブリッドを175mm伸ばしただけの代物であります。日産のフラッグシップにしてはあまりにも急ごしらえすぎます。実際、車両型式も「HGY51」と、フーガの姉妹車という感じになっています。
もっとも、シーマは初代モデルから「でかいセドグロ」という位置づけだったようで、初代モデルではY31セドグロのシャーシに3ナンバー専用ボディとV6・3000ccツインカムターボエンジンを載せただけの代物でした。3代目までは車両型式が同時期のセドグロと同じで、初代モデルの正式名称は「セドリックシーマ」「グロリアシーマ」でした。*1
しかし、セダンで後席用モニターは珍しい。しかも2個ある…。また、燃費は16.6km/l(JC08モード)で、F50より大幅に改善されています。あんなでかいボディでティーダ並みの低燃費。クラウンハイブリッドよりも燃費がいいのです。
以前から、日産のセダンはデザインが似通っており、上からフーガ、ティアナ、シルフィという感じでしたが*2、その上にシーマが加わりました。
PURE DRIVEシリーズ
5代目シーマはハイブリッド専用モデルなので、「PURE DRIVE」シリーズに入ります。
- K13 マーチ(アイドリングストップ)
- DNT31 X-TRAIL(クリーンディーゼル)
- HY51 フーガ(ハイブリッド)
- C26 セレナ(アイドリングストップ)
- MG33S モコ(アイドリングストップ)
- CWEFWN/CWEAWN ラフェスタ(アイドリングストップ)
- HGY51 シーマ(ハイブリッド)
「PURE DRIVE」といえば奈々様のナレーションがついたCMなのですが、またやってくれないかな…