『Angel Beats!』#12

オープニング曲が省略されると、もうすぐ最終回、という感じがします。

この世界は、前にもあったように生前青春を謳歌できなかった人たちが集まる世界。なので、満足すると消えてしまいます。“ガルデモ”の残された3人も、「もうボーカル(岩沢→ユイにゃん)はいない。やることはみんなやった」ということで消えてしまいました。

外には大量の“影”が湧いています。音無・日向・直井だけでは手に負えません。そこに、“SSS団”男性メンバーが加勢してきます。影の薄い大山、アホの野田と藤巻、何を考えているのかわからないTK*1、そして山籠りしたものの食料に乏しいからという理由で戻ってきて、しかも激やせした松下。

そのころ、ゆりっぺは地下のギルドへ向かいます。そこにはギルドの主・チャー*2がおり、「もう、戦いは終わる」というと、銃をゆりっぺに託して消えてしまいました。その銃はすぐに役立つ時がきました。

後半。ゆりっぺは普通に授業を受けていました。「中村ゆり」…GARNET CROWやないか*3。でも、この世界は幻で、「だって、そんな人生一生受け入れられないから!」…音無に手をひかれ現実に戻りました。

天使ちゃん「とりあえず、服なおしたら…」

第2コンピューター室。そこには大量のパソコンが置いてあります。そこにいた謎の男の話を要約すると…

Angel Playerとは?

天使ちゃんの武器を生み出すソフトとして何度か出てきていたが、世界の仕組みまでも変えてしまうことができる。影はこれで生み出された。

死後の世界の成り立ち

  • 生前に満足した人生を送ることができず死んでしまった若者が来る世界があるが、記憶喪失になってしまった人が迷い込むこともある。音無はその一例。
  • この世界で愛が芽生えるというバグが起きると、ここは永遠の楽園に変わるが、そうなってはいけないと考えられている。
  • 記憶喪失の人が来るとそのバグが起きてしまうが、影を発生させてNPC化してしまうと直る。
  • AngelPlayerの製作者はこの世界である女性と愛を知った。それで女性は愛を知り消えたが、AngelPlayerの製作者は消えることができなかった。その女性にもう一度会いたいと思い、待ち続けようとしたものの、待つ時間があまりにも長すぎて、自ら発狂しNPC化してしまった。
  • 自分と同じ悲劇が起こらないように、AngelPlayerの製作者は愛が芽生えないようにバグを修正するプログラムを仕込んでいた。

…ゆりっぺなら神になれるかもしれない、と言われても、ゆりっぺは冷静そのもの。「あのね、教えてあげる。人間っていうものは、たったの10分だって我慢してくれないものなのよ!!」そうして、パソコンを次々とつぶし、その男も消されました。

ゆりっぺに見えているのは、弟と妹の三人。「ありがとう。もう十分だよ」「もうおねえちゃんだけ苦しまなくてもいいよ」「長い間、おつかれさま、お姉ちゃん!」…ゆりっぺも、満足して消える、とまではいきませんでした。保健室で寝ています。

ゆりっぺと一緒に、泣きたくなりました。

*1:決してキダ・タローではない

*2:決してたむけんではない

*3:本当は「中村由利」と書くらしい