『Angel Beats!』というアニメ
3か月にわたって放送された『Angel Beats!』。さまざまなポイントから振り返っていきます。
TBS系アニメのツートップ
2010年春アニメの三本柱は、『けいおん!!』『荒川アンダーザブリッジ』そして『Angel Beats!』とされています(by 三宮“ミント神戸”6階のタワレコ)。そのうち、“けいおん”と“AB”はTBS系で放映されています。
ということで、TBS系アニメのツートップといえるでしょう。ちなみに、“けいおん”はTBSの、“AB”はMBSとCBCの持ち駒だったりします。
いつの間にか、「Angel Beats! VS けいおん!!」という構図が出来上がっていました。
ダブルゆい&にゃんにゃんコンビ
その“TBS系アニメのツートップ”の共通点は、「“ゆい”という女の子が出てる」というのがあります。“AB”のユイにゃん、“けいおん”の平沢唯。
そして、ユイにゃんとあずにゃんを合わせて“にゃんにゃんコンビ”。または、このコンビも“ゆいあず”*1ということがあります。
関西では…
TBSでは“AB”は金曜日*2で“けいおん”は火曜日、CBCでは“AB”は金曜日で“けいおん”は木曜日と、分けて放映されていましたが、MBSではこの2本が立て続けに放映されていました。まさに“JFK”並みの黄金リレー。
“TBS系アニメのツートップ”がその日のうちにまとめて見られたのでした。もっとも、うちはHDDに録画して見やすい時間帯に見ていたのですが。今から考えると、HDDを酷使していたような。
しかも、深夜とは思えない数字が出てしまうことで知られる「アニメシャワー」の前半を独占していました。実際、第6話の関西地区での視聴率は深夜2時台とは思えない4.9%を叩き出していました。実はその後の“けいおん”(3.9%)よりも高いのでした。
ほかのアニメから取り入れたこと
ゆりっぺがハルヒに、天使ちゃんが長門に似ているのをはじめ、ほかのアニメから影響されたと思しき要素がよく見られます。
たとえば、バンドを組んでライブをやるというのは完全に“けいおん”に影響されており、見方によっては「“けいおん”に喧嘩を売った」と考えることもできます。さらに、“AB”ではかなり手の込んだことをやっており、実在のバンドのライブシーンを撮影してそれをもとに絵を起こしていました。
さらに、ボーカル(岩沢→ユイにゃん)は歌だけ別の人がやるという、『マクロス7』『マクロスF』と同じ手法が取り入れられました。
第7話は、別の“ゆりっぺ”が出てくるマンガのパロディであります。
CDの売れ行き
CDを出せばオリコンチャートの上位に必ず顔を出す“けいおん”ですが、“AB”も負けてはいません。順位はあくまでも相対的なものなので実際に売れた数で見ると、テーマソングのCDは「Listen!!」以上の売れ行きを記録しました。
順位だけ見ても、「Crow Song」が発売日の関係*3で7位と低く出てしまったのを除けばすべてベスト5に収まっています。
そして、放課後ティータイムの曲のバンドスコアが出たのと同じように、ガルデモもバンドスコアが出ます。
天使ちゃんマジ天使
「能登かわいいよ能登」と同じように、語呂がよいのかすっかり定着しています。誰が言い出したかはわかりませんが。