和歌山へようこそ、水樹奈々御一行様
奈々さんといえば、ライブで全国制覇を目指しているのですが、その一環として先日和歌山でライブがありました。
和歌山ということで、「そういえば、みのりん仲間で和歌山出身のやつがいたな…」というのを思い出し、一緒に行かないか持ちかけたところ、好感触を得たため、連れて行きました。ちょうど夏休みで実家に帰ってきており、たまたまそのタイミングで奈々さんのライブがあるとのことでした。本人いわく「奈々さんのライブはLIVE GALAXYの初日以来2年ぶり」とのことです。
なお、当初和歌山でのライブが発表された際、会場が和歌山ビッグホエールではなく和歌山県民文化会館だったことから、「なんでビッグホエールちゃうねん、チケット取れへんやろ!」と不満タラタラでしたが、実際はあっさり取れてしまいました。
みかんのライバル
和歌山県といえば、愛媛県と並んでみかんが特産品であることで知られており、奈々さんいわく「和歌山は愛媛の“みかんのライバル”」とのことです。
しかし、実際はここ最近は和歌山のほうが生産量が多いとのことです。
3年前の忘れ物
アンコールでは、前半の公演ではSynchrogazerを歌っていたのですが、熊本あたりから変わっており、西川さんとのコラボ曲「Preserved Roses」でした。ちなみに、奈良では「残光のガイア」でした。
実はこの曲にはちょっとした思いがあり、3年前にびわ湖ホールでのライブに参戦した際、「西川さんは滋賀県出身だから、ここで“プリロゼ”か革命デュアリズムが来るだろうな」と期待していたのですが、実際は歌いませんでした。なので、びわ湖ホールに忘れ物をしたような感じがしました。
コラボ曲はまだ生では聞いたことがなく、和歌山でようやく聞くことができ、3年前の忘れ物を取りに行けました。
らくらく物販
今回は会場が小さく参加者が少ないということもあり、「くろしお3号」で和歌山駅へ向かい、物販が始まる直前に会場入りしても、欲しいものが余裕で買えてしまいました。
何を買ったかといえば、会場限定のピンバッジとラバーバンド、NANAバンド(トレーニング用のバンド、いわゆる“きしめん”)、パインアメでした。
ラバーバンドはどんなものかというと、みのりんとこで2012年から出ているチャリティーバンドと同じようなものです。奈々さんとこでは2018年から登場しました。色は、和歌山ではみかんにちなんでオレンジです。
そして、ピンバッジのデザインは「梅干を食べるナネットさん」でした。和歌山だけに、パンダの被り物をしたのかと思いましたが違いました。
狙ったでしょ?
中間のムービーでは、奈々さんがジェットスキーで島へ向かうというものでした。いつもはかなり重いテーマなのですが、今回はバカンスにでも向かうのかというぐらい軽いものでした。
しかし、その実ネタに走りがちで、島に上陸して入るにはミッションをこなさなければならないというものですが、これが公演ごとに異なっており、大阪の初日では筋トレ、和歌山では外国人相手にジェスチャーでした。
そして、ナレーションはリンディ・ハラオウンやキュアムーンライトの中の人として知られる久川綾が担当しました。久川さんといえば、大阪は貝塚の出身で、実家は岸和田と水間観音の近くの金物屋さんです。「あれ、行き帰りに貝塚を通るやん! 和歌山だから狙ったな?」と思いました。
和歌山公演と、その翌日の奈良公演をもって、奈々さんは近畿地方を制覇しました。2002年に大阪で初めてライブをやって以来、足かけ16年で達成しました。
大阪は三大都市圏(東京・大阪・名古屋)に入るので、比較的早い時期に開催されました。少なくとも東名阪では必ずやるようにしています。2003年のみ、大阪に加えて京都でもやっています。近畿圏では大阪のみでやることが多く、大阪以外でやっても神戸か京都、または大阪ではやらずに神戸だけということもときどきあります。
2011年から、奈々さんは全国制覇を意識するようになり、2015年には実に12年ぶりとなる、大阪以外の近畿圏での公演をびわ湖ホールでやりました。これ以降は近畿圏の制覇が進み、2016年には長年の悲願であった甲子園ライブを実現させるという形で兵庫県でも初開催を果たしました。
そして2018年。残るは和歌山県と奈良県だけでしたが、立て続けに開催することで両県とも制覇し、これをもって近畿地方完全制覇を達成しました。
2002年、奈々さんが関西で初めてやった会場は、西梅田にあった小さなライブハウス「ON AIR OSAKA」(2004年に閉鎖)でした。あれから16年、甲子園で4万人を動員するまでになりました。