超過密スケジュール

今年のプロ野球は、東日本大震災により開幕が2週間延びた*1ため、シーズン終盤に連戦続きでスケジュールが過密になってしまいました。追加日程は、通常は中止やノーゲームになった分の振り替えですが、今年はそれに加えて「日程が未定」という試合もあり、阪神は10月4日から13連戦*2が組まれています。5月にほっともっとフィールド神戸でやる予定だった試合の振り替え試合は甲子園でやることになり、結局今年はほっともっとフィールド神戸では試合をしないことになりました。

パ・リーグはどうかわかりませんが、セ・リーグには「クライマックスシリーズの2日前までに全日程が消化できなかった場合、そこで打ち切る場合がある」という規定があります。今年は10月29日に開幕するため、10月27日までに全日程を消化しないといけないのですが、残り試合数によってはダブルヘッダーを組む、もしくは最悪の事態として最後まで行わず中止ということも考えられます。

特に問題を抱えているのは阪神で、今日発表された追加日程は全て屋外球場での試合であります。もし追加日程の試合も中止になった場合、ダブルヘッダーを組む、もしくは最終戦が中止になった場合はそこで打ち切り、というのが現実問題として出てきます。「なぜ、ホームゲームを大阪ドームでやらないのか?」ということになりますが、オリックスとの兼ね合い(ほっともっとフィールド神戸で中止になった試合を大阪ドームでやる可能性がある)で難しい問題となってきます。

*1:パ・リーグは最初から4月12日まで延期すると決まっていたが、セ・リーグは当初の予定通り3月25日開幕を主張し続け世間から反感を買い、新井さんも「パ・リーグに合わせて開幕を伸ばした方がよい」といって結局はセ・リーグも開幕が延期された

*2:13連戦まで、という内部規定がある