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21年ぶりの新型車両

 神戸市交通局は平成27年度から、市営地下鉄西神・山手線三宮駅のホームに、利用客の転落事故を防止するためのホームドアを設置する。29年度の稼働を目指しており、市は設計費として27年度当初予算案に約525万円を計上した。

 同局によると、同線では、ホームからの転落事故が年間10数件発生している。なかでも、1日に約12万人が利用する三宮駅では、26年度に全16駅中最も多い4件の発生があり、昨年11月にはホームから転落した男性客が、電車にはねられ死亡する事故が起こった。

 整備するホームドアは、高さ約1・3メートル。列車のホーム到着に合わせ、車掌が手動で乗降扉部分の開閉操作を行う。総工費約3億円。同局は「乗客の安全確保のため、36年度までに同線の全駅にホームドアを設置することを検討したい」としている。

 また、同局は、27年度から同線で昭和52年の開業以来初めてとなる車両の更新を行うと発表。事業費約258億円をかけ、平成34年までに全168台を順次新たな車両に入れ替えていく。車両の老朽化などに伴うもので、ホームドアの自動開閉やバリアフリーに対応したタイプになるという。

(「産経新聞」2015年2月21日)

神戸市営地下鉄西神・山手線の車両は、導入された順番に以下のように分けることができます。

  • 1977年(名谷~新長田が開業):1101F~1106Fの1・2・5・6号車
  • 1981年(輸送力増強):1107F・1108Fの1・2・5・6号車
  • 1983年(新長田~大倉山が開業):1109F~1111Fの1~3・5・6号車および1101~1108Fの3号車
  • 1985年(大倉山新神戸、学園都市~名谷が開業):1112F~1116Fの1~3・5・6号車
  • 1987年(西神中央~学園都市が開業):1117F・1118Fの1~3・5・6号車
  • 1988年(北神急行に乗り入れ開始):2119F~2122Fの1~3・5・6号車
  • 1989年(輸送力増強):全編成の4号車
  • 1993年(西神南駅開業):3123F・3124F
  • 1994年(輸送力増強):3125F~3128F

今のところ、最新型は西神南駅開業に合わせて投入された3000形で、それ以降は既存車のVVVF化を毎年1編成*1ずつ行っていました。

2017年に名谷~新長田が開業して40年を迎えますが、その当時からの車両*2がまだ現役です。車体はアルミ製なので耐久性は申し分なく、またVVVF化も施工しており、まだ使える…はずなのですが、さすがに40年も持たない*3とみなされた上に、三宮駅を皮切りにホームドアを設置するに当たって対応する車両が必要となったため、開業以来初の全面置き換えを行うことになりました。

全面置き換えが終了するころには3000形でも30年近く運用されているので、ちょうどいい具合になります。

型式は、5000形は海岸線で使ったので順当にいくと「6000形」でしょう。7000形は北神急行とかぶるので使えません。

西神・山手線では、型式に関係なく投入された順番に下2桁の番号を振っており、1000形は1~18、2000形は19~22、3000形は23~28番です。ポートライナーでも同じで、神戸空港乗り入れに当たって2000型を導入したときは13~15番でしたが、8000型の全面置き換えでは1に戻って12番まで番号が振られ、輸送力増強用に純増させたときは16・17番でした。今回、西神・山手線でも全面置き換えを行いますが、ポートライナーと同じように1から振り直すか、横浜市営地下鉄ブルーラインみたいに欠番にするかはわかりません。

*1:年により2編成施工したこともある

*2:昭和末期までの車両に見られた「神戸 川崎重工」のプレートが付いている

*3:東京メトロ6000系も、川崎重工で車体の劣化度合いを調べたうえで更新工事を施工して40年間走らせていたが、VVVF化していない編成は全廃された