アホ・バカ分布図

「日本全国にナイトスクープの名を知らしめた」といっても過言ではない、かの有名な「日本全国アホ・バカ分布図」。その実物も展示されていました。

1990年。まだ“ナイトスクープ”が土曜深夜の放送だった時代*1、ある視聴者から「関西ではアホ、関東ではバカというがその境界線はどこか」という依頼が舞い込んできたのがその始まりでした。とりあえず、「名古屋あたりでは“たわけ”」ということはわかったが、「九州ではどういうのか」*2上岡龍太郎がいったために、全国の教育委員会などにアンケート調査を行い、1991年にその結果が特別番組「全国アホ・バカ分布図の完成」にまとめられました。

で、その「全国アホ・バカ分布図」によると、「アホ」というのは近畿2府4県あたりだけで、東日本ではおおむね「バカ」が多数派を占め、そのほかに「ボケ」「タワケ」「トロイ」「ホンジナシ」「アンゴウ」「タクランケ」「ハンカクサイ」「ダラ」「ダラズ」「フリムン」「プリムヌ」など…。姫路あたりでは「ダボ」というのもあります。ちなみに、この種の言葉はメジャーなものだけでも23種類あるようです。

で、面白いことに、分布パターンは京都を中心に同心円状になっているのです。

*1:現在の金曜日に移行するのは1991年

*2:秘書・岡部まりによると、長崎では“バカ”という