もうすぐ登場!225系
JR西日本の新世代近郊型車両「225系」。その第1編成が近畿車輛にてほぼ完成し、後は編成を組んで出場、というところまで来ました。
最大の変更点は、E233系などと同じ「高運転台+衝撃吸収構造」ですが、E233系が運転席の後ろに広くスペースをとってそこをクラッシャブルゾーンにしているのに対して、225系は見掛け上クラッシャブルゾーンがないように見えます。
また、ヘッドランプにはJR西日本で初めてHIDランプが採用されました。現在、クハ222-2081で試験をしていますが225系から本格的に採用され、287系でも採用されるようです。
そして、京阪神向けの車両では初めてシングルアームパンタグラフも本格採用されます。シングルアームパンタグラフ自体はJR西日本ではかなり早くから採用されており、すでに283系で採用されていたのですが、283系自体が18両と少数派に終わってしまい、それ以降は683系4000番台・521系までなかなか普及しませんでした。225系でついに本格採用されます。搭載位置は従来と同じ姫路・播州赤穂方で、向きはヒンジが西側であります。
余談ですが、521系はパンタグラフの向きが逆になっているように見えますが、これはクハ520の金沢方に取り付けられているためで、パンタグラフそのものの向きは同じです。E531系も同じような理由で、E231系とは向きが逆になっているように見えます。209系500番台は本当にパンタグラフの向きが逆になっています(総武線でE231系と比べればわかる)。