『とある魔術の禁書目録II』#10

病院に担ぎ込まれた吹寄制理。時期が時期だけに熱中症で片づけられそうだったのですが、毎度おなじみ、髪の毛が少ないカエル顔の医者がこのシリーズで初めて出てきました。「私を誰だと思っているんだ」

ステイルはもう一度魔術が使えるようになり、再びオリアナを追うことになりました。何とか見つけて追いかけたものの、バスに乗り込まれてはどうしようもありません。ただし、このバスにはオリアナ以外乗っておらず、ステイルがカードを貼り付けたまま走っていたので、それを用いてオリアナごと爆破したのですが、まだ生き残っています。これ、下手したら爆弾テロやで…。

こうなったらさしで戦うしかありません。土御門が魔術をかけられて苦しんでいる今、戦えるのは当麻だけ。オリアナは同じ魔術を2回使わず、しかもその組み合わせが多岐にわたるため、苦戦させられています。それでも、最後は当麻の右手一本で何とか決着をつけようとしました。それにしても、オリアナの半裸ときたら…。

なぜか、オリアナは持っていたものを託して逃げてしまったのですが、それは何かと言えば単なる看板。「スタブソードの噂はデマだった!」

実際は、スタブソードというのはどんなものかと言えばペテロの十字架(使徒十字・クローチェディピエトロ)のことで、これを使うと学園都市が崩壊してしまうという代物。またローマ正教が絡んできました。真の目的は学園都市の支配。「この取引を止めなければ、世界は崩壊よりも厳しい現実に直面する」

…インデックスちゃんのことを忘れたらあかんな。当麻を探してあちこち歩き回っているのですが…見つけた! しかしあれはどう見たって純白のパンツやないか。本来はアンスコなんやけど。まぁ、そんなもんはMBSからしたらどっちでもええんやろな。

「とーま」3連発しても無視され、当然ですがインデックスちゃんはキレた!
とーま。何でさっきから目を合わせてくれないの!!
とーまとーま。何か今、いかがわしいシーンを思い出そうとしてるね」(※第8話を参照)
私にはとーまがとても幸せそうな顔をしているように見えるんだけど

♪ああ なんて と〜まはそんなに鈍いの…♪(“三都物語”のメロディで) 当麻は本当にアホですね! 無神経発言3連発なんて。

「おなかが減ったから怒ってるのか」

…そうじゃなくて、「とーまのバカ。私はとーまの応援をする為にわざわざ着替えたのに。一方その頃とーまはどこに居たの。せっかくとーまと一緒に居られると思って頑張ったのに。とーまが1人でどこかに行っちゃったら、私はどこで何をしてればいいの

そう言って当麻をポコポコ殴り続けたのでした。「ボコボコ」ではなく「ポコポコ」なのは、こっちの方がインデックスちゃんのイメージにピッタリだから。

まだ終わりません。「もうっ!違うもん!!ちっとも見向きもしてくれないから怒ってるんだもんっ! だいたいお腹が空いてるからイライラするなんてシスターである私には無縁の感情なんだよ、とーま…」

まったくもう! いつになくかわいいやないか!! インデックスちゃんをぎゅ〜っと抱きしめたいよぉ〜!

そのころ、上条家と御坂家の親同士がなにやら話し込んでいますが、そこにビリビリもやってきました。「実はこの2人、当麻の両親なの」…顔が真っ赤。そこへ、オリアナがぶつかってきて、それだけで済むのであればいいのですが、さっきインデックスちゃんが言ってたような「幸せそうな顔」になってしまったせいで、おかんに制裁を食らうところでした。これが上条家のDNAってやつやな。

で、インデックスちゃんを連れて当麻が合流してきましたが、今度はインデックスちゃんとビリビリのバトル勃発。

そういえば、あの人はビリビリのお姉さんかな?と誰もが思っていたのですが、実は…ビリビリのおかんだった!