紅白にアニメ枠?

 声優で歌手の水樹奈々(30)が、大みそかの「NHK紅白歌合戦」の応援隊を務めることが17日、分かった。昨年はデジタル応援隊だったが今回は応援隊に昇格する。水樹のライブには10代から30代の男女ファンが訪れており、若い世代から支持される水樹を応援隊に起用することで、若年層の視聴者獲得を目指す。音楽関係者の間では、今年の紅白はアニメ枠がささやかれており、水樹は歌手としての2年連続出場も有力視されている。

 アニソン界の女王、水樹が今年の紅白応援隊に就任することになった。昨年はデジタル応援隊として、紅白歌合戦公式サイト上でカウントダウンを刻むお宝映像や「水樹奈々・紅白ブログ」を発信。歌手としても初の紅白出場を果たした。今年は7月に西武ドームで自身初の2Daysライブを成功させ5万5000人を動員し、昨年より人気もパワーアップ。紅白での役割も「デジタル応援隊」から昇格し、幅広く番組をPRする紅白応援隊を務めることになった。

 NHKでは昨年から音楽番組「MUSIC JAPAN」でアニメソング特集「新世紀アニソンSP」を放送しており、今年も放送された。水樹は同番組で、「水樹奈々×田村ゆかり」でトップバッターを務め、ソロとしてトリを務める活躍ぶり。歌手としても2年連続出場が有力視されている。

 NHKがアニメソングに力を入れていることなどから、今年の紅白はアニメ枠を設けるのでは、とささやかれている。声優界では、アニメ「けいおん!」でブレークした豊崎愛生(23)が参加している声優アイドルユニット、スフィアの出場も有力視されているという。水樹もスフィアも、ライブを行えばチケットが即日完売する人気ぶりだ。

 紅白歌合戦の視聴率アップには、同番組を長年見続けている高年齢層だけでなく、若手視聴者の獲得がカギになっている。水樹のライブを訪れるファンは、10代から30代の男女がほとんど。若い年齢層に人気のある水樹を応援隊に起用することで、若手視聴者の獲得に乗り出す。

(「日刊スポーツ」2010年10月18日)

NHKがついに壊れました。近年視聴率が低下傾向にあることから、テコ入れはしておかないといけないのですが、その手段がまさか「アニソン枠を作る」という、下手をすると余計に視聴率を下げかねない手段だとは思いませんでした。

で、もし本当にアニソン枠を作るのであれば、まず最初の問題としては紅白それぞれで誰を出すのか、ということになります。

現在のアニソン界は以前話したように女性優位であり、男性歌手・声優はそれほど人気がないので、白組は誰が出るのか?というのも問題としてあります。紅組は奈々様が今年も出るのはほぼ確定で(むしろ出ないほうがおかしい)、複数枠があるとしても結構浮かんできます。

白組はどうかというと、まったくもって浮かんできません。あと、放課後ティータイムの場合は製作委員会との調整が難航する可能性があり、出る確率は低いのです。無難なところで、May’n部長か?

例年、出場者の発表は11月下旬に行われており、昨年は11月23日に発表されました。今年もそれぐらいの時期に発表されるでしょう。