JR東海が駅番号を導入するのに合わせて、今度は他のJRの駅番号の付け方も紹介します。
今回は、付け方がJR東海に近いJR西日本(京阪神地区)のを紹介します。
アルファベット
京阪神地区では路線が多いため、2ブロックに分けてアルファベットを割り当てます。東海道本線・山陽本線・北陸本線・赤穂線を中心としたブロックと、大阪環状線を中心としたブロックに分けます。ここでは、便宜的に「東海道線ブロック」と「環状線ブロック」とそれぞれ呼ぶことにします。
ここで、東海道本線・山陽本線・北陸本線・赤穂線には「A」、大阪環状線には「O」を割り当てます。
東海道線ブロックは、東から西へ向かって、分岐する順にB、C、D…と割り当てていきます。
番号の付け方
アルファベットのほかに番号が付けられる区間は以下の通りです。
路線によって番号の付け方が大きく異なります。
湖西線
JR京都線との直通が多く、山科駅・京都駅の数字を琵琶湖線とそろえるため、京都駅をB31として、敦賀に向かって数字が減るようにしています。湖西線では近江塩津止まりの電車は少なく、大部分は敦賀まで直通するため、近江塩津~敦賀では湖西線と北陸本線の番号が両方振られています。
奈良線
JR京都線とは直通しないため、京都駅をD01として奈良へ向かって大きくなる連番とします。
なお、木津~奈良では大和路線での番号も割り当てられます。大和路線は番号が奈良から木津に向かって大きくなるのに対して、奈良線は木津から奈良に向かって大きくなります。奈良駅はQ36とD21、平城山駅はQ37とD20、木津駅はQ38・D19・H18です。
- 京都:D01
- 六地蔵:D06
- 宇治:D09
- 城陽:D12
- 玉水:D16
- 木津:D19
- 奈良:D21
嵯峨野線
こちらも、JR京都線とは直通しないため、京都駅をE01として園部に向かって大きくなる連番とします。
ただし、E02は京都鉄道博物館の最寄りの新駅(2019年春開業)に割り当てられており、開業まで欠番となります。
おおさか東線
現在は学研都市線から分岐しているような形になっていますが、将来的に新大阪・北梅田まで延伸されたときはJR京都線から分岐する形になるため、東海道線ブロックに入れて「F」となっています。
北梅田をF01として久宝寺まで大きくなる連番としますが、F13は来春のダイヤ改正で開業する衣摺加美北駅に割り当てられており、発表当時は欠番でした。
JR東西線・学研都市線
JR神戸線・JR宝塚線との直通が非常に多いため、尼崎駅で番号をそろえてH49とし、木津へ向かって数字が減るようにしています。
学研都市線の電車の一部は木津から奈良まで直通するものがありますが、本数が少ないため、木津~奈良には学研都市線での番号は振られていません。
大和路線
大和路快速・区間快速が環状線を1周して再び天王寺駅に停車することから、2回目の天王寺駅を20番目の駅とみなして「Q20」とし、加茂駅まで連番とします。
なお、郡山~奈良に新駅を設置する構想があるため、Q35を新駅のために空けています。