美しい日本の新幹線

山陽・九州新幹線直通用車両のインテリアデザインが発表されました。さすがはJR九州というかなんというか、「JR九州のこだわり」が感じられるデザインです。

「コンセプト」
 日本の伝統文化が色濃く残る関西圏と九州圏を結ぶ新しい新幹線として、日本の美しさ、力強さ、りりしさを表す「凛」をキーワードとして、日本的なもてなしの心地よさを表現しています。具体的には、木目をあしらい、和のイメージを表現し、品格のある洗練された居住空間をイメージする色調を使用し、お客様が直接触れるテーブルや手すりにはくつろぎを感じる木材を採用しています。

「インテリア」
 グリーン席(6号車の一部)は、深みのある重厚感を漂わせた古代桜調の木目を採用し、床面は金茶色の花唐草模様の絨毯敷きとし、椅子は濃藍の花唐草模様の生地を採用しています。また新たにレッグレスト機能と枕を採用しています。指定席(4〜8号車)は、落ち着き感のある朱桜調の木目を採用し、床面は自然的な石目柄の床敷きとし、椅子は日本の山並みを表す遠山模様の濃菜種色の生地を採用しています。また肘掛は跳ね上げ式を採用しています。自由席(1〜3号車)は、柔らかな雰囲気を漂わせた若桜調の木目を採用し、椅子は季節感にあふれた桜の花柄と、市松模様の茜色と縹(はなだ)色の2色の生地を採用しています。またデッキ・喫煙ルームのインテリアには、客室内と同じ色調の木目色を採用しています。

まずはシートから。グリーン車は、N700系ですでに一定の評価を得ているということですが、その上に可動式まくらとオットマン(ティアナの助手席にあるようなやつ)を装備、普通車指定席は700系E編成のものをベースにひじ掛けを跳ね上げ式にして真ん中に小さい子供が座れるような設計であります。800系とは異なり、座席のフレームは木製ではありません。テーブルは、N700系と同様にA4サイズのパソコンが載るサイズとなっていますが、自由席以外はテーブルも木製。

内装全体は、800系に近いコンセプトですが、グリーン車・指定席・自由席で使用する木を変えて雰囲気が変わるようになっています。さすがに、800系みたくカーテンまで木製ということはないようですが。

しかし、新大阪から鹿児島中央まで乗りとおすと4時間。かつての787系みたいにビュッフェを入れてもよかったけど…。