大阪環状線が生まれ変わる

http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/12/page_4978.html

http://www.westjr.co.jp/press/article/items/131220_00_kanjyousen%20.pdf

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131225-OYT8T00019.htm

大阪環状線は、全19駅のうち13駅が他の路線と接続しており、大阪の都市交通ネットワークの一翼を担っています。それにもかかわらず、車両はついこの間まで103系が主力、駅も汚らしいときており、恥をさらしているといっても過言ではない状態でした。103系に関しては一部を除いて置き換えられましたが、それでもJR神戸線JR京都線の201系が流れてきただけでした。このように、大阪環状線への投資は後回しにされてしまっています。

そこで、次の4つに重点を置いて、大阪環状線の改良に着手します。題して「大阪環状線改造プロジェクト」。

  1. 安全快適な駅づくり
  2. 駅構内および高架下のリニューアル
  3. 車輛新製
  4. 地域や他交通事業者との連携

安全快適な駅づくり

環状線の駅には、デッドスペースが多く、暗くて汚らしいというイメージが付いてしまっています。大阪駅に関しては、駅全体の改良工事でそのところが改善されましたが、そのほかの駅は手つかずといったところです。手始めに、森ノ宮駅のリニューアルに着手します。

トイレにも大幅に手が加えられます。環状線に限ったことではないのですが、JRの駅のトイレはついこの間まで汚いというイメージがありました。鶴橋駅森ノ宮駅・福島駅では施工済みですが、順次他の駅にも広げていきます。

JR東日本の首都圏の路線みたく、駅ごとに異なる発車メロディが導入されます。

駅構内および高架下のリニューアル

前記と関連しますが、高架下の有効活用も考えてリニューアルを施工します。第一弾として、玉造駅周辺の開発事業ビエラタウン玉造」が来年3月完成します。建物の外観が、環状線で長年走り続けている103系風になっています。

続いて、桃谷駅のリニューアルにも着手し、高架下の店舗開発も合わせて行います。

そして、弁天町駅の高架下ですが、来年4月をもって梅小路に移転する形で閉館することとなった「交通科学博物館」の跡地の再開発にも着手します。

車輛新製

大阪環状線が成立したときの主力車両は101系で、103系が順次投入されて置き換えられ、1991年のATS-P導入に合わせて全面103系化がなされましたが、それ以降は15年にわたって動きがありませんでした。その間に、新車並みの設備に改造するという工事がなされましたが、施工したからといっていつまでも使えるわけがありません。最近では、更新工事を施工した車両まで廃車されています。

2005年から201系が投入されましたが、これはJR神戸線JR京都線での使い古しであって、これもいつまでもつかわかりません。

そこで、2017年度までの投入を目指して新型車両の設計に着手します。順当にいけば「323系」でしょうか。

読売新聞の記事に目をやれば、103系はもちろんのこと201系も置き換えられるようです。

地域や他交通事業者との連携

大阪市交通局や接続する私鉄各社、地元の小中学校などと協力して「わかりやすい」「美しい」駅に改装していきます。