望遠レンズを選んでいる最中であり、ある程度まで絞り込んだところです。条件としては以下の3つ。
- 5万円以下
- AFモーター内蔵
- 手ぶれ補正付き
で、ニコンなので手ぶれ補正はレンズ側に付いています。一眼レフカメラの手ぶれ補正というと、レンズ内蔵かボディ内蔵かどちらかになるのですが、それぞれにメリットがありまたデメリットも存在します。
レンズ内蔵(レンズシフト)
カメラのレンズは1枚だけというわけではなく複数枚で構成されていますが、その一部を移動できるようにしておき、振動を感知するジャイロセンサを入れておきます。振動を感知すると、レンズをぶれとは逆向きに移動させて補正します。フィルムカメラの時代*1にはこちらしかなく、今でも「光学式手ぶれ補正」というとレンズシフト式のことを指すことがあります。
ニコンとキヤノンの一眼レフカメラでは一貫してこのタイプが採用されており、コンパクトカメラではキヤノンのほぼ全機種、ニコンの一部機種などで採用されています。
メリット
- ファインダーで効き目を確認できる
- レンズごとに最適なチューニングができるため、望遠レンズでもよく効く
- 対応していればフィルムカメラでも効く
デメリット
- レンズごとに補正機構を備えるため導入コストがかかる
- カメラが大きくなる(最近はIXYぐらいの大きさでも付いている機種があるためこの問題に関してはほぼないと考えてよい)
ボディ内蔵(イメージセンサシフト)
ジャイロセンサで手ぶれを感知するのは同じですが、本来光が当たるべき位置にイメージセンサを持ってくるというもので、原理としては同じで動かすものが異なります。
ソニー・ペンタックス・オリンパスの一眼レフではこのタイプで、ニコンのコンパクトカメラにもこちらを使用したものがあります。
メリット
- レンズを選ばない
- 導入コストが大してかからない
デメリット
- 撮らないと効き目がわからない(そのためにファインダー内に手ぶれ補正メーターを入れてある機種がある)
- 望遠レンズではあまり効かない
ニコンなので実際に買うに当たって選択肢は一つしかないのですが、望遠レンズはレンズシフトのほうがよく効くのでこっち!
*1:1994年にはすでに出ていた