黄色と黒は虎党のしるし

25日、アニメ映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』の公開に先駆け開催される特別展「手塚治虫のブッダ展」の開会式が行われ、本展で音声ガイドのナレーションを務める声優の水樹奈々をはじめ、銭谷眞美(東京国立博物館館長)、岡田裕介東映株式会社代表取締役社長)、松谷孝征(手塚プロダクション代表取締役社長)らが出席し、テープカットに参加した。

 アニメ「NARUTO -ナルト-」の日向ヒナタ役などで知られる人気声優の水樹は、歌手・アーティストとしても多くのCDを出しており、多彩な顔を持つ。映画ではミゲーラ役で参加し、本展では持ち前の美声を発揮し、音声ガイドナレーションに挑戦している。すでに内覧を済ませた水樹は「非常に癒やされる空間でした。生きるエネルギーをもらえました。幅広い方々に見ていただきたい」と素直な感想を伝え、感激をあらわにしていた。

 「手塚治虫のブッダ展」は、手塚氏が晩年10年以上の歳月をかけて描いた「ブッダ」の直筆原画52点と、重要文化財を含む本物の仏像など約20点を展示、両方を対比することで、ブッダの生涯をたどりながら、手塚氏が追求したブッダの世界観を体感することができる。まさに仏像と漫画の奇跡のコラボが実現した展覧会となっている。

 映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は2,500年前のインド・シャカ国を舞台に、仏教の開祖・シッダールタの生涯を描いた手塚治虫のコミック「ブッダ」の初のアニメ映画化作品。手塚氏が独自のドラマを構築し、壮大なエンターテイメントとして描いており、最高傑作と称えられている。(取材・文:福住佐知子)

手塚治虫のブッタ展」は4月26日から6月26日まで上野・東京国立博物館にて開催
アニメ映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は5月28日より全国公開

(「シネマトゥデイ」2011年4月25日)

http://www.cinematoday.jp/image/N0031882_l

この日、奈々様は黄色と黒の衣装で出席しました。「奈々様が黄色と黒で…」これでピンときたあなたは鋭い。黄色と黒は阪神の球団旗の色で、奈々様は熱心な阪神ファン。どうしても意識して選んだように思えてしまいます。