恐怖の近江舞子行各駅停車

西明石19:53発、246C電車。その電車の行き先は、京都でもなく、高槻でもなく、草津でもない。湖西線近江舞子。なんと、西明石近江舞子間136.4kmを延々と各駅停車で走り続けるのであります。

どれぐらい恐ろしいのかというと、西明石を19:53に出発して、三ノ宮には20:28着、大阪には21:05着、高槻には21:34着、京都には21:56着、終点・近江舞子には22:46着。実に3時間53分。ちなみに、神戸市内の「舞子」駅と、近江「舞子」駅の両方に止まっていたりします。

新快速以外でJR神戸線湖西線の直通系統といえば、早朝に尼崎発堅田行きと堅田西明石行きがあるだけです。ちなみに敦賀湖西線経由姫路行き快速がありますが、これは京都から新快速*1になります。

246C電車は以前は321系で運行されていましたが、現在は207系になっています。207系も以前は近江今津まで入っていたようですが。

ただ、こんな大それたことを書いているようですがこれなんてまだかぁいいもので、国鉄時代は山陰本線の824列車(門司〜福知山)をはじめ、長距離の鈍行なんてざらにありました。かつての111・112列車(東京〜門司:1102.8km)とか、昭和36年10月改正時点では511・512列車(大阪〜青森:北陸・信越羽越本線経由 1055.6km)などが鈍行の最長距離レコードをもっていました。

しかし、これでも4ドアの通勤電車では結構長い方に入ります。

*1:通常、湖西線では新快速は近江舞子以北各駅停車だが、この列車に限り近江今津まで各駅停車、京都までは安曇川近江舞子堅田おごと温泉比叡山坂本大津京・山科に停車、京都以西は通常の新快速停車駅に停車。このため、この1本だけは通常の新快速より停車駅が少ない