I AM ぢぇらっ子 -実は私、ぢぇらっ子です。-
秋冬のアニソンの祭典ときたら、今年も「ANIMAX MUSIX」です。2009年の開始当初は4組しか出ていなかったのが、回を重ねるにつれて大規模化し、大阪でもやるようになり、ここ最近では東西で16組ずつというのが通例となっています。ここ最近では、関東では横浜アリーナでやるのも通例です。
そして今回も、みのりんが出てきました。前回は大阪でしたが、今回は横浜です。さらに、angelaも出るということで、参加を決定しました。
出演者
- angela
- 井口裕香
- Wake Up, Girls!
- GARNiDELiA
- ClariS
- JUNNA
- 茅原実里
- 東山奈央
- TRUE
- 南條愛乃(fripSideとしても出演)
- 羽多野渉
- Fo'xTails
- fripSide
- ミルキィホームズ
- やなぎなぎ
- Luce Twinkle Wink☆
- every♥ing!(シークレット)
- 三森すずこ(シークレット、ミルキィホームズとしても出演)
※太字は2017年大阪での出演者
セットリスト
曲名 | 歌手 | 備考 | |
---|---|---|---|
1 | SPEED STAR | GARNiDELiA | |
2 | grilletto | GARNiDELiA | |
3 | アイコトバ | GARNiDELiA | |
4 | ゼロイチキセキ | 南條愛乃 | |
5 | 光のはじまり | 南條愛乃 | |
6 | ふわふわ時間 | TRUE | 声出せ!セレクションオリジナル:桜高軽音部 |
7 | ゆりゆららららゆるゆり大事件 | Wake Up, Girls!ミルキィホームズ | 声出せ!セレクションオリジナル:七森中☆ごらく部 |
8 | Here | JUNNA | |
9 | VAI! YA! VAI! | JUNNA | |
10 | You Only Live Once | 羽多野渉 | |
11 | KING & QUEEN | 羽多野渉 | |
12 | Brave Song | 茅原実里 | アコースティックアレンジファンセレクションオリジナル:多田葵 |
13 | 一切は物語 | 南條愛乃やなぎなぎ | ファンセレクション |
14 | 1st Love Story | Luce Twinkle Wink☆ | |
15 | Fight On! | Luce Twinkle Wink☆ | |
16 | RE-ILLUSION | 井口裕香 | |
17 | Shining Star-☆-LOVE LetterGlow Slowly | 井口裕香 | メドレー |
18 | 僕らの戦場 | JUNNATRUE | ファンセレクションオリジナル:ワルキューレ |
19 | いけないボーダーライン | JUNNA東山奈央 | ファンセレクションオリジナル:ワルキューレ |
20 | ナゾ! ナゾ? Happiness!! | ミルキィホームズ | |
21 | 横濱行進曲 | ミルキィホームズ | |
22 | 正解はひとつ!じゃない!! | ミルキィホームズ | |
23 | DEAD OR ALIVE | angela | |
24 | シドニア | angela | |
25 | 全力☆Summer! | angela | ここまで前半 |
26 | 7 Sense | Wake Up, Girls! | ここから後半 |
27 | タチアガレ!極上スマイル | Wake Up, Girls! | メドレー |
28 | GLITTER DAYS | Fo'xTails | |
29 | The LiBERTY | Fo'xTails | |
30 | メリッサ | 羽多野渉Fo'xTails | 実写映画化アニメ主題歌特集オリジナル:ポルノグラフィティ |
31 | 光るなら | やなぎなぎ | 実写映画化アニメ主題歌特集オリジナル:Goose House |
32 | 1/3の純情な感情 | angela茅原実里 | 実写映画化アニメ主題歌特集オリジナル:SIAM SHADE |
33 | UNISONIA | TRUE | |
34 | DREAM SOLISTER | TRUE | |
35 | irony | ClariS | |
36 | ヒトリゴト | ClariS | |
37 | ラピスラズリ | GARNiDELiA | ファンセレクションオリジナル:藍井エイル |
38 | SAKURAスキップ | Luce Twinkle Wink☆ | ファンセレクションオリジナル:fourfolium |
39 | 君の知らない物語 | ClariS | ファンセレクションオリジナル:supercell |
40 | カラフルストーリー | every♥ing! | |
41 | 笑顔でサンキュー! | every♥ing! | |
42 | True Destiny | 東山奈央 | |
43 | イマココ | 東山奈央 | |
44 | 春擬き | やなぎなぎ | |
45 | over and over | やなぎなぎ | |
46 | here and there | やなぎなぎ | |
47 | Believe | 井口裕香GARNiDELiA | 声出せ!セレクションオリジナル:Folder5 |
48 | 檄!帝国華撃団 | Wake Up, Girls! | 声出せ!セレクションオリジナル:真宮寺さくら & 帝国歌劇団 |
49 | TESTAMENT | fripSide三森すずこ | 声出せ!セレクションオリジナル:水樹奈々 |
50 | エガオノキミヘ | 三森すずこ | |
51 | この世界は僕らを待っていた | 茅原実里 | |
52 | みちしるべ | 茅原実里 | |
53 | 境界の彼方 | 茅原実里 | |
54 | only my railgunsister's noise | fripSide | メドレー |
55 | clockwork planet | fripSide | |
56 | black bullet | fripSide | |
57 | Two souls -toward the truth- | fripSide | |
58 | ようこそジャパリパークへ | 出演者全員 | ClariS除くオリジナル:どうぶつビスケッツ&PPP |
開演前のお楽しみ
朝一番の新幹線で横浜入りしましたが、外は大雨でした。おりしも、午前中はロビーが開放されていたため、雨宿りを兼ねてロビーで過ごしていました。
恒例のDJコーナーは2階にあったのですが、蒸し暑いのでそこは避けて、協賛各社のブースを中心に見て回りました。
東芝のブースでは「FlashAir」という、無線LAN対応のSDカードの実演をやっていたほか、REGZAに接続して使うウーファーも出ていました。その商品名は、往年の東芝の大型ブラウン管テレビと同じ「バズーカ」で、あの時も迫力の重低音を売りにしていました。実際聞いてみると、耳だけではなく体全体に響きます。
そして、DAMのカラオケコーナーもありました。参加は事前申し込み不要で自由だったので、目覚まし代わりにParadise Lostを歌ってきました。
前座として、ANIMAXでやっている「アニカル部!」のMC3人(桃井はるこ・加藤諒・足立梨花)が出てきて、「アニソンカラオケ最強素人決定戦」の優勝者が歌うというのもありました。そこで歌っていたのが「DISCOTHEQUE(水樹奈々)」で、みのりんフル装備で行ったため、「奈々さんの曲で、みのりんブレードを振りまわす」ということになってしまいました。
※同一人物です
静岡県を代表する声優として、近年では「ラブライブ!」や「合宿免許WAO!」などで広く知られている南條愛乃。ファミマに行くと定期的になんちゃんの声が聴けます。
前回は、横浜ではソロで、大阪ではfripSideとして出演しましたが、今回は横浜だけで、両方の名義で出演していました。
ソロとfripSideで別人だと思われている節があるらしく、この場を借りて「同一人物です!」とアピールしていました。
言われてみれば、ソロではカジュアルな衣装をまとってポップな曲を歌うのが多いのに対して、fripSideとしてはサイバー感あふれる曲ばかり歌っているように思えます。
なんちゃんのトレードマークと言えばニット帽ですが、ここではかぶっていませんでした。
本当に17歳?
「マクロスΔ」の美雲・ギンヌメールの歌パートで知られるJUNNA。1人のキャラクターに芝居担当と歌担当を置くのは、マクロスシリーズの伝統ともいえます。
マクロスΔで名前が売れて、そこからソロデビューという話になり、まずは「VAI! YA! VAI!」というアルバムを出してきました。リード曲と言える「VAI! YA! VAI!」を披露していましたが、どんな曲かというと…とても17歳の女の子が歌う曲とは思えません。歌詞を見ると、「これ、一歩間違えたら発禁になるで」と思いました。
また、マクロスΔの曲も、お鶴さんや奈央ぼうと一緒に歌っていました。
ただ、顔が下地紫野(2017大阪に出演)に似て膨れ気味のような。
NEXTAGEから本家へ
前回の大阪公演のあと、「ANIMAX MUSIX NEXTAGE」というのがありました。「NEXTAGE」の名の通り、次世代のアーティストを発掘する企画であります。
ここで、“誰が本家に出てほしいか”という人気投票があり、そこで選ばれたのが「Luce Twinkle Wink☆」でした。単に「ルーチェ」ということもありますが、往年のマツダ車を思い浮かべてしまう人もいます。
ここ最近よく見かけるグループアイドルなのですが、2016年に初めてアニメの曲を歌って以来、アニメソング界隈でも広く知られるようになり、今年はANIMAX MUSIXと双璧をなす“アニサマ”にも初出演を果たし、両巨頭を制覇しました。
満を持して聖地へ
「探偵オペラ ミルキィホームズ」の舞台は横浜です。過去に神奈川県民ホールやパシフィコ横浜でワンマンライブをやったり、横浜スタジアムで始球式をやったり、ブシロード関連のイベントで横浜アリーナに顔を出すなど、何度となく横浜でのイベントには顔を出しているようですが、ANIMAX MUSIXはこの前の大阪で初出演を果たし、そして今回、ANIMAX MUSIXでは初めて横浜にやってきました。
横浜ということで、「横濱行進曲」を披露していました。また、お約束として「横浜一の名探偵・ミルキィホームズ」と名乗るのですが、前回はこれを大阪でやっており、ようやく横浜で聞けました。
各人のイメージカラー(ピンク・ブルー・イエロー・グリーン)の大玉が、センター席*1に2個ずつ出てきて、さながら「横浜市立のどこかの小学校の運動会」でした。
アホ丸出し
前半のトリを飾ったのはangelaでした。事前に聞いていた通り、いい意味でアホ丸出しでした。なお、angelaが出てきたのは2015年の大阪以来、関東圏では2013年の2日目*2以来4年ぶりでした。
まず、オープニングでは「アホガール」を意識してバナナの着ぐるみを着て2人そろって出てきました。そして、atsukoさんはホワイトタイガーの衣装を身にまとって「ホワイトタイガーのフレンズ」と名乗っていた上に、「アッコにおまかせ!」ならぬ「atsukoにおまかせ!」までやっていました。
さすがに、関西ではないので「六甲おろし」を熱唱、ということはありませんでしたが、過去に大阪でライブをやった際、奈々さんが雨の中サックスで「六甲おろし」を演奏したことに触れて、KATSUさんが「雨が降っていたらやるつもりだった」とネタにしていたこともありました。
そのほか、他の人の名前を勝手に使うというネタや、KATSUさんのお約束「あえて言おう、KATSUであると!」までありました。
「全力☆Summer!」で、センター席とアリーナ・スタンドで交互にコールを入れるところがありましたが、上から見ていると広島のスクワットコールを思い起こさせます。
みのぢぇら・ザ・ハイブリッド
2011年以来6年ぶりに、みのりんとangelaが一緒に歌っていました。6年前はETERNAL BLAZEでしたが、今回は悪い意味ですっかりホットな「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のテーマ曲でした。曲自体は何ら悪くはないのですが、時期が時期だけにあちこちで言われていました。数日前のことなので差し替えが間に合わなかったのでしょう。
みのりんもangelaも好きなので、「横浜へ足を伸ばしてよかった!」と思ったコラボでした。後で友人と飲みに行った際、「これはどストライクやね」と言われました。
横浜なので日産車に例えてみると、X-TRAILハイブリッドです。みのりんとatsukoさん、二人の歌声が融合したということで選びました。もし、みのりんと奈々さんがコラボなんてことになったら、X-TRAILではなくスカイラインのハイブリッドモデルということにします。
なお、家に帰ってから気が付いたのですが、みのりんのソロで、2015年に河口湖で歌っていたことが判明しました。
卒業前に横浜へ
2011年の「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で発掘された、木戸衣吹と山崎エリイ。その2人によるユニット「every♥ing!」。2014年に結成され、ANIMAX MUSIXには過去に2回出演していますが、2回とも大阪でした。
両人とも20歳になるのを機に“卒業”することが発表され、卒業前最後のステージが11月26日に控えていましたが、その前に最後のANIMAX MUSIXとして、最初で最後の横浜アリーナです。
2曲目「笑顔でサンキュー!」は、今まで応援してくれたファンへの感謝の気持ちを込めていると同時に、自らへのはなむけという意味も込められています。
なお、卒業後も各人のソロ活動は引き続き行うとのことです。
誰だ、リクエストしたのは!?
ANIMAX MUSIXの名物といえば、ファンからのリクエストに応えてカバーやコラボをやる「ファンセレクション」です。正確には、単なる「ファンセレクション」のほかに、テーマごとにまとめた「○○セレクション」というのもありますが、こちらもファンからのリクエストでやっているようです。2組指名してリクエストするのが基本ですが*3、1人だけでもOKです。
その中で、fripSideとみもりんが「TESTAMENT」を歌っていました。ここで奈々さんの曲が出ること自体が異例な上に*4、なんちゃんに至ってはシンフォギアに出ているということもあって、どう反応したらいいかわかりませんでした。と言いつつ、ここ最近はみのりんが出るときは必ず「みのりんに奈々さんの曲を歌ってほしい」と入れています。
カウントダウンが7から始まっていることや、ところどころに強引な当て字があることで、奈々さんの曲だということが一発でわかります。
なお、みもりんは当初ミルキィホームズとしてのみ出演するはずだったのですが、シークレットゲストとして、ソロでも出てきてもう1曲歌いました。その際に「ミルキィホームズのピンク」と言っており、前半でなんちゃんが「同一人物です!」といったのと似たような感じで話していました。
不朽の名作
テンションがぶちあがるアニソンと言えばいろいろありますが、1990年代の曲でぶちあがる曲といえば「檄!帝国華撃団」です。これを、Wake Up, Girls!が歌っていました。
みんながきちんとコールできているのを見て、「不朽の名作というのはこう言う曲なんやな」と思いました。
美しく、しっとりと。
みのりんは大トリの1つ前に出てきました。他の人とは違い、BGMを流しながら出てきました。これだけで、かなり貫禄があるように感じられます。何しろ、みのりんは今回のメンツの中で、fripSideやangelaなどと並ぶビッグネームです。
そして、本邦初公開の曲として、年明け早々ABCテレビで放送される「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のエンディング曲「みちしるべ」を歌っていました。じっくり聞かせる曲です。当然購入は決定済みです。
その前に、ファンセレクションとして、「Brave Song」のアコースティックアレンジバージョンを披露していました。オリジナルも泣ける曲なのですが、みのりんの魅力がプラスされて、名曲の感じがさらに高まりました。
ガオー!
最後は、出演者全員で、往年のアニメの曲や、1年間で大ヒットを飛ばしたアニメの曲を合唱するのが恒例となっています。
今回は、Mステなどでもよく出てきた「けものフレンズ」から「ようこそジャパリパークへ」を、ClariS以外の全員が歌っていました。その中で「ガオー!」ポーズがあります。「みんなで六甲おろし」で、奈々さんがやっているのと同じようなポーズで、みのりんも当然やっていました。