今使っているノートパソコンは2015年に購入しました。オリジナルのスペックは以下の通りです。
CPU | Intel Core i7 4710MQ(2.5GHz・4コア) |
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OS | Windows 7 Professional(Service Pack 1) |
HDD | 1TB(2.5インチ・厚さ9.5mm・SATA) |
メモリ | 8GB(DDR3L-1600 S.O.DIMM) |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯のみ) |
これまでに、いろいろな改造を施してきました。
外付けHDDの交換
外付けHDDは、パソコンを買い替える前から使い続けてきたものを流用しましたが、長く使い続けていくうちにアクセスが遅くなってきました。
このまま使い続けるとHDDが痛んでしまい、データを出せなくなる恐れがあったため、買い替えることにしました。
このパソコンには、USB3.0のポートが付いているため、以前のUSB2.0までしか対応していなかったHDDより高速アクセスができるUSB3.0対応モデルを購入しました。
また、容量も2倍になって余裕ができました。
ただ、前のHDDがボロボロになっていたせいで、移し替えに時間がかかりました。
I-O DATA USB 3.0/2.0対応外付ハードディスク Twilight Blue 2.0TB HDEL-UT2B
- 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
- 発売日: 2015/03/05
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無線LANカードの交換
自宅のインターネット回線をADSLから光回線に変えるのにあたって、無線LANがボトルネックになることが予想されたため、無線LANルーターを買い替えました。
BUFFALO 無線LAN親機 11ac/n/a/g/b 1300+450Mbps エアステーション ハイパワー Giga WXR-1750DHP
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- 発売日: 2015/08/25
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しかし、オリジナルのままでは周波数帯が2.4GHzにしか対応しておらず、どう頑張っても300Mbpsまでしか出ないために意味がないということになりました。USBにつなぐ子機を使うという手もありますが、ノートパソコンなのであまりUSBポートの無駄遣いはできません*1。
そこで、Amazonを探ってみると、無線LANカードがバルク品として売られていました。買ってきて付け替えられることが判明したため、付け替えて高速化しました。5GHz帯(IEEE802.11ac)に対応しており、最大で866Mbps出ます。
これは、無線LANのみならずBluetoothも対応しています。予定外のBluetooth対応でしたが、使わない手はないということで、こんなものも導入しました。
エレコム ワイヤレスマウス Bluetooth 5ボタン BlueLED Mサイズ 握りの極み ブルー M-XGM10BBBU
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メモリの増設
8GBでも十分動くのですが、余裕を持たせるという意味もあり8GBのものをもう1枚買ってきてつけました。
CFD販売 ノートPC用 メモリ PC3L-12800(DDR3L-1600) 8GB×1枚 1.35V対応 SO-DIMM (無期限保証)(Panram) D3N1600PS-L8G
- 出版社/メーカー: シー・エフ・デー販売
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まだ問題が残ってる
これまでに上記のような改造工事を行いましたが、最後までこのような問題が残っていました。
- HDDから起動しているため、安定するまでに3分かかる
- 外付けHDDが倒れやすい(最初は寝かせて置くことで解決しようとした)
- 外付けHDDが3.5インチのため、倒れるからといって寝かせて*2置くと場所を取る
この改造工事にあたって、何度もパソコンの底のカバーを開けて見ていたので以前からわかっていたのですが、空いているスロットが1つありました。これは何かと調べてみると、mSATA(mini serial ATA)のスロットで、ここにSSD(Solid State Drive)が入るということもわかりました。
SSDを導入すると、一気に問題が解決します。ただし、SSDの特性上あまり頻繁な書き込みには向いていないため、システムのみSSDに入れることにしました。
どのようにするのかというと、下のような3ステップです。
- SSDを装着し、システムをHDDから移行する
- もともと入っていたHDDを外して場所を空ける
- 空いた場所に大容量のHDDを装着し、外付けHDDからデータを移動させる
いわゆる「デュアルストレージ」にしようということです。ノートパソコンはHDDが1台しか入らないのが普通*3ですが、SSDをマザーボードにつけられるとなると、SSDとHDDを1個ずつ使ってデュアルストレージを簡単に実現できます。
なので、巷でよく言われる「SSDに替えると速くなる」ということで乗り換えを決断したわけではありません。本質は「デュアルストレージにする」ということで、SSDを使うのはそのプランを実現させるための手段でしかありませんでした。結果的に処理が速くなったというだけのことです。
SSDを導入
Transcend SSD 256GB mSATA3 6Gb/s 3年保証 TS256GMSA370
- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
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今はM.2規格のSSDが主流になっていますが、取り付けられるのはmSATAのSSDか、2.5インチHDDと同じサイズのSATAで接続するものです。しかし、2.5インチのSSDを入れると当初の目的*4から逸脱するため、mSATAのSSDしか選択肢がありません。
端子の形状が違う*5のもさることながら、M.2のSSDはカードのサイズが大きいものがあり、取り付けられません。1世代前の規格なので売っていないだろうと思ったら、「丸い緑の山手線」でおなじみのカメラ屋さんの通販で売っていて、ポイント増量セールをやっていたのですぐに注文しました。
マザーボードに取り付けて、BIOSで認識していることを確認したうえでフォーマットし、メーカーから配布されているユーティリティソフト(Transcendでは「SSD Scope」)を使って起動用のHDDの中身をそっくりそのままコピーすると使えます。環境にもよりますが、2時間程度あれば移行できます。
すると、もともと入っていたHDDを外せます。HDDのスペースが空くため、今度は外付けで場所を取っていたデータ保存用のHDDを内蔵させます。
東芝 2.5インチ HDD SATA MQ04ABD200 2TB 9.5mm 5400rpm バルク
- 出版社/メーカー: 東芝
- メディア: エレクトロニクス
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こちらも、外付けHDDからそっくりそのまま中身をコピーして使いました。これで、ディスク類を完全に内蔵させることができ、通常時はUSBポートを全く使わないようになりました。
ちなみに、厚さ9.5mmの2.5インチHDDで2TBのものとなるとこれぐらいしか選択肢がありません。近年の2.5インチHDDは、ノートパソコン用は厚さ7mm*6のものが主流となっており、スペーサを貼り付ける必要があります。スペーサの購入費用を節約するため、9.5mmのものを探していました。
外付けのHDDはどうするつもりかというと、BDデッキにつないで録画用にしようかと考えています。
Before | After | |
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CPU | Intel Core i7 4710MQ | (現状維持) |
OS | Windows 7 Professional(Service Pack 1) | (現状維持) |
起動ディスク | 1TB HDD | 256GB SSD |
データ保存ディスク | 2TB HDD(外付け) | 2TB HDD(内蔵) |
メモリ | 8GB | 16GB |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯のみ) | IEEE802.11a/b/g/n/ac(5GHz帯にも対応) |
Bluetooth | (非対応) | Ver. 4.0 |
買った時からそのまま残っているのはOS・CPU・8GBのメモリ1枚だけで、残りはすべて手を加えたため、オリジナルとはかなり変わってしまっています。
特に、SSDに交換したことにより起動が著しく速くなりました。以前はログイン後の処理も含めると3分以上かかっていたのが、1分以内で使えるようになりました。起動速度は実に4倍です。