今月の「鉄道ダイヤ情報」誌に、黒山駅（白新線）から南福井駅（北陸本線）*1までの甲種輸送のダイヤが出ています。白新線の黒山駅、ということは新潟トランシス製の車、ということは見当がつきます。何を輸送するのかというと、「はまかぜ」用の新車であります。しかもここでは形式が出ており、「キハ189系」であります。今回は3両編成1本が輸送されます。
「はまかぜ」用の新車ならば、向日町か吹田まで輸送したほうがよさそうなのですが、どういうわけか南福井までとなっており、「南福井で引き渡されてあとは自力回送か？」と思いたくもなります。ちなみに、キハ127系は糸魚川で引き渡され、糸魚川から網干総合車両所まで自力回送されました。もっとも、「しらさぎ」用の683系にしても鷹取で引き渡されそのまま金沢まで試運転、でした。
デビューは2011年春ですが、まだ1年あるのに今出てきたのかというと、おそらくこれから1年かけて性能試験をやるのでしょう。
ちなみに、新潟トランシスは鉄道車両のメーカーにしては珍しく工場内に線路が引き込まれておらず、完成した車両は新潟東港鉄道*2の藤寄駅まで陸送し、黒山駅経由で各地まで運ばれています。
*2:「黒山駅分岐新潟東港専用線」ともいう
