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さよなら、初代3000系

http://www.keihan.co.jp/info/upload/2012-07-05_ex-3000_event_goods.pdf

http://www.keihan.co.jp/traffic/railfan/3000/

初代3000系は、特急専用車としては5代目で、70〜80年代の京阪電車のフラッグシップとして君臨し、117系阪急6300系と熾烈な覇権争いをしていたことでも有名でした。また、当時は京阪線の1500V昇圧の基本方針が定められた時期でもあったため、1983年に昇圧されてからは最低限の手直しで運行できるようになりました。

ただ、転機となったのは出町柳延伸開業で、1編成が不足してしまい、またこれを機に特急を7両編成に統一することになったのですが、基本設計が古い車を増備するのは得策ではありません。そこで8000系を投入したのですが、これが初代3000系の運命を決めることになってしまったのです。

7両編成のうち、1両だけ8000系が入っているということは、そこの乗客が集中してしまうということであり、京阪の経営陣はこれを見て「特急を8000系に統一する」という決断を下します。8000系の人気もさることながら、実際は8000系を製造する際にまだ使える部品を3000系から流用するという事情もあり、3000系を廃車する必要もあったのです。

結局、1編成だけ残されて現在に至るのですが、更新工事を施工した際、1両を2階建車両に改造して組み込み、そのデータをもとに8000系には新造して組み込みました。

京阪線の全車両を新塗装化する際、「新塗装になった初代3000系」のイラストも出ており、実物も番号をペンキで書きなおしましたが、8000系は全10編成が塗りなおされたものの3000系はなかなか塗りなおされず、リニューアルもされていません。「もしや、このまま引退か?」とささやかれていたのですが、その不安は的中してしまいました。

来年春をもって引退することになり、カウントダウンが始まりました。またひとつ、京阪電車の歴史に残る名車が消えてしまいます。先頭車1両だけでいいから、寝屋川工場で保存してほしいと思います。