頭に「神戸」を付ける

http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20130430-kobe.pdf

http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER201304306N1.pdf

阪神電車・阪急神戸本線ともに、三宮駅を「神戸三宮駅」に改称します。方向幕やアナウンスだけ「神戸」を付けるのではなく、「神戸」も入れて正式名称にします。近鉄だと難波・上本町・阿部野橋が「大阪」も入れて正式名称になっていますがそれと同じです。

ただ、阪急・阪神ともに「神戸三宮」になってしまい、どっちがどっちかわからなくなってしまいます。また、阪急は以前から宝塚を除き頭に「大阪」「神戸」「京都」を付けて、阪神も梅田駅のみ「大阪梅田」とアナウンスしています。また、阪急三宮駅神戸高速鉄道が開通するまでは、阪神三宮駅は元町まで延長するまでは単に「神戸駅」でした。

さらに、阪急の場合は三宮駅を「神戸三宮駅」にしてしまうと、同じように河原町駅は「京都河原町駅」にする必要がある…はずなのですが、商店街側が「四条河原町駅」にしてくれと主張し、どちらにするかまとまらず、結局はそのままにすることになりました。そもそも、この理屈だと梅田駅は阪急・阪神ともに「大阪梅田」にしないといけなくなります。

実施時期ですが、阪神は来年4月から、阪急は西山天王山駅が開業するのに合わせて行います。駅名を変えるとなると、看板などの交換や案内表示器のデータ更新などで多額の費用がかかるため、新駅を設置するついでに行うのが通例となっています。

駅番号を付ける

これに合わせて、阪神・阪急の全線で駅ナンバリングを実施します。関西ではすでに大阪・京都・神戸の各市営地下鉄および南海電車で行われています。

阪神電車

アルファベットは「HS」です。

本線・神戸高速線は梅田をHS01として高速長田(HS38)まで順番に振って行きます。西代駅はHS39となるはずですが、山陽電車の管理駅なので番号を付けるかどうかは決まっていません。

阪神なんば線は、桜川駅をHS42として出来島(HS49)まで振り、大物・尼崎は本線の番号を使用します。難波はHS41となるはずですが、近鉄の管理駅なのでこちらも協議中です。

武庫川線は、武庫川駅は本線の番号(HS12)を使用し、武庫川団地前をHS51として東鳴尾(HS53)まで振ります。

阪急電鉄

アルファベットは「HK」です。

梅田をHK01として十三(HK03)までは各路線で共通です。十三から先は路線により異なりますが、基本的なルールは本線は梅田を離れる方向へ順番に振り、支線は起点が梅田から近い路線から順番に振っていきますが、接続駅では本線の番号をそのまま使います。どういうわけか30番台は甲陽園(HK30)を除き飛ばしています。

神戸本線は十三から続けて花隈(HK17)まで振り、高速神戸、新開地は阪神本線の番号を使います。伊丹線は稲野をHK18として、甲陽線は苦楽園口をHK29として振ります。今津線は、今津をHK21として西宮北口は飛ばして宝塚へ向かって振ります。宝塚駅宝塚本線の番号を使います。今津線西宮北口で分断されていますが、番号は今津から宝塚南口まで続けて振ります。

宝塚本線は、三国をHK41として宝塚(HK56)まで振ります。箕面線は桜井をHK57として振ります。

京都本線は、南方をHK61として河原町(HK86)まで振ります。ちなみに、西山天王山はHK76です。千里線は、柴島(HK87)から千里方面へ向かって振り、淡路は本線の、天六堺筋線の番号をそのまま使います。嵐山線は上桂(HK96)から嵐山方面へ振ります。

他の駅も…

阪急は他の3駅(服部・中山・松尾)もついでに改称します。服部駅は「服部天神」に、中山駅は「中山観音」に、松尾駅は「松尾大社」に変わります。

服部駅は、服部天神宮に近いため「服部天神」に変わるのですが、開業当初の駅名が「服部天神」だったため、開業時の駅名が復活することになります。ただ、「大阪仏壇仏具センター 越前屋」のCMがどうなるか気になります。「阪急服部・十三・千里中央 越前屋」ではなくなってしまうので、ナレーションを新たに吹き込み直すことになります。

中山駅中山寺(中山観音)の最寄り駅で、JR中山寺駅*1よりも中山寺に近いのです。「中山観音前」というサブネームがあり、これが実質的に正式な駅名に昇格することになります。

松尾駅は、松尾大社が近いから、ただそれだけです。ちなみに、奈々ちゃんがライブ前に参拝する鈴虫寺は松尾駅が最寄り駅です。

*1:こちらも「中山駅」だった時代があるが、横浜線中山駅と紛らわしいため改称された