JRグループで駅番号を導入しているのは、長らくJR北海道とJR四国だけという状態が続いていたのですが、2016年から本州3社も相次いで導入し、残るはJR九州だけというところまで進みました。
そのJR九州も、さる9月30日から北部九州地域に駅番号を導入し、JR旅客6社すべてが駅番号を導入しました。
番号のつけ方
番号のつけ方は、博多を通る路線(鹿児島本線・福北ゆたか線)は博多を00として、博多から離れるにしたがって番号が大きくなります。これはJR北海道(札幌駅を01とする)に近いものとなっています。
しかし、それ以外の路線は番号の増える方向が一定していません。したがって、この下で路線ごとに説明します。
アルファベットは、1文字目はJR東日本と同じく「J」で統一し、2文字目は鹿児島本線をA(小倉・門司方面)、B(久留米・大牟田方面)として付けています。こちらも、アルファベットを振る順番に規則性が見られません。
鹿児島本線は博多駅を00として、両方向に番号が大きくなっていきます。
山陽本線は50番台に区分され、本州に向かって番号が大きくなります。JR西日本での駅番号がない下関駅にも番号が振られています。
- 門司港:JA31
- 下関:JA53
- 門司:JA29・JA52
- 小倉:JA28・JA51
- 戸畑:JA25
- 八幡:JA22
- 黒崎:JA21
- 折尾:JA19
- 赤間:JA14
- 福間:JA11
- 古賀:JA09
- 香椎:JA04
- 吉塚:JA01
- 博多:00
- 竹下:JB01
- 南福岡:JB03
- 二日市:JB08
- 原田(はるだ):JB10
- 鳥栖:JB15
- 久留米:JB17
- 筑後船小屋:JB21
- 大牟田:JB27
- 荒尾:JB28
筑豊本線は運行系統が3分割されており、それぞれで番号が増えていく方向が異なります。
この区間は単純で、博多から離れるにつれて番号が増え、筑豊本線に入ると鹿児島本線へ近づくにつれて番号が増えます。
一部の列車は折尾駅構内の短絡線経由で黒崎まで乗り入れますが、陣原・黒崎には鹿児島本線での番号だけ振られています。
- 博多:00
- 吉塚:JC01
- 長者原:JC04
- 篠栗:JC06
- 桂川(けいせん):JC11
- 飯塚:JC13
- 新飯塚:JC14
- 直方:JC19
- 鞍手:JC22
- 折尾:JC26
折尾(JE01)から若松(JE06)へ向かって増えていきます。数字が増える方向は、「福北ゆたか線」区間と方向は同じです。
この区間のみ、桂川~若松とは逆方向、つまり桂川(JG01)から原田(JG05)へ向かって番号が増えていきます。
- 小倉:JF01
- 城野:JF04
- 苅田:JF08
- 行橋:JF10
- 鳥栖:JH01
- 新鳥栖:JH02
- 中原(なかばる):JH04
- 吉野ヶ里公園:JH05
- 佐賀:JH08
小倉~城野は日豊本線に乗り入れているという形ですが、日田彦山線での番号も別に振られています。
筑肥線は電化区間と、唐津線への乗り入れ区間にある西唐津駅に番号が振られています。また、姪浜駅では地下鉄での番号「K01」も振られています。
「JK07」は、2019年に開業する「糸島高校前」に割り振られており、現状では欠番です。