営業開始から1年、ようやく阪急9000系に乗ることができました。
形は9300系そのもの(ただし、寸法が異なる)ですが、VVVFは神宝線系統の慣例にならって東芝*1。2レベルIGBTなので、321系っぽい、というか321系そのままの音がします。
ところで、阪急の系列にはかつて車輌メーカーのアルナ工機があったのですが、受注が減って(お得意先の阪急・東武*2が車輌の発注を控えめにしたため)経営難に陥り、路面電車以外の車輌製造から撤退して(事実上)廃業*3したため、阪急9300系、東武50000系以降の車は日立製作所で作っています。ということで、阪急9000系も日立製であります。
しかし、よく考えてみると9300系は「ボディは日立でVVVFは東洋電機」、9000系は「ボディは日立でVVVFは東芝」というねじれ現象が起こっているのですが、こういうことはあまり珍しいことでもなく、207系でも「ボディは日立でVVVFは三菱(0番台)東芝(1000番台)」なんてのがあったりします。ちなみに223系のW3編成はボディもVVVFも日立であります。
伝統を重んじる阪急らしく、ボディカラーは創業以来の阪急マルーン、壁は木目でシートはゴールデンオリーブ。座ると「はぅ〜」となるくらい気持ちがよい! しかし、日立A-Trainではよくあることだということですが、ドア周りの手すりが持ちづらい形状となっているのはいただけません。
最新技術も忘れちゃいない。行き先表示は関西初のフルカラーLED*4、案内装置は阪急初の液晶モニターで、エスカレータ・エレベータの場所まで出てきます。
…なんてことを、日立のパソコンでだらだらと書き綴ってみましたw
余談ではありますが、阪急7000系の7027Fには「7777」という、水樹奈々の大ファンにはたまらない車があったりしますw