6月から続いたツアーも、ついに千秋楽を迎えました。今回の会場は、千葉ロッテマリーンズの本拠地として知られているQVCマリンフィールドで、奈々様にとって球場ライブは4年連続4回目であります。そして、ずっと野外ライブは初めてだと思っていたのですが、LIVE UNIVERSEでやっていたので(日比谷野外音楽堂)、6年ぶりということになります。声優の野外ライブといえば、みのりんの夏の風物詩“SUMMER CAMP”がありますが、今回は声優としては前例のない、野外球場でのライブであります。
「あれ、奈々様は阪神ファンなのに、なんでQVCマリンフィールドでやるの?」なんて突っ込んではいけません。
セットリスト
- POP MASTER
- 時空サファイア
- Love Brick
- 76th star
- SUPER GENERATION
- METRO BAROQUE
- Bring it on!
- ROMANCERS' NEO
- 天空のカナリア
- chronicle of sky
- PARTY! PARTY!
- DISCOTHEQUE
- 絶刀・天羽々斬
- Brand New Tops
- Synchrogazer
- NEXT ARCADIA
- BRIGHT STREAM
- Sacred Force
- ETERNAL BLAZE
- Justice to Believe
- 宝物
- FEARLESS HERO
- ONE
- 星空と月と花火の下
- POWER GATE
座席は?
例によってファンクラブ先行で座席を押さえましたが、どこかというと、ある意味ですごい席でした。
3塁側のバックネット裏、甲子園でいうところの「グリーンシート」ですが、最後尾なので後ろには誰もおらず、後ろを気にせず楽しめました。しかも、真後ろにはラジオの放送席があり、ニッポン放送のブースの真下でした。甲子園のバックネット裏で今年は2回も阪神戦を観戦したので、バックネット裏に座るのはこれが3回目です。
このおかげで、最後の花火を最高の場所から楽しむことができましたが、これについては後述します。
野外ならではの演出
野外球場ということで、ヘリをチャーターして上から撮るというのがありました。が、東京湾は羽田空港・成田空港に近いということもあり、「空撮ヘリだと思ったら羽田(成田)発着の飛行機だった」なんてことが何度となくありました。
そして、フィナーレ(星空と月と花火の下)では300発もの花火が打ち上げられました。声優のライブでここまで花火が上がるというのは聞いたことがありません。花火というと、ロッテの主催試合でも夏場のナイターでやっていますが、おそらくこれすら超えてしまうんじゃないでしょうか。神戸港やほっともっとフィールド神戸(阪神戦)の花火なら見たことがありますが、あんなものではありません。
バックスクリーンの裏から打ち上げたので、真正面に花火が見えました。花火大会として見た場合ももう最高でした。
またSynchrogazerで飛んだ!!
今回のツアーでは、アリーナとスタジアムではSynchrogazerを歌いながら宙づりになって移動するという演出があり、大阪城ホールでもやっていました。が、ここはやっぱりQVCマリンフィールド。外野にステージを作ってあり、しかもセンターからホームまで122m、ホームからバックネットまで19mもあります。なので、どれだけ飛んだのかというと…120m。ホームベースの後ろに“停泊”していた「ユニオンスター号」に乗って移動していきました。
ちなみに、「ユニオンスター号」はアリーナ公演でも出したかったということですが、全長12mと余りにも大きすぎるため、泣く泣く断念してQVCで日の目を見た、とのことです。
MCの話題
結局、最後まで大先生…じゃなかった、ムッシュは来ませんでした。そういえば、3カ月ほど前に道1本挟んだ会場に来てたような…というのは置いといて、最後の最後で初めて名前を出しますが、Cherry boysの3代目バイオリニストは門脇大輔。奈々様の一つ下なので、“チェリボ”の平均年齢がぐっと下がったとか…それでも、全員の年齢を合計すると500を超えるそうな。
「刀を持った武士的女子高生」ということで、刀→BLOOD-C→純潔パラドックス、かと思っていましたが、「絶刀・天羽々斬」でした。その際、イントロで流れる叫び声をうっかり出してしまい、トムくんは突っ込まれていました。これもライブならではのアクシデントといえます。みのりんの「“セレディバ”歌詞ド忘れ事件」並みの爆笑ものでした。
12年目の12月12日に…
そういえば、IMPACT EXCITER以来オリジナルアルバムを出していません。ですが、デビュー12周年となる今年、12月12日に2年ぶりのオリジナルアルバムを出すことになりました。
またやります
2011年、誕生日の翌日から2日間、横浜アリーナで初のフルオーケストラライブ「NANA MIZUKI LIVE GRACE 2011 -ORCHESTRA-」を開催したのですが、今度はさいたまスーパーアリーナで誕生日の前夜祭として再びフルオーケストラライブをやるそうな。
実は、奈々様のライブで大先生…じゃなくてムッシュが出てきたのはLIVE CASTLEではなくこれが初めてでした*1。LIVE GRACEは東京ニューシティ管弦楽団からの持ち込み企画だったとか…。
もちろん、指揮者は藤野浩一。実はLIVE GRACEにて「ぼくもファンクラブに入ります」と話していたのですが、「どうせリップサービスちゃうの?」と思っていた人も多かったことでしょう。しかし!氏は後日本当に入会したそうな。今回もオファーを出して、即決でした。
野外でやる意味
実は、重大発表というのは「甲子園でバースデーライブ」だとずっと思っていましたが、実際はそうではありませんでした。
Twitterなどでよく言われていましたが、「QVCマリンフィールドでやるのは、近い将来甲子園でやるための布石」だといわれています。いつの日か甲子園球場でライブをやるという夢が奈々様にはあるのですが、いきなりだときついのでまずは関東の野外球場でやって、問題がなければ甲子園で…というのを考えているのでしょう。ただ、あくまで憶測にすぎませんが。
それでも、同じ阪神ファンとして次の目標は「甲子園ライブ」しかないと思います。いつの日か、「甲子園で歌う」という夢をかなえてほしいのです。
最高の夏の思い出ができた
初めての野外球場*2で、最高のライブを堪能することができて、24年生きてきてこれほど幸せなことはありません。