3年目の寝屋川

まずはこのネタから。

毎年恒例・「きかんしゃトーマス号」

2006年以降恒例となっている、京阪電車の「きかんしゃトーマス号」。今年は10001Fが起用され、交野線を中心に運行されています。京阪線系統と石山坂本線で1編成ずつ(過去には京阪本線と支線で1編成ずつ使われたこともある)走ります。また、走るのは毎年7月にデビューして半年ほどですが、2009年以降は1年間運行されています。

本線で運行する場合、7000系や7203Fといった7両編成を使用しますが、これは近年のダイヤでは京都まで行く運用が特急以外7両編成が多くなったためです。2006年の10003Fは、現在3000系が担っている「ファミリーレールフェア」会場への直通臨時列車に起用されました。

こちらは2008年版(7203F)。

こちらは2009年版(7001F)。

6000系が宙に舞う

今年は6000系が車両用クレーンの実演用として駆り出されました。というより、当日入庫中の車両を使用するのです。

車体を見れば一発で6000系だと分かりますが、番号に京阪の紋章まで消されており、6000系ということしかわかりません。

けいおん!』ネタ

今年は、石山坂本線で『けいおん!』ラッピング車(613F)が走るなど、京阪グループ全体で『けいおん!』ブームに乗っかっているのですが、その一環として大津線乗り放題切符(6日分)が浜大津駅で数量限定で売り出され、即日完売しました。

…と思ったら、日比谷公園の鉄道フェスティバルでも売り出され、そしてここ寝屋川でも売り出されましたが、寝屋川では大量に売れ残りが出たようです。残りは「大津線感謝祭」で在庫を捌くでしょう。

また、京都へ修学旅行へ来た際に乗ったバスと同型車が来ていました。

毎度おなじみ、叡山電車の復刻版定期券(2000年まで使用)ですが、今回で後輩三人衆が全部そろい、さわちゃん先生のバンド仲間の“クリスティーナ”のも作りました。

左右独立回転台車

京阪では直線区間が少なく*1、曲線区間での高速化が課題となっていました。そこで、台車を改良することで高速化に役立てようとしました。その一つの考えが「独立回転車輪式台車」で、実際に1815号車に取り付けて試験が行われました。

左右の車輪はつながっておらず、そのためカーブで左右の回転数が異なってもT軸では問題はないのですが、M軸の場合、左右で回転数が異なるためディファレンシャルギアを入れる必要があります。その構造が災いし、動力装置がスペースをとるためどうしても小型のものしか搭載できず、それによって出力の小さいモーターしか使えず、従来車と同程度の出力を確保しようと思えばオールM編成とせざるを得ないとみなされ、またバックゲージ(車輪の内側の距離)がずれるという欠点もあり、最終的に試験だけで終わってしまいました。

なお、この台車は国鉄小田急でも試験運用に供されていましたが、京阪と同様に曲線では横圧が軽減されるなど思った通りの試験結果が得られたものの直線区間では片方のレールに車輪が寄ってしまうなどというデメリットの方が大きかったため採用されずじまいでした。

*1:淀屋橋から数えて第1コーナー、第2コーナー…としていくと、数字が多くなりすぎる。特に東福寺の大阪側にあるJR奈良線との交差地点は上り勾配とカーブの組み合わせであり、「カーブ」というよりは「シケイン」と言った方がよい