「キハ313」というべきもの

http://railf.jp/news/2010/11/11/134500.html

JR西日本には、223系とほぼ同じ形の気動車としてキハ127系がありますが、JR東海でも似たようなコンセプトでもって新しい気動車を投入することになりました。

「キハ25」ですが、昭和30年代に存在した同じ形式の気動車とは全く関係がなく(JR東海には同じような例として「キハ11」が存在する)、どんなものかと言えば「313系をほぼそのまま気動車にしたもの」であります。違いがあるとすればおでこにヘッドランプがなく、スカートにスノープラウが付いているぐらい。

キハ127系ですら色を変えて区別している*1のに、キハ25はおでこのヘッドランプがない以外はほとんど313系と同じ。窓割も全く同じ。「車体が全く同じで中身が異なる」例として731系キハ201系がありますが、この2つでも色を変えて区別しています。

で、どこに投入されるか。当初は武豊線に投入すると発表されたのですが、その後になって武豊線を電化することになり、どこに入るかまったくもって予想がつきません。高山本線太多線紀勢本線参宮線のいずれかというのは見当がつきます。投入計画自体がなくなってしまうのではないかと思われましたが、いまだにキハ40系が残っており、これらはいつかは置き換えないといけなくなるので、武豊線は電化してもキハ25は投入することになったのでしょう。もっとも、武豊線を電化して余ったキハ75でキハ40系を置き換えるのでしょうが。

実は313系と協調運転ができる、なんてことになったら面白いのですが。

*1:実際は、キハ127系は顔が223系と同じというだけで車体は異なる