神戸高速鉄道が変わる

来たる10月1日から、神戸高速鉄道の運営体制が大幅に変わります。

これまで、神戸高速鉄道では列車は他社からの乗り入れしかないにもかかわらず、駅や線路など施設の管理は自ら行っていました。現行の鉄道事業法では、神戸高速鉄道が第三種、乗り入れ各社が第二種という扱いで、このような場合は第二種事業者の路線として扱い、運行管理など一切の業務を第二種事業者が行うのが通例となっています。

ところが、神戸高速鉄道はかつての地方鉄道法の下で開業し、その地方鉄道法には第一種〜第三種の規定がなかったため、神戸高速鉄道が車両と乗務員を乗り入れ各社から借り、営業は自ら行う形をとることになりました。

第二種免許を取得しているのは、阪急が阪急三宮〜西代、阪神は元町〜西代、山陽は神戸高速東西線の全線ですが、10月1日付で阪急は西代〜新開地、山陽は全線の第二種免許を廃止し、運行管理を乗り入れ各社に移管します。これにあわせ、東西線駅名標阪神タイプ(花隈駅のみ阪急タイプ)に取替え、制服も阪神タイプに切り替えられます。

ただ、駅名標と制服は変わりますが、駅は表向きにどのような扱いになるのかはわかりません。つまり、これまで通り「神戸高速のなんとか駅」のままになるのか、「阪急花隈駅」「阪神西元町駅*1などといった感じになるのかはわかりません。

*1:ただし、近隣の店舗名などでは通称として使われている。このような例は相互乗り入れをやっている路線ではしばしば見られ、「千代田線南柏駅」「日比谷線北越谷駅」などがある