もはや存在意義はない?

http://railf.jp/news/2009/07/24/183900.html

京阪9000系といえば、朝ラッシュ時に走る枚方市停車*1の大阪行き特急の混雑を緩和するための3ドア・セミクロスシート車でしたが、新塗装化に伴いロングシート化されています。新塗装ではほかの一般車と同じ扱いになっています。またロングシート化にしても、塗り替えられる以前に9005FのT車4両が先行して施工されました。

すでに9001Fと9005Fが新塗装・ロングシート化されて走っていますが、今度は9002Fが出場してきて、現在は9003Fが寝屋川工場で塗り替えとロングシート化を施工中であります。

ここで疑問として浮かんでくるのは、ロングシート化された9000系と7200系はどこがどう違うのか」ということであります。数少ない相違点としてはシートの柄や、7200系の8両編成では中間の3両をはずして5両編成*2で走ることができる、ということなどがあります。

それでも、一般客からすればシートの柄以外はどちらも同じに見えます。9000系としての存在意義はもはやないに等しいのです。

*1:9000系が登場した1997年当時、朝の大阪行き特急の一部のみ中書島枚方市に停車で残りはすべて京橋〜七条間ノンストップだった

*2:5両編成で支線運用をこなす。かつては「宇治快速」として淀屋橋から宇治まで直通していたほか、宇治川花火大会に伴い5両編成が必要な際は1編成を5両で投入する