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287系「くろしお」

鉄道

http://www.westjr.co.jp/press/article/2011/08/page_476.html

すでに近畿車輛で6両編成1本が完成し報道公開されました。

振り子ではありませんが、もともと停車駅の多い便に投入することもあり効果が薄いので不要、と判断されたのでしょう。現在の振り子式車両は、383系などのようなR=600mのカーブで本則+35km/hというものもありますが*1、381系ではR=600mで25km/h増し、R=400mで20km/h増しという性能となっています。ただ、現在の特急用車両は381系・485系の時代と比べると低重心化がなされており、振り子なしでも曲線通過性能はそこそこよく、683系に至っては振り子なしでR=400mで20km/h増しという性能を実現しています。なので、287系683系と同程度の低重心化がなされていれば曲線通過速度も同等、といえます。そのため、遠心力の問題さえクリアできれば381系時代のダイヤをほぼそのまま受け継ぐこともできます。

もっとも、381系の場合は初期の振り子車ということもあり、振り遅れや揺れ戻しがひどく乗り物酔いが多発していた事を考えれば「287系になったらましになった」ということもあり得ないとは考えられないのですが。

ちなみに、一時期走っていた485系の「くろしお」はかなりひどかったらしく、振り子ではない上に重心が高いため曲線通過速度が遅く、さらに急行「きのくに」を格上げした便もあったために停車駅が多く(そのうちの1往復は串本〜新宮が各駅停車だった)、天王寺〜新宮の所要時間が381系と比べて1時間半長かったため、わずか1年で381系に統一され(そのための381系は出雲から引っ張ってきた)、485系福知山と南福岡に転属しました。

6両編成6本と3両編成5本を投入し、来年の夏から運行を開始します。

*1:キハ283系に至っては40km/h増しでカーブを抜けることができるといわれている