NANA MIZUKI LIVE CASTLE 2011 KING'S NIGHT

「声優史上初」という言葉は、最近では水樹奈々のためにあるように思えてきます。

2006年 オリコン週間音楽DVDチャートで首位獲得
2007年 横浜アリーナでライブ
2008年 さいたまスーパーアリーナでライブ
新宿コマ劇場で座長公演(声優史上初にして唯一)
2009年 オリコンデイリーシングルチャートで首位獲得
オリコン週間アルバムチャートで首位獲得
西武ドームでライブ
NHK紅白歌合戦に出場
2010年 オリコン週間シングルチャートで首位獲得
2011年 オリコン週間シングルチャートで2作同時トップ3入り

そして2011年、「声優史上初」もここまで来ました。

東京ドームライブ

「よっしゃぁぁぁ、行くぜぇぇぇ、東京ドォォォォォォォム!!」…ということで、2日目に参加しました。

東京ドームライブが持つ意味

「声優史上初」というのは言うまでもないのですが、女性ソロ歌手全体でも奈々様を含めて8人しかいません。なかでも有名なのは東京ドームのこけら落とし公演として知られる、美空ひばりの「不死鳥コンサート」で、今でも伝説として語り継がれています。それもあってか、QUEEN'S NIGHTの1曲目は「BRAVE PHOENIX」でした。

コンサートホールとしての最高峰は、かつては日本武道館を指すことが一般的でしたが、それを上回る規模の東京ドームでコンサートを成功させることができるのは、歌手の中でもほんの一握りしかいません。

つまり、奈々様は歌手としても最高峰に達した、ということであります。

まずは物販

ライブで使うものはここで調達します。当日の朝6時に後楽園に着いたのですが、8時になると一斉に始まります。ブースは7(奈々)番まであります。

先行販売や過去の物販ではいちいち電卓で計算してそれを2回もやっていたため、「並んでから買うまで5時間かかった」なんてことが普通にあったのですが、今回はレジを導入したため素早く済むようになり、8時20分過ぎには必要なものがすべて手に入りました。

で、今回も「NANACA」があり、7(奈々)品買ったので7(奈々)枚もらえたのですが、同じ絵柄の3連発でした。東京ドームといえば鳥谷・新井兄・ブラゼルの3連発ですが、今回はあらぬところで3連発だったので、重複したカードを放出して1枚ずつすべて違う柄にしました。

背番号7(奈々)と“トラ装備”

奈々様のライブでよく見かけるのが「背番号7(奈々)」。西武ドーム公演の際は、これをモチーフにして背番号7(奈々)のユニフォームが出ていました。2010年バージョンは、西武のビジター用ユニフォームに阪神のホーム用ユニフォームでおなじみのタテ縞を引いたようなデザインでした。

ですが、それ以前から背番号7(奈々)のユニフォームを着て参加する人がいます。奈々様は阪神ファンなので、阪神のユニフォーム姿の人がちらほら。阪神の背番号7(奈々)ときたら真弓・今岡・藤川俊介で、そのまま参加する人もいますが、かなり芸の細かいことをする人もいます。どんなことをするかというと、背番号は7(奈々)なのは共通で、背中のネームを「MIZUKI」「NANA」にする人がいます。次回のライブはこれで参加しようと考えています。一番手っ取り早いのは、85年版をベースにして「MAYUMI」を「MIZUKI」に変えることだったりします。

阪神だけではなく、西武*1サッカー日本代表のユニフォームで参加する人もいますが、今回はこれに加えてオリックス時代の浜中のユニフォーム*2で参加した人までいました。背番号7(奈々)なら何でもええんか!

で、ユニフォームを用意するというところまでは行きませんでしたが、阪神のホーム用キャップ(去年、ほっともっとフィールド神戸で買ったやつ)はもちろんのこと、現地でリストバンドを調達して*3物販で買ったやつと反対の腕に装着!

そのほか、ひーやんのタオルを首からかけていた人もいました。あれ、そこは矢野さんじゃないの?

セットリスト

  1. NEXT ARCADIA
  2. Stay Gold
  3. Silent Bible
  4. MASSIVE WONDERS
  5. 深愛
  6. POWER GATE
  7. アオイイロ
  8. POP MASTER
  9. 7COLORS
  10. PRIDE OF GLORY
  11. Gimmick Game
  12. 迷宮バタフライ-diverse-
  13. 純潔パラドックス
  14. SCARLET KNIGHT
  15. PHANTOM MINDS
  16. Synchrogazer
  17. ETERNAL BLAZE
  18. Don't be long
  19. ROMANCERS' NEO
  20. UNCHAIN∞WORLD
  21. Orchestral Fantasia
  22. innocent starter
  23. アノネ〜まみむめ☆もがちょ(アンコール)
  24. Song Communication(以下3曲はダブルアンコール)
  25. Astrogation
  26. SUPER GENERATION -CASTLE Ver.-

席は阪神側(3塁側)の2階席なので、双眼鏡が欠かせません。ただし、8倍だと足りません。

初っ端からテンション上がりっぱなし。ちょっと高めでしばらく通した後、「Gimmick Game」あたりからまた上がりだして、“純パラ”、“スカナイ”、“ファンマイ”、Synchrogazer、“エタブレ”で最高潮! 甲子園の7回裏ラッキーセブンで「チャンス襲来」を歌っているような気分になりました。でもって、Synchrogazerは神戸に帰ってすぐ注文しました。

恥ずかしながら、“ロマネオ”と“ジャスビリ”の区別がつきませんでした。出だしがあまりにも似ています。ティアナとフーガぐらいによく似ています。

そして、ダブルアンコールではペンライトを左右に振るのですが、これがなんというか、甲子園の9回表、藤川球児が登板する際に観客がメガホンを左右に振る風景が浮かんできます。

大先生がやってきた!

途中で、Cherry Boysの新メンバーが発表されました。“むろやん”こと室屋光一郎横浜アリーナでやっていたLIVE GRACEのコンサートマスターでした。今回は「奈々王宮ストリングス隊」の一員として参加していたのがいつの間にかCherry Boysに入らされていました。

某所では“大先生”と呼ばれています。ただし、その“某所”というのは大体察しがつきます。なぜ察しがつくか? 奈々様とみのりんのファンを兼務しているから。

でもって、Cherry Boysでの呼び名も付けることになりましたが、「大先生」だとみのりんのイメージが強すぎるので、「ムッシュ」に決定。関西では「ムッシュ」というと真っ先に吉田義男が浮かんできますが全然関係ありません。

ムッシュも加わってエタブレ…なのですが、歌い終わってからバイオリンだけでやっていました。ただ、これだとエタブレみのりんの曲っぽく聞こえてしまいます。特に、奈々様とみのりんのファンを兼務*4しているとなおさら。これはこれで味があるのですが…。

MCの話題

東京ドームなので、話題はやっぱり鳥谷・新井兄・ブラゼルの3連発…ということはありませんでした。阪神の話をするのは関西だけ。

うさ耳を付けて出てきました。曰く「うさぎ年しかつけない」ので、次に見られるのは2023年。つまりは…これ以上言うたらあかん! そこでお約束の「回って」コール。いつもなら「おしりパンチ」で交わすのですが、景気良く回っていました。

やっぱり、「エロ線」が4本あるだけあって、FRIDAYの表紙を飾っているのがさまになるなぁ。ただし、「これが限界」。

天気予報を前もって見てはいたのですが、土曜日は雨だった…のに、日曜日はピーカン、ということで「♪今日はいい天気…♪」

重大発表!

まずは3年連続で紅白に出場。ばんざーい!

最後に、奈々様から重大発表。何やろ?今度のライブは甲子園か?まさか…と思っていたら、来年の夏に全国ツアーをやるそうな。関西でもやりそうなので必ず行きます。

そして、フジテレビTWOのドラマ「スイッチガール!!」のテーマ曲がSynchrogazerの2曲目に入り、年が明けて1月21日にこのライブの裏側を特集する番組がNHK総合テレビで放送される、とのこと。HDDの準備をしておかなくては…

最後に

いつだったか、奈々様は朝の番組で「ライブの後は抜け殻になってしまうぐらいに…」などと話していたのですが、同じように観客まで抜け殻になってしまったかのようでした。

今回、初参戦だったのですが、奈々様の「全力全開」*5を全身で感じることができました。S.C.NANA NETにも入りました。これからもずっと、応援し続けていきます。次のライブにも行きます。

*1:それ以前に、西武ドームでライブをやっていたことがあるため

*2:浜中の背番号の変遷 阪神:66→25→31→5 オリックス:7 ヤクルト:0 いつだったか(少なくとも2007年より前)、奈々様は浜中のことを「浜ちゃん」と呼んでいたことがある

*3:1塁側の売店では12球団すべてのグッズが取り揃えてある

*4:どういうわけか奈々様とみのりんのファン層は9割方かぶっている

*5:奈々様は阪神ファンだが「必死のパッチ」ではない