首なしライダー

デュラララ!!』といえば首なしライダーですが、この話は日本全国に広まっています。

ある道路を横断するようにピアノ線が張ってあり、そこに猛スピードのバイクで突っ込んだライダーは首をはねられてしまった。しかし、首のないライダーを乗せたままバイクはしばらく走り続けた。亡霊となった彼は夜な夜な(または死亡時刻、命日などに)その道路を猛スピードでさまよい続けている。

デュラララ!!』は池袋の物語ですが、実は神戸でも「六甲山に首なしライダーが出る」*1という話があったり、福岡では英彦山に首なしライダーが集団で出てくる。つまり“首なし暴走族”が出る」というのもあります。

で、この話が出てきたのにはいくつか説があります。

  • 暴走族に悩まされた近隣住民が妨害を目的に道路に渡したロープでバイクが転倒したという、実際にあった事故から話が広がった
  • 夜道で黒いヘルメットをかぶったライダーの乗るバイクを見た(実際に首なしライダーと間違えられた人がいるらしい)
  • 夜間にレーサーレプリカスーパースポーツ型バイクに、燃料タンクの上に伏せた体勢で運転していたライダーを見間違えた

ちなみに「なぜ夜な夜な走っているのか」というと、「首を探しているから」など理由はいろいろあります。『デュラララ!!』でも、「首を探しに来たのか」というセリフがあります。

*1:首なしライダーに限らず、六甲山は昔から心霊現象が多い。関西では旧生駒トンネルと並んで有名