ついに全国制覇

 声優で歌手の水樹奈々(41)が4日、さいたまスーパーアリーナで、2019年9月15日の全国ツアー以来、約2年4カ月ぶりとなる有観客ライブ「NANA MIZUKI LIVE RUNNER 2020→2022」を開催した。

 20年7月に音楽関係の男性と結婚し、昨年3月に第1子出産を報告。新型コロナウイルスの感染拡大で一度は中止となった歌手デビュー20周年記念ツアーを再構成したステージに出産後初めて、母として立った水樹は、「みんな、会いたかったよー!!」とまず絶叫。万雷の拍手を浴び、「あふれる思いがはじけて、はじけて止まらなくて。もう感極まっちゃって」と口にし、2年4カ月分の思いを全力パフォーマンスに込めた。

 レトロチックでキュートなものから、スポーツウエアをロック風にアレンジしたものなど、衣装“五変化”でファンを魅了。ライブ史上過去最大の火薬量によって四色の炎が吹き上がる圧巻の演出や、スニーカー型のトロッコに乗り会場を駆け巡るなど、度肝を抜くパフォーマンスで新曲「Red Breeze」「Get up! Shout!」や代表曲「ETERNAL BLAZE」など全25曲をエネルギッシュに歌い上げた。

 真っ青なペンライトが波のように揺れる光景に水樹は、「こんなに長くライブができなかったことはなかったので、幸せです」としみじみ。「この瞬間がずーっと続けばいいのに。この瞬間は忘れられないものになります」と有観客のありがたみをかみしめ、ファンとの再会を約束した。

 ライブでは14枚目となるアルバム制作を発表。さらに、今夏の7月16日の神戸ワールド記念ホールを皮切りに、初の茨城公演を含む、全10公演のライブツアーを開催することを発表した。

(『デイリースポーツ』2022年1月5日)

841日ぶりに、奈々さんのライブが実際の会場で、観客を入れて開催されました。その間、奈々さんに子供が生まれたり、阪神の新人トリオが躍動したりと、いろいろありました。

本来、2020年に歌手活動20周年を記念した全国ツアーとして開催予定で、千秋楽はナゴヤドームでやるはずだったのですが、中止になってしまい、そのまま2年以上ライブがないという状態でした。結局、さいたまスーパーアリーナのみで規模を大幅に縮小して行いました。

その中で、最後に3年ぶりのツアーが発表されました。

日時 開場
7月16・17日 ワールド記念ホール(神戸)
7月30・31日 日立市池の川さくらアリーナ
8月6・7日 さいたまスーパーアリーナ
8月13・14日 仙台サンプラザホール
8月20・21日 日本ガイシホール(名古屋)

最後まで開催されなかった茨城県で、ついに開催されます。これで、47都道府県を完全制覇することになりました。

茨城県とは言っても、水戸や土浦ではなく日立でやります。なので、「この木なんの木」を歌ってほしいという声が聞こえてきます。

3年前と同じく、開幕戦は神戸でやります。