225系展示会@神戸

JR西日本では実に16年ぶりとなる新型近郊型車両・225系は12月1日のデビューを前に、必要な数を揃えたり試運転したりとスケジュールを着々とこなしています。

今日は神戸駅と大阪駅で展示会、明日は京都駅と天王寺駅で展示会であります。

神戸駅にはMBS読売テレビの取材陣が来ており、入場券を受け取って車内に入ろうとしたらそこにはMBSの取材陣がいました。なので、MBSのニュースで映ってしまったかもしれません。

まず車内から

シートの基本設計はほとんど変わっておらず、シート地が変わっています。

吊革・手すりなどは、目立つようにオレンジ色に塗られており、太くなって握りやすくなりました。また、優先座席の周辺では緑の吊皮を使って示しています。

JR西日本の一般車は、205系1000番台と213系を除き運転台の位置が低いのですが、225系で久しぶりに高くなりました。

321系に続き、225系でもLCDが採用されました。この配列はクロスシート向きで、これ以外にもE259系がこの配列を採用しています。

途中で切り離しがある運用に入ることもありますが、E233系H編成と同様にその案内をやるのかどうかは実際に運用に入ってみないとわかりません。

321系とは異なり、225系では車端部にもLCDが設置されました。なお、クモハ224の米原方だけトイレがあるため少しずらして設置されています、“ミュースカイ名鉄2000系では、トイレを使うと画面に出るようになっているのですが、この車両でどうなっているかはわかりません。ただ、トイレの「使用中」ランプはまた別にあります。

トイレは、先に金沢地区向けの521系で採用された車いす対応の大型のものが採用されました。どういうわけかトイレットペーパーが2つあります。さすがに、ウォシュレットはありません。

モハ225

8両編成の2号車に入っているモハ225-300番台。VVVFSIVパンタグラフ・コンプレッサー・バッテリーを装備しています。

5号車に入っているのはモハ225-500番台。コンプレッサーがありません。ちなみに、223系2000番台でも5号車(モハ222もしくはモハ223-2100番台)にはコンプレッサーは付いていません。

8両編成のモハ225は、コンプレッサーのありなしで番台区分をしてあります。あるものが300番台、ないものが500番台ですが、どういうわけか500番台は奇数、300番台は偶数しかありません。そういえば、機器の配置で番台区分をしたのって、他にもあったような…

I2編成だけ、どういうわけかパンタグラフが逆向きになっています。

モハ224

321系で言う「モハ320」で、223系ではサハ223が入っていた位置(3・4・6・7号車)に入っています。VVVFSIV・バッテリーを装備しています。

321系の開発時点で、すでに3両1組でユニットを組むことも想定されており、実際に3両1組で組むことになりました。

クモハ224

モハ224の姫路方に運転席を取り付け、トイレと車いすスペースを付ければ出来上がり。

クモハ225

モハ225の米原方に運転席を取り付け、車いすスペースを付ければ出来上がり。223系は1号車だけ車いすスペースがついていましたが、225系は反対側の先頭車にも車いすスペースがつきました。