今手元にあるのは、18-55mm(手ぶれ補正なし)と、18-135mm(これも手ぶれ補正なし)なのですが、最近これで不便を感じるようになってきました。普通に使う分には18-135mmで十分で、もうちょっと近寄りたいときは18-55mm*1に付け替えればよいのですが、たまに「135mmまで伸ばしてもまだ足りない」シーンに遭遇することがあります。なので、望遠側が200〜300mmのレンズが欲しいのです。
で、探してみたらこんなのがありました。新品で5万円以下に抑えたい!
Nikon AF-S DX VR Zoom Nikkor ED55-200/4-5.6G ニコンDXフォーマット専用
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2007/03/29
- メディア: エレクトロニクス
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Nikon 望遠ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR ニコンDXフォーマット専用
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2010/09/02
- メディア: Camera
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TAMRON 望遠ズームレンズ SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD キヤノン用 フルサイズ対応 A005E
- 出版社/メーカー: タムロン
- 発売日: 2010/09/25
- メディア: エレクトロニクス
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最後のやつはキヤノン用しか出ていないのですが、実際に買う際は「ニコン用で」…それは当たり前やな。でも、なぜかどこからか転がり込んできた初期のEOSがうちにあります。また、ニコンの純正品でも70-300mmがありますが、6万円近くなるのでこれは没。
D40にはAF用のモーターが入っていないので、AFレンズを買う際には「モーター付き」を指定しないといけません。モーターのないレンズをあえてMFレンズとして使うというのもありですが。また、望遠レンズだと手ぶれしやすいので、三脚を使ったりするなどいろいろ工夫する必要はありますが、それでも追い付かないときや三脚が使えないときに備えて手ぶれ補正付きにします。
交換レンズの豆知識
レンズマウント
カメラとレンズがつながる部分のことですが、各社で規格が定められており、規格を合わせないとレンズを付けることができません。基本的には、ボディと同じメーカーか、レンズメーカーの対応品でないと付けられません。
ただし、「フォーサーズシステム」は開発の経緯からオリンパスとパナソニックでレンズを共用できるほか、ソニーαシリーズではミノルタ時代からマウントをほとんどいじっていない*2ためソニーのボディにミノルタのレンズを付けることができます。
メーカーが同じだから使える、というわけでもありません。キヤノンとミノルタはAF化に合わせて、オリンパスはデジタル化でマウントを変えたため、旧世代のレンズを新世代のボディには付けられません(例:EOSにFDレンズは付かない)。また、デジタル専用設計のレンズは小さい画面に合わせてイメージサークルが小さいため、フィルムカメラには装着はできてもちゃんと写りません。また、IXニッコールとEF-Sレンズは後ろが出っ張っているため、指定された機種でないと装着できません。
すべてが逆なキヤノンとニコン
キヤノンとニコンは、レンズに関するほぼすべての動作が逆なので知られています。
たとえば、レンズを付ける際はキヤノンは右回りなのですが、ニコンは左回りなのです。また、ピントを合わせる際にもキヤノンとニコンで逆なのです。でもって、ズームの操作も逆。*3
ただし、これはあくまで純正レンズの話。
明るいレンズと暗いレンズ
「開放F値」というのがあり、これはどうやって求めるのかというと焦点距離を絞りを全開にした時の有効口径で割るというものです。これが小さいレンズのことを「明るいレンズ」といいます。
ただ、明るいレンズを設計するには相当コストがかかるため、結構高いのです。特に、明るいズームレンズで全域にわたって開放F値が同じものを作ろうと思えばなおさらで、このようなレンズだと数十万円するのはこれが最大の理由だったりします。ただ、単焦点レンズは設計しやすいため、明るいレンズでも安く作れます。キヤノンには1万円でおつりがくる開放F値が1.8のレンズがあります。
フィルムのコンパクトカメラだと望遠側の開放F値が10を超えたものがあります。
オリンパスの松竹梅
♪喜びの酒 松竹梅〜♪ではありません。オリンパスではレンズを3つのグレードで分類しており、「スーパーハイグレード」を「松」、「ハイグレード」を「竹」、「スタンダード」を「梅」という向きがあります。
似たようなものにキヤノンの「Lレンズ」、ペンタックスの「スターレンズ」があります。
「実はボディも同じように区別できるのでは?」と時々突っ込まれることもあります。
AFのモーター
キヤノンはEOS650の発売以来レンズにモーターを入れていますが、それ以外の他社はボディにモーターを入れています。AF一眼レフの開発初期はどこのメーカーもレンズにモーターを入れるつもりで開発していたのですが、大きく重くなってしまうため、ミノルタは方針転換してαシリーズでボディにモーターを入れてレンズを軽量化し大ヒットを飛ばしました。ただ、キヤノンがモーター内蔵レンズを出してそれなりの成果を上げていることを考えると、どちらが有利か?というのはわかりません。
で、ニコンは長年ボディにモーターを入れており、「AF-I」「AF-S」レンズが出てもまだボディにモーターを入れていたのですが、D40でついにモーターを省略しました。そのため、レンズを買う際には「モーター付き」を指定しないといけないのですが、実際はモーターがないだけでAFセンサーは動いているため、モーターのないレンズでもF5.6以上の明るいレンズではフォーカスエイドができます。
手ぶれ補正
ニコンとキヤノンはレンズを動かして補正、ペンタックスとソニーはイメージセンサを動かして補正します。そのため、レンズメーカー製のレンズには「ソニー・ペンタックス用のレンズには手ぶれ補正がありません」というモデルがあります。
35mm判換算焦点距離
デジタル一眼レフカメラが普及しだして以来よく見かけますが、たいていのデジタル一眼レフカメラは35mmフィルムカメラよりも画面が小さいため、同じ焦点距離でもやや望遠寄りになります。逆に645などといった画面が大きいカメラの場合はやや広角寄りになります。なので、35mmフィルムカメラだと焦点距離は何mm相当か?ということになります。なぜ35mm判かというと、「もっとも普及しているから」でしょう。本当はどうなんだか。
ちなみにコンパクトカメラの場合、イメージセンサのサイズが機種によってバラバラなので何倍という数字は出さず「35mm判換算で何mm」としています。